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みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。

この記事の著者

米山 達郎よねやま たつろう

京都大学の文学部を卒業してから、長い間、河合塾で模擬試験を作るリーダーをしていました。現在は、資格試験や大学入試の問題を作ったり、学校の先生たちのサポートをしたりしています。これまでに作った本には、『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)、『英作文バイブル和文英訳編/自由英作文編』(Z会)、『パラグラフリィーディングのストラテジー1/2/3』(河合出版)などがあります(いずれも共著です)。

📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール

私はふだん、大学入試や英検®、TOEICなどのテストを作る仕事をしています。このブログでは、英検®3級の問題を見ながら、「英検®3級ではこういう問題が出ている」「こんなスキルが必要とされる」ということを、わかりやすく伝えていきます。

ちょうど文化人類学者がある村に行って、その村の暮らしを観察して「この村にはこんな文化がありますよ」と紹介するように、私は英検®3級という「世界」をみなさんに紹介する気持ちで書いています。

このブログを読むことで、「英検®3級ってこんな感じなんだ」「こうやって勉強したらいいんだな」と実感してもらえたらうれしいです。

なお、ブログに出てくる問題はすべてオリジナルで、実際の過去問ではありません。英検®の過去問を見たい方は、こちらをご覧ください:

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対話問題

1) どんな問題が出ているの?

このパート(大問2 (16)〜(20))では、2〜3回の短い英会話のやりとりが出てきます。

その中で、カッコに入る自然な発言を選ぶのが「対話問題」です。

必要なのは、

  • よくある会話の表現を知っていること
  • 文の意味をちゃんと理解すること
  • 「このやりとり、どれが自然かな?」と常識で考える力

の3つです。

ポイントは「会話の流れ」が自然かどうかです。

選択肢はすべて発言なので、「この発言なら、前後の会話の流れとつながるな!」と常識的に考えて自然に思えるものが正解になります。

たとえば、こんな感じです。

次の(16)から(20)までの会話について,(     )に入れるのに最も適切なものを1,2,3,4の中から一つ選び,その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

A: I saw a documentary about Kyoto last night. The temples and gardens looked amazing.
B: (     )
A: Yes, I went there on a school trip two years ago. It was beautiful!

1 How can I get there? 

2 What did you have? 

3 Have you ever been there? 

4 Do you like to travel?

Bの発言は3 Have you ever been there?(行ったことある?)がピッタリ! AのYes, I went there…という返答とも自然につながりますよね。

2) どうやって解けばいいの?

解き方は2ステップです。

【ステップ1】会話の流れをよく読んで、どんな場面・状況かを想像する

「何について話しているか?」「どんな返事をしているか?」に注目しよう。

【ステップ2】選択肢を当てはめてみて、一番自然なやりとりになるものを選ぶ

話題が飛んでいたり、応答がずれていたらNG。一般常識をフル活用しよう。

3) 実際にやってみよう!

問7

A: That new café you told me about sounds great. (     )
B: It’s easy. Just take the bus to Central Street and walk for five minutes.

1 How can I get there? 

2 What did you have? 

3 Have you ever been there? 

4 Do you like to travel?

【ステップ1】会話の流れをよく読んで、どんな場面・状況かを想像する

A: That new café you told me about sounds great. (     )

→あなたが話していた新しいカフェ、すごく良さそうね。(     )


B: It’s easy. Just take the bus to Central Street and walk for five minutes.

→簡単だよ。セントラルストリートまでバスに乗って、そこから5分歩くだけ。

【ステップ2】選択肢を当てはめてみて、一番自然なやりとりになるものを選ぶ

Bの発言に注目。「カフェまでの行き方」を述べていることから、1 How can I get there?(どうやってそこに行けばいい?)という質問への返答だと考えるのが自然。

▶ 疑問詞howは「移動手段・交通手段」に用いるという知識も確認しておこう。

問8 

A: I went to that new Italian restaurant yesterday.
B: (     ) How was it?

1 How can I get there? 

2 What did you have? 

3 Have you ever been there? 

4 Do you like to travel?

【ステップ1】会話の流れをよく読んで、どんな場面・状況かを想像する

A: I went to that new Italian restaurant yesterday.

→昨日、あの新しいイタリアンレストランに行ったよ。


B: (     ) How was it?

→(     )どうだった?

