【英語が聞き取れない理由徹底追跡】リスニング力を上げる方法4選
目次
英語が少しずつ話せてきて、楽しくなってきた!と思ったのもつかの間。相手の質問や、話していることがいまいち聞き取れない
そんな経験はありませんか?
また、リスニングの勉強をしているはずなのに、あまりリスニング力が向上していない気がする、という方も必見。
本日は私たちがリスニングを苦手とする理由から、リスニング力を向上させる学習法を一緒に考えていきましょう。
リスニングはどうして難しいの?
話している英語を聞き取れない理由は様々あります。
大きくは下記3つに分類できるでしょう。
1自身の知っている単語・文法が少ない
2リエゾンの知識がない
3英語のスピードについていけない
一つずつ見ていきましょう。
1自身の知っている単語・文法が少ない
こちらはタイトルの通り、自分の中で理解できている「単語」や「文法」の数が少ない場合です。
当たり前ですが、理解できている単語でないと聞き取ることが難しいです。
日本語でも、聞いたことがない単語が他の人の口から出ると、「どういうこと?」と思うのと同じです。
例えば「マイディア…」と話しているので、ずっと「親愛なる誰か」のことを話していると思ったら、「私の鹿はね…」とペットについて話していた、なんてことになると、話が食い違ってしまいます。(dearとdeerの違い)
上記はとても極端な例ですが、例えば「I like…」というお話を聞いて、「目(eye)について話しているな」と思う人は少ないはずです。
それは「I(私)」という単語を皆さんが知っているから。
もちろんeyeの前に所有格の名詞が来ないとおかしい(my/your/herなど)というご指摘もごもっともですが、まだ英文に全く慣れていない、少し単語を知っているレベル、という段階でも、Iをeyeと聞き間違いないのは、「単語を知っている」ということが大きくかかわってきます。
2リエゾンの知識がない
「リエゾン」というものを知っていますでしょうか?
つまりは「英語の発音の癖」のようなものです。
「リエゾン」としてよくあげられる例としてCheck it outを例に見てみましょう。
これは「チェックイットアウト」と書いてありますが、実際の英語では「チェケラゥ」といいます。
このように、実際に書いてある言葉と発音すると異なるものを「リエゾン」といいます。
リエゾンは大きく分けて「連結」「脱落」「同化」の3種類があります。
連結は単語と単語の音がつながること。
例)with a ⇒ ウィザ
change in ⇒ チェンジン
脱落は自然な会話スピードでは発音されなくなること。
例)good time ⇒ グッタイム
send them⇒ センゼム
同化は単語と単語の音が混ざって別の音になることです。
例)miss you ⇒ ミシュー
Could I ⇒ クダイ
3英語のスピードについていけない
こちらはタイトルの通り、「英語のスピードについていけない」から聞き取れない、という理由です。
2にもつながりますが、「書いてある英語を読むこと」と「英語を聞き取ること」は全く違います。
英語ならではのリエゾンもありますし、日本語と英語の語順が異なることから、毎回英文を日本語で訳して理解しようとすると、全く追いつかないのです。
例えば、次の文章をみてみましょう。
I am happy to speak English, because it expands my world.
(英語が話せることが幸せ、それは私の世界を広げてくれるから。)
これを英語の語順で訳すと
I am happy to speak English,
(私は幸せ 話せて 英語を)
because it expands my world.
(なぜなら それは 広げる 私の世界を)
となります。
このように英文は日本語と全くことなります。
効果的な英語のリスニング勉強法とは?
ここまででリスニングができない理由はひも解いてきましたがではどのように勉強すればいいのでしょうか?
ここでは4つご紹介します。
1英語の単語・熟語・文法を勉強する
2リエゾンのパターンを覚える
3自身に合ったレベルの英語をとにかく聞く
4シャドーイング、ディクテーションをする
1英語の単語・熟語を勉強する
まずは英単語、英熟語を多く覚えましょう。
前述のとおり、人は「知らない単語、知らない熟語」を聞き取ることができません。
たとえ聞き取れても、なにか似ている自分の知っている単語と間違って聞き取り、会話が食い違う、なんてことにもなりかねません。
まずは大学受験で使うような頻出英単語、英熟語がまとめられたテキストなどで、地道に勉強することもいいでしょう。
なお、聞き取れる言葉は自分が発音できる言葉です。
そのため、きちんと単語、熟語の「発音」も抑えておくことが必要となります。CD付などで、きちんと「英語の発音」を確認できるテキストがお勧めです。
2リエゾンのパターンを覚える
リエゾンには決まったパターンがあります。
なので、そのパターンを覚えてしまうことが、リエゾン克服の一番の近道です。
まずは「連結」。こちらは破裂音+母音の組み合わせの時に出てきます。
英語の破裂音とは「p」「b」「t」「d」「k」「g」の6種類です。
meet up⇒ミータップ
keep out⇒キーパウト
のような具合です。
そのほかに摩擦音+母音、母音+母音などでも連結となります。
このような具合で、脱落、同化となるパターンもあります。
それぞれのパターンを覚えてしまえば、だんだんと自然に聞き取れるように、さらに発音できるようになっていきます。
3自身に合ったレベルの英語をとにかく聞く
次に必要となるのは、「自分に合ったレベルの英語をとにかく聞く」ということです。
もちろん、1,2を実践していくうちに、どんどんあなたの英語レベルは上がっていきます。
常にあなたの状態に合わせた英語を聞くといいでしょう。
英語に特化したテキストでは、「基礎編」「初級編」「中級編」「上級編」など、しっかり級を分けてくれている場合が多くあります。
それにそってレベルを判断してもいいですし、また英語の歌をきく、動画を見るのもお勧めです。
まだ英語が慣れない時は、子供向けのゆっくりとした口調のアニメを見たり、少しわかってきたら、簡単な英語の曲を聴いてみるのもいいでしょう。
現代では、初心者におすすめの動画や音楽はすぐに検索して出てくるので、ぜひ自分のレベルに合った英語を聞いてみてください。
すべて聞き取れるようになったら、次のステップにすすむと確実です。
4シャドーイング、ディクテーションをする
最後におすすめするのは、シャドーイングとディクテーションです。
シャドーイングは聞こえた音をそのまま自分の口で繰り返す方法。聞いている英文が終わる前に、聞いたら即座に話し始めることが大切です。
ディクテーションは、聞き取った英文を書くことです。
この2つをやることで、「リスニング力」「スピーキング力」「ライティング力」すべてを鍛えることが可能です。
どちらを先にやったり重点的にやっても構いません。自分に合った方法で、コツコツと進めていくことが必要です。
それぞれの学習法に沿ったアプリやテキストもありますし、もし無料で頑張りたい場合は、英語の動画やラジオなどで実践してみるのもいいでしょう。
1度ですべて聞き取れなくても気に病む必要はありません。
むしろ自分ができていないところを見つけられたととらえると、自分の伸びしろが見えた気がして頑張ろうと思えますね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はリスニング力を上げる方法をご紹介いたしました。ぜひ自分に合ったレベルで、ご紹介した4つの方法を試してみてください。
あなたの英語力があがることを応援しています!
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