「せっかく英語を学ぶなら楽しく学びたい！」と感じている方は多いと思います。

そこでオススメしたいのが「映画やドラマ」を利用した勉強法です。面白く学べるだけでなく、日常的に使えるフレーズがたくさん盛り込まれています。

ですが、気をつけたいのがその活用法。単にダラダラと観るだけではまったく上達しません。

そこで英会話スクール「フライト英会話」だからこそお伝えすることができる、映画(ドラマ)を見る際の効果的な勉強法と気をつけるべきポイントを紹介させていただきます。

最後には、英語初心者にオススメする英語学習にぴったりの映画やドラマもご紹介します。

この記事を読み終える頃には、映画をどのように活用すれば、楽しいだけでなくしっかりと英語力も身につくのかがわかるようになります。

ぜひ、映画好きな方はもちろん、楽しく英語を身につけたい方はぜひ参考にしてみてください。

映画で英語を学ぶ３つのメリット

まず知っていただきたいのが、映画で英語を学ぶメリットです。以下の３つのメリットがあります。

メリット①リアルな会話を聞く機会になる

映画を使って、日常会話、スラング、熟語など、実際の英語をどのように使用しているのかを聞くことができるのは大きなメリットです。

なぜなら、教科書だけで学ぶと、どうしてもリアリティー感が不足しており、どのタイミングでどの英語表現を使うのか？などを理解するのが時に難しい場合があるからです。

ですが、映画の場合、演者やキャラクターの言動を見れるため、より具体的に実際の英語の使い方をイメージできます。

例えば、日常を舞台にした映画やドラマであれば、よりご自身が英語を使用するイメージが湧きやすいので、そういうリアルな会話を通じて、英語を楽しみながら身につけることが可能です。

メリット②海外文化と歴史的背景も学ぶこともできる

映画を通じて、英語のみならず、英語を話す国の文化や歴史的背景を学ぶこともできます。

というのが、映画はジャンル、演者やキャラクターの設定、ストーリーでのシーンなど、海外や歴史に触れた作品が多く、映画を通じて海外文化と異国の歴史にも触れることができます。まさに一石二鳥です。

例えば、アクション映画が好きな方であれば、戦争のジャンルだと、アクションもあり、歴史も学べたり、とご自身の好きなジャンルと文化や歴史を学べそうなジャンルとの組み合わせで、映画を観るというアクションの中にもさまざまな要素を含むことができます。

また、海外文化や歴史的背景を学ぶことができれば、海外の方とコミュニケーションを取る際にも話題の１つとしても機能することができますし、相手も自国のことについて知ってもらえると嬉しいので、よりコミュニケーションが加速します。

総じて、映画は英語のみならず、たくさんのことを学べる優良教材というわけです。

メリット③リスニングスキルの向上

映画を見ることで、自然な英語のリズム、イントネーション、発音に耳を慣らすことができ、リスニングスキルの向上が可能です。

なぜなら、映画を通じて、異なるアクセントやスラングに触れることで、学習者は様々な言語バリエーションに慣れ、実際のコミュニケーションにおいて柔軟で適応力のあるリスニングが可能になるからです。

例えば、アメリカアクセントとイギリスアクセントでも若干の違いがあるように、各国の英語話者には若干の違いがあります。ですので、映画内の様々な登場人物が異なる発音や表現方法を用いている様子を通して、学習者は多様な言語スタイルに対応できるようになります。