【ステップ2】選択肢を当てはめてみて、一番自然なやりとりになるものを選ぶ

空所の後のHow was it?は、「注文した料理の感想を尋ねている」と考えられるので、2 What did you have?(何を食べた?)に続く発言だと考えるのが自然。

▶ haveは「食べる・飲む」という意味で「飲食」に用いることができるという知識も確認しておこう。

問9

A: I want to visit many countries when I’m older. I love learning about different cultures.
B: (     )
A: Yes, I do! I think traveling is fun and exciting.

1 How can I get there? 

2 What did you have? 

3 Have you ever been there? 

4 Do you like to travel?

【ステップ1】会話の流れをよく読んで、どんな場面・状況かを想像する

A: I want to visit many countries when I’m older. I love learning about different cultures.

→大きくなったらたくさんの国を訪れたいな。いろんな文化について学ぶのが大好きだから。


B: (     )


A: Yes, I do! I think traveling is fun and exciting.

→うん、そうだよ! 旅行って楽しくてワクワクすると思うんだ。

【ステップ2】選択肢を当てはめてみて、一番自然なやりとりになるものを選ぶ

空所の後の発言に注目。Yes, I do! という答え方と「旅行が楽しい」と述べていることから、4 Do you like to travel?(旅行が好き?)という質問に対する返答だと考えるのが自然。

▶ Yes, I do!はYes, I like to travel!ということ。

(注)どの発言がふさわしいかは対話の状況で変わる

ここまでの問題がすべて「選択肢はまったく同じで対話だけが異なる」パターンだったと気づいたでしょうか? 対話の状況に応じて正解となる発言も変化することを実感して欲しかったので、このような問題を作りました。 くれぐれも、対話全体の状況や流れを踏まえた上で、適切な発言を考えるようにしましょう。

4) どうやって勉強したらいいの?

対話問題の対策は、英語の教科書の会話文を音読して、英語のやりとりに慣れることです。

「こういう話題ではこんな言い方をするんだ」「こう聞かれたら普通はこう答えるよね」…というように、典型的な場面・状況でのやりとりを体験することが大切です。

問題集だけじゃなく、アニメや映画などで実際の英語のやりとりに触れるのも非常に効果的です。

米山先生
米山先生

自分でもどんどん使ってみて、「会話のキャッチボール」が自然にできるようになると、英語がグッと楽しくなりますよ!

まとめ

英語の対話は、正解を当てるゲームじゃなくて、気持ちをつなぐことばのキャッチボール。

正しい表現を知っているだけじゃなく、「こんなふうに言えば自然かな?」と考える力が、みなさんの英語をもっと「使える英語」に変えてくれます!

あせらず、ひとつずつ経験を積んでいけば大丈夫。

英語の会話は、練習すればするほどうまくなりますよ。

それでは、次回も、英検®3級の世界を一緒にじっくり見ていきましょう!

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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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英検®準2級プラスとは?試験内容・難易度・対策法を徹底解説【米山達郎の英検®攻略ブログ】https://phlight.co.jp/onboard/yoneyama-eiken-pre2plus/Sat, 28 Jun 2025 05:22:46 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=7412

みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。 📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール ふだんは大学入試や英検®、TOEICなどのテスト問題を作る仕事をしていますが、このブログで ...

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みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。

この記事の著者

米山 達郎よねやま たつろう

京都大学の文学部を卒業してから、長い間、河合塾で模擬試験を作るリーダーをしていました。現在は、資格試験や大学入試の問題を作ったり、学校の先生たちのサポートをしたりしています。これまでに作った本には、『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)、『英作文バイブル和文英訳編/自由英作文編』(Z会)、『パラグラフリィーディングのストラテジー1/2/3』(河合出版)などがあります(いずれも共著です)。

📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール

ふだんは大学入試や英検®、TOEICなどのテスト問題を作る仕事をしていますが、このブログでは、英検®準2級プラスの問題を見ながら、「英検®準2級プラスではこんな問題が出るんですよ」「こんな力が求められているんですね」といったことを、できるだけわかりやすく伝えていきたいと思います。

2025年6月から新たに始まった試験で、内容や難易度、対策方法が気になるといったお声を多くいただきました。そこで、今回は、英検®2級・準2級と比較しながら、どのような内容やレベル設計になっているか、また、どのような設計意図や出題傾向になっているか、という視点で解説を行っていきます。

ちょうど文化人類学者がある村を訪れて、その村の暮らしや文化を観察・記録・分析する「エスノグラフィー」の手法と同じように、私はこのブログで、英検®準2級プラスという「世界」を観察・記録・分析して、その真の姿をみなさんに伝えるつもりで書いています。

このブログを読んで、「英検®準2級プラスってこんな感じなんだな」「こうやって勉強すればいいのかも」と感じてもらえたらうれしいです。

なお、ブログに出てくる問題はすべてオリジナルで、実際の過去問ではありません。英検®の過去問を見たい方は、こちらをご覧ください:

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英検®準2級プラスとはどんなテスト?