したがって、映画を通じたリスニングトレーニングは、実用的なコミュニケーションスキルの向上に繋がり、英語学習の成果を飛躍的に高める手段となります。

英語で映画を見る際の効果的な勉強法５ステップ

次に英語で映画を見るのであれば、ぜひ真似していただきたい効果的な勉強法を５ステップでご紹介したいと思います。

ステップ①ストーリーの理解を最優先に

映画を使った効果的な英語学習の第一歩は、映画のストーリー、キャラクターの個性、クライマックスなどの物語の要素をまずはしっかりと把握することです。

なぜなら、事前に理解できることで、映画のセリフや表現が持つ背景や文脈を深く掴むことができ、その上で英語学習に取り組めるからです。

選んだ映画を日本語字幕付きで最初から最後まで注意深く観ることで、映画の中で展開する複雑な人間関係やストーリーの進行を頭に叩き込むことが可能になります。

この事前理解はのちに大切な要素になりますので、ぜひ一周目は楽しみながら、ストーリーの理解を最優先に映画を見ましょう。

ステップ②英語の音声に専念する

ストーリーが理解できたところで、次に映画の英語の音声に集中しましょう。日本語字幕をオフにし、登場人物の声、発音、アクセント、イントネーションに耳を傾けます。

なぜなら、このステップでは、英語の音とリズムに慣れ、自然な会話のフローを体感することが目的だからです。

言葉のニュアンスや感情の表現方法、会話のリズムなど、テキストだけでは得られない知識を吸収する良い機会となります。

また、セリフに使われている単語やフレーズをメモすると、後でこれらの言葉の意味や使い方を調べる際に役立ちますし、リアルタイムで自然な会話のスピードとリズムに触れることで、リスニングスキルの向上にも役立ちます。

ステップ③英語字幕を活用して理解を深める

②を何度か繰り返し、ある程度英語が聞き取れるようになったら、次のステップとして英語字幕を活用します。

映画を視聴する際に、英語の音声に合わせて英語字幕も表示することで、聞こえてくる言葉と文字とのマッチングを行い、リアルタイムで理解を深めていきます。

字幕を利用するメリットとして、新しい単語やフレーズに出会い、その場で意味や使い方を学ぶ機会が増えるからです。

特に、映画で使われる英語表現は、日常会話やビジネス英語にも役立つため、未知の単語やフレーズに遭遇した際は、その場でメモを取り、後で調べて意味を把握することで、ご自身が使える英語表現に昇華することができます。

ここまで来ると映画のストーリーのみならず、映画内で話されている英語。そして、その意味も大体理解できるようにはなっているはずです。

ステップ④セリフを音読してスピーキングスキルも上げる

これまではずっとインプットの世界でしたが、ここからアウトプットに入ります。

映画を使ったアウトプットのトレーニングとして、映画のセリフを音読する方法が効果的です。

音読を通じて、リアルな会話のリズムやイントネーション、発音を直接体感できるからです。

また、映画のセリフは、様々な状況や感情を表現するリアルな言葉が用いられているため、日常英会話スキルの向上にも寄与します。

具体的には、英語字幕をONにして、セリフを声に出して繰り返し読むことで、英語の音声と文字の関連性を強化し、スピーキングスキルの向上を目指していきます。

また、感情や状況に応じた言葉のニュアンスやトーンの変化にも意識して音読することで、実際の会話シーンでの英語の使用法もマスターできます。

ステップ⑤リピーティングと暗記で自信をつける

最終ステップでは、セリフを繰り返し音読し(=リピーティング)、暗記することでさらなる英語力の向上と自信をつけていきます。

なぜなら、セリフを繰り返し音読、そして暗記することで、言葉の意味だけでなく、発音、アクセント、イントネーションなどが体に染み込んでいき、英語の表現力が豊かになるからです。

このステップ①〜⑤の方法で映画ごとに英語学習を重ねることで、各映画の独自の言葉使いや表現を身に付け、英語の幅を広げることができます。

それぞれの映画が異なる背景やテーマ、キャラクターを持っているため、多様な表現や単語を学ぶチャンスにもなります。

ぜひ、この５ステップを使って、映画を最高の英語教材にしてみてください。

効果半減！？英語で映画を見る際の３つの注意点

映画で英語を学ぶ効果はものすごくあるのですが、気をつけるべきポイントが３つあります。

そのポイントを無視すると、英語学習ではなく、ただ単に映画を観て楽しんだ、ということになりかねません。（もちろん映画を心から楽しみたい方はそれでOKです！）

注意点①英語レベルに合う映画を選ぶこと

英語の勉強に映画を利用する際の大きな間違いは、自分の英語レベルに合わない映画を選ぶことです。

というのが例えば、英語初心者が複雑なストーリーと高度な語彙を持つ映画を選んでしまうと、理解が困難になり、最後には挫折してしまう可能性があるからです。映画を見る目的が英語学習である以上、英語のリスニングや語彙の向上を目指して選ぶべきです。

ですので、自分のレベルに合った映画を選ぶことで、映画を楽しみながら効果的に学習を進めることができます。過去に観たことのある映画も学習に最適です。

英語学習を目的としたものは、自分のレベルに合ったものが大切！と覚えていただけると嬉しいです。

注意点②覚えた英語は必ず使うこと

映画で新しく学んだ英語の単語や表現を、日常生活で積極的に使わないのは避けるべきです。

なぜなら、映画から学ぶことで、リアルな英語の使い方や自然な表現を覚えることができますが、それを活かさなければ忘れてしまうからです。

日常の中で積極的に英語を使う機会を増やし、学んだことを実践で試すことが大切です。

例えば、映画のセリフや表現を使って友達や家族と英語で会話をする、SNSで英語の投稿をする、英語の日記をつけるなど、学んだ英語を実際に使ってみましょう。

それによって、学んだ英語が自分のものになり、自然と使えるようになります。そして、それが次の学習のモチベーションにも繋がります。

注意点③日本語字幕に頼りすぎないこと

映画を見る際に、日本語字幕に頼りすぎるのは避けた方がいいでしょう。確かに、日本語字幕は映画の内容を理解する手助けになり、学習にも役立ちます。

しかし、頼りすぎると英語のリスニング力の向上が遅れる可能性があるからです。

字幕を活用するなら英語字幕にし、耳でしっかりと英語を聞き、理解する能力を鍛えるためにも、日本語字幕ではなく、英語字幕をONにして映画を楽しむことをおすすめします。

英語初心者にオススメの映画＆ドラマ

最後に私たちフライト英会話が、英語初心者にオススメする映画やドラマをいくつかご紹介したいと思います。

それぞれのタイトルのメリット・デメリットも記載していますので、作品選びの参考になれば嬉しいです。

ハイスクールミュージカル

『ハイスクール・ミュージカル』は2006年のディズニーのテレビ映画で、シリーズ3本が制作されました。

【メリット】
アメリカの高校を舞台に歌とダンスで繰り広げられる高校生の青春を描いていてミュージカル仕立てでとても楽しめる作品です。

ディズニーの作品ということもあり難しい英語は一切なく、ミュージカルシーンもたくさんあるので全編通して、見やすい作品となっています。

アナと雪の女王

『アナと雪の女王』は言わずとしれたディズニー映画ですよね。子供にも見やすいように様々なわかり易い表現が使われています。

【メリット】
しっかりと英語を発音していることが特徴的で、非常にリスニングがしやすくなっています。ところどころで出てくる劇中歌も覚えやすいです。

フレンズ（FRIENDS）

【メリット】
内容が面白く、１話の長さも長すぎずで学習としては見やすい作品です。会話のテンポなど、日常的な会話の様子が見られるほか、他国でも人気なので、内容を知っていると友達ができやすかったり、会話の中で笑いを作ったりすることもできます。

【デメリット】
少し古いので、スラングや会話で使用する表現・トピックも古かったりすることがあります。

Modern Family

【メリット】
フレンズの現代版のような感じです。内容も面白く、一話の長さも長すぎないです。ネイティブが日常で使用する表現を多く学べます。

フレンズのようなシットコム(=シチュエーションコメディの略で、限られた場面設定、登場人物で繰り広げられる連続ドラマ)ではないので、観客の笑い声も入ってないです。

フレンズでそちらが気になる人は、見やすいかもしれません。あとは、アメリカの州やスペイン語訛りの英語も聞くことができます。

【デメリット】
完全な英語初心者にはあまりオススメできないかもしれません。理由としては、訛りがあるため、逆に聞き取りづらく、フレンズよりも話すテンポが少し早いからです。

また、現代の社会問題を取り上げていて、道場人物の中に、ゲイカップルや養子なども取り上げるので、少し内容が難しく感じるかもしれません。中級以上、もしくは初中級で「Language Learning with Netflix」を使用するのがいいかもしれません。

（※『language learning with Netflix』（https://languagelearningwithnetflix.com/）は、無料でダウンロードでき、映画やドラマ内のセリフを動画と同時進行で見ることができる機能です。）

Breaking Bad

【メリット】
賞をたくさんとっている作品で、内容が面白く、アメリカでも人気の高い作品です。コメディではなく、別のシリーズを見たい人は良いかもしれません。スラングがたくさん出てくるので、教科書では学べない表現が学べます。

【デメリット】
不良グループや麻薬取締犯の少しスラング、化学物質などの専門用語も出てくるので、レベルが高い内容です。そのため、気軽に見るというのが難しい点があります。学習第一というより、内容を楽しみたい方や鑑賞した後に単語を調べたりという手間を惜しまない方にはいいかもしれません。

The Office

【メリット】
ネイティブの会話テンポやアメリカンジョークを学べるのが良い点です。アメリカが好きで、会話の中で一緒に笑いたい人にはお勧めです。

【デメリット】
アメリカンジョークは差別的だったり、少しブラックジョークなのが特徴です。合わない方はとことん合わないので、そういった内容を含むのを事前に知っておいた方がいいかと思います。