2025年から新しく登場した「英検®準2級プラス」は、これまでの「準2級」と「2級」の間をつなぐ「中間レベルの級」として作られました。

英検®を受ける人の中には、「準2級は合格したけど、いきなり2級は難しそう」と感じる人が少なくありません。そうした声に応える形で、よりスムーズに2級へステップアップできるように設計されたのが「準2級プラス」です。

この新しいテストが、どのように準2級と異なり、どんな点で2級に近づけているのかを理解しておくことで、今後の学習計画も立てやすくなります。

ここでは、「準2級」「準2級プラス」「2級」のちがいを比較しながら、全体像をわかりやすく整理していきましょう。

準2級と2級の主なレベルのちがい

まず、元々あった英検®準2級と2級の違いについて述べておきます。2つの間には、明確なレベルの差があります。

特に次の3点が大きな違いとしてあげられます。

①語彙レベルの上昇

準2級では日常生活で使われる英語が中心ですが、2級では社会的な話題や抽象的な内容(例:環境問題、教育、経済)を扱うため、より難しい単語や専門的な表現が多く出てきます。そのため、語彙力の強化が求められます。

②長文のテーマと情報量のレベルアップ

2級の長文では、準2級に比べてテーマがより抽象的・学術的になります。また、情報量が増えるため、一つの文に複数の情報が詰め込まれているような、読みごたえのある英文が多くなります。

【例】

  • 準2級 → 学校生活や家族、友達に関する身近な話題
  • 2級 → ボランティア活動の社会的意義、地球温暖化への対応策など

③英文要約の新出(2級で初登場)

2級では「英文要約」という記述問題が新しく登場します。これは、英文(約150語)を読み、その要点を簡潔に英語でまとめるという問題です。

この形式は、生徒にとってほとんど経験がないため、非常に難易度が高く感じられやすいと言えます。要点を読み取り、適切な語彙と文法を使って短く書き直す統合的がスキルが必要になります。

このように、2級は「語彙」「長文の抽象度」「記述力(要約)」のすべてにおいて、準2級より高いレベルが求められます。とくに英文要約は、多くの受験者にとって大きなハードルとなっており、2級合格のカギを握るポイントと言えるでしょう

準2級プラスの設計意図

準2級プラスは、2025年から導入された新しい級で、準2級と2級の「橋渡し」の役割をもつテストです。

2級のレベルにいきなり挑戦するのが難しい生徒にとって、段階的に力をつけられるように設計されています。具体的には、次の3つのポイントに重点が置かれています。

①語彙レベルを少し引き上げ、2級に向けた語彙の基礎を作る

準2級よりも少し難しい単語や表現が出題されます。ただし、いきなり2級レベルにはしないことで、段階的に語彙を増やし、無理なく2級に近づけるようになっています。

②長文のテーマや構文をやや抽象化し、2級の問題に慣れさせる

準2級では身近な話題(学校生活や友人関係など)が中心ですが、準2級プラスでは少し抽象的な内容や複雑な文構造が増えてきます。

③英文要約を導入し、2級の記述問題に慣れさせる

準2級プラスでは、2級で登場する記述問題(要約問題)に初めてチャレンジします。

短めの英文(約90語程度)を読み、その要点を25〜35語の英文で書き直すという課題です。これは2級の要約問題(約150語→45〜55語)と同じ形式です。

このように、「準2級プラス」は、英検®2級にスムーズに進むための「ステップ」となる級です。いきなり難しくなるのではなく、ちょっとだけハードルを上げた内容で、「できそう!」という手応えを感じさせながら実力を育てる設計になっています。2級を目指す生徒にとっては、安心して取り組める「成長の中間地点」と言えるでしょう。

準2級プラスの大問別の出題傾向

大問【1】語彙・イディオム(全17問)

出題内容は「単語や熟語の意味理解」を問う選択問題。

問題形式は準2級とほぼ同じだが、語彙の一部が2級に近いものも含まれる。

準2級と2級の中間レベル。ただしやや準2級に近い。

大問【2】長文空所補充A/B(各250語)

説明文などの英文を読み、空欄に適切な語句を入れる形式。

語数や構造、設問の難易度は2級とほぼ同じ。

文脈を正しくつかむ力が求められる。

大問【3】長文読解

A(約200語):メール文。内容・形式ともに準2級と同じ。

B(約300語):説明文。2級と似た構成だが、語数が2級より少なめで少し易しい。

大問【4】英文要約

90語の短い英文を読み、25〜35語で英語に要約する問題。

初めて「要点をまとめて書く」記述形式が登場。

圧縮率(1/3程度)は2級の要約問題と同じ(150語→45〜55語へ圧縮)。

大問【5】英作文(意見+理由2つ)

与えられた質問に対し、自分の意見と理由を英語で2つ書く。

構成・語数(50〜60語)は準2級と同じだが、やや抽象的なテーマを出題。

準2級・準2級プラス・2級の大問構成と語数・設問数などの比較

大問の出題内容準2級準2級プラス2級
【1】語彙・イディオム17問17問17問
【2】長文空所補充150語 / 2問250語×2本 合計6問250語×2本 合計6問
【3】A長文読解(メール)200語 / 3問200語 / 3問200語/ 3問
【3】B長文読解(説明文)300語 / 4問300語 / 5問350語/ 5問
【4】英文要約出題なし本文90語 →要約25〜35語本文150語 要約→45〜55語
【5】英作文(意見+理由)50〜60語50〜60語80〜100語

準2級プラスの全体像はつかめたでしょうか? それでは大問ごとにさらに詳しく見ていきましょう。

【1】語彙問題(大問1 (1)〜(10))

1)どんな問題が出ているの?

大問1の(1)〜(10)では、「この英単語はどのような意味か」を問う、いわゆる語彙問題が出題されます。

英単語を見て、その日本語の意味が理解できているかどうかを確認する形式の問題です。

たとえば、対話文の中でカッコに入るもっとも自然な英単語を選ぶといった問題があります。

次の( )に入れるのに最も適切なものを1、2、3、4の中から一つ選び、その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

A: The museum will be closed next week for repairs.

B: Oh, that’s disappointing. I was really looking forward to seeing the new art (    ).

I heard it features modern works from around the world.

1 immigrant   2 exhibition   3 background   4 victim

あるいは、2文を通して文脈をつかむタイプの問題もあります。

次の( )に入れるのに最も適切なものを1、2、3、4の中から一つ選び、その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

In order to stay healthy, many doctors recommend that people (    ) regular exercise with a balanced diet. This combination can help prevent disease and increase energy levels.

1 translate   2 improve   3 combine   4 replace

選択肢となっている英単語の品詞(名詞・動詞など)はすべて揃えられています。

対話文の例では名詞、2文の例では動詞が選択肢となっていますね。

出題される単語のレベルは、概ね高校初級〜中級程度の英単語(A2〜B2レベル)が中心です。ちょうど準2級と2級の中間くらいのレベルだと考えて構いません。

次に、出題された英単語の一部をご紹介します。実際にどの程度の語彙レベルか、参考までに確認してください。

◎名詞の例(もの・こと・人の名前)
英単語 日本語訳
candidate(候補者)
capture(逮捕、捕獲)
contract(契約)
custom(慣習、風習)
dealer(販売業者、取引人)
evidence(証拠)
fund(資金)
judge(裁判官、判断する)
medicine(薬、医学)
policy(政策、方針)
profit(利益)
purchase(購入)
silver(銀)
traffic(交通、往来)
victim(犠牲者、被害者)
voyage(航海、旅)

◎動詞の例(動きや行為を表す言葉)
chase(追いかける)
claim(主張する)
compete(競争する)
continue(続ける)
deny(否定する)
expect(期待する)
gain(得る)
greet(挨拶する)
include(含む)
judge(判断する、裁く)
notice(気づく)
refuse(拒否する)
require(要求する)
search(探す、捜索する)
seat(座らせる)
trade(交換する、貿易する)

◎形容詞の例(人や物の様子を表す言葉)
deep(深い)
global(世界的な、地球規模の)
safe(安全な)
tiny(とても小さい)

◎副詞の例(動詞・形容詞・文などを説明する言葉)
correctly(正しく)
equally(等しく、公平に)
lastly(最後に)
sincerely(心から、誠実に)

2)どうやって解けばいいの?