まとめ

今回は、映画で英語を学ぶメリット。そして、映画(ドラマ)を見る際の効果的な勉強法と気をつけるべきポイントを紹介させていただきました。

【メリット】

メリット①リアルな会話を聞く機会になる：映画を使って、日常会話、スラング、熟語など、実際の英語をどのように使用しているのかを聞くことができるのは大きなメリットです。なぜなら、教科書だけで学ぶと、どうしてもリアリティー感が不足しており、どのタイミングでどの英語表現を使うのか？などを理解するのが時に難しい場合があるからです。

メリット②海外文化と歴史的背景も学ぶこともできる：映画を通じて、英語のみならず、英語を話す国の文化や歴史的背景を学ぶこともできます。というのが、映画はジャンル、演者やキャラクターの設定、ストーリーでのシーンなど、海外や歴史に触れた作品が多く、映画を通じて海外文化と異国の歴史にも触れることができるからです。

メリット③リスニングスキルの向上：映画を見ることで、自然な英語のリズム、イントネーション、発音に耳を慣らすことができ、リスニングスキルの向上が可能です。なぜなら、映画を通じて、異なるアクセントやスラングに触れることで、学習者は様々な言語バリエーションに慣れ、実際のコミュニケーションにおいて柔軟で適応力のあるリスニングが可能になるからです。

【映画を見る際の効果的な勉強法5ステップ】

ステップ①ストーリーの理解を最優先に：映画を使った効果的な英語学習の第一歩は、映画のストーリー、キャラクターの個性、クライマックスなどの物語の要素をまずはしっかりと把握することです。なぜなら、事前に理解できることで、映画のセリフや表現が持つ背景や文脈を深く掴むことができ、その上で英語学習に取り組めるからです。

ステップ②英語の音声に専念する：日本語字幕をオフにし、登場人物の声、発音、アクセント、イントネーションに耳を傾けます。なぜなら、このステップでは、英語の音とリズムに慣れ、自然な会話のフローを体感することが目的だからです。

ステップ③英語字幕を活用して理解を深める：映画を視聴する際に、英語の音声に合わせて英語字幕も表示することで、聞こえてくる言葉と文字とのマッチングを行い、リアルタイムで理解を深めていきます。字幕を利用するメリットとして、新しい単語やフレーズに出会い、その場で意味や使い方を学ぶ機会が増えるからです。

ステップ④セリフを音読してスピーキングスキルも上げる：これまではずっとインプットの世界でしたが、ここからアウトプットに入ります。映画を使ったアウトプットのトレーニングとして、映画のセリフを音読する方法が効果的です。音読を通じて、リアルな会話のリズムやイントネーション、発音を直接体感できるからです。

ステップ⑤リピーティングと暗記で自信をつける：最終ステップでは、セリフを繰り返し音読し(=リピーティング)、暗記することでさらなる英語力の向上と自信をつけていきます。なぜなら、セリフを繰り返し音読、そして暗記することで、言葉の意味だけでなく、発音、アクセント、イントネーションなどが体に染み込んでいき、英語の表現力が豊かになるからです。

【英語で映画を見る際の３つの注意点】

注意点①英語レベルに合う映画を選ぶこと：英語の勉強に映画を利用する際の大きな間違いは、自分の英語レベルに合わない映画を選ぶことです。というのが例えば、英語初心者が複雑なストーリーと高度な語彙を持つ映画を選んでしまうと、理解が困難になり、最後には挫折してしまう可能性があるからです。

注意点②覚えた英語は必ず使うこと：映画で新しく学んだ英語の単語や表現を、日常生活で積極的に使わないのは避けるべきです。なぜなら、映画から学ぶことで、リアルな英語の使い方や自然な表現を覚えることができますが、それを活かさなければ忘れてしまうからです。

注意点③日本語字幕に頼りすぎないこと：映画を見る際に、日本語字幕に頼りすぎるのは避けた方がいいでしょう。確かに、日本語字幕は映画の内容を理解する手助けになり、学習にも役立ちます。しかし、頼りすぎると英語のリスニング力の向上が遅れる可能性があるからです。

いかがだったでしょうか？もし、映画を見ることが好きでしたら、ぜひ今回の内容を活かして英語力を向上させてくださいね。

アウトプットにオススメなフライト英会話

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