シンプルに3つのステップを守りましょう。

【ステップ1】問題文の意味を考える

厳密な日本語にまで訳す必要はありませんが、「どんな状況・場面・内容か?」を具体的にイメージすることが大事です。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

「あ、この単語はこういう意味だったな」と思い出しましょう。

【ステップ3】問題文に入れてみる

全部の選択肢をカッコに入れてみて、一番自然な意味が通るものが正解です。

3)実際にやってみよう!

問1 

A: The museum will be closed next week for repairs.

B: Oh, that’s disappointing. I was really looking forward to seeing the new art (    ).

I heard it features modern works from around the world.

1 immigrant   2 exhibition   3 background   4 victim

(2級オリジナル予想問題より流用)

【ステップ1】問題文の意味を考える

A: The museum will be closed next week for repairs.

→博物館は来週、修理のために閉館されるよ。

B: Oh, that’s disappointing. I was really looking forward to seeing the new art (    ).

I heard it features modern works from around the world.

→えー、それは残念。新しい美術(    )を見るのを本当に楽しみにしていたのに。

世界中の現代作品が展示されるって聞いたよ。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

  • 1 immigrant → 移民、移住者
  • 2 exhibition → 展覧会、展示
  • 3 background → 背景、経歴
  • 4 victim → 犠牲者、被害者

【ステップ3】問題文に入れてみる

1 新しい美術(移民、移住者)を見るのを本当に楽しみにしていたのに。☞意味不明!

2 新しい美術(展覧会、展示)を見るのを本当に楽しみにしていたのに。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

3 新しい美術(背景、経歴)を見るのを本当に楽しみにしていたのに。☞意味不明!

4 新しい美術(犠牲者、被害者)を見るのを本当に楽しみにしていたのに。☞意味不明!

(注)慣れてきたら…

慣れるまではこのステップ通りにやることを勧めますが、慣れてきたら「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうな単語を予想すると良いでしょう。

問1も「世界中の現代作品が展示される」という状況ですから、見ることを楽しみにするものとして、自然に思い浮かぶのは「展覧会」「展示(品)」「作品」ですよね! 

もう一問解いてみましょう!

問2 

In order to stay healthy, many doctors recommend that people (    ) regular exercise with a balanced diet. This combination can help prevent disease and increase energy levels.

1 translate   2 improve   3 combine   4 replace

(2級オリジナル予想問題より流用)

【ステップ1】問題文の意味を考える

In order to stay healthy, many doctors recommend that people (    ) regular exercise with a balanced diet. This combination can help prevent disease and increase energy levels.

→健康を保つために、多くの医師は、定期的な運動とバランスの取れた食事を(    )ように勧めています。この組み合わせは、病気の予防やエネルギーレベルの向上に役立ちます。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

  • 1 translate → 〜を翻訳する
  • 2 improve → 〜を改善する
  • 3 combine → 〜を組み合わせる
  • 4 replace → 〜を置き換える

【ステップ3】問題文に入れてみる

3 多くの医師は、定期的な運動とバランスの取れた食事を(組み合わせる)ように勧めています。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

▶combine A with B「AとBを組み合わせる」というフレーズで覚えよう。

(注)慣れてきたら…

問1と同様に、「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうな単語を予想してみると、健康維持のためには、定期的な運動とバランスの取れた食事を…するという状況なので、「両立させる」「実戦する」「組み合わせる」などがしっくりきますよね!

4)どうやって勉強したらいいの?

特別なテクニックを用いる必要はありませんが、以下の2点を意識することで、語彙学習において大きな効果が期待できます。

①よく出題されるレベルの英単語を確実に覚えること

初めから難解な語彙に取り組むのではなく、まずは高校初級〜中級レベルに相当する英単語(CEFRで言うところのA2〜B2レベル)を確実に習得することが重要です。

その際、以下の点を意識すると、より効率的に記憶できます。

  • 単語の品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞など)も併せて覚える
  • 可能であれば、例文と一緒に覚えることで記憶の定着が促進される

(例)動詞combineを覚えるなら…

combine(〜を組み合わせる)という単語だけで覚えるよりも、

combine A with B「AとBを組み合わせる」というフレーズで覚える方がベターで、

People should combine regular exercise with a balanced diet.(人々は定期的な運動とバランスの取れた食事を組み合わせるべきだ)という例文で覚えるのがベストです!

②単語を見た瞬間に意味が即座に思い出せるようにすること

語彙を見たときに「この意味は何だったかな〜」と考え込んでしまうようでは、本番において時間不足に陥る可能性があります。

ですから、単語を目にした瞬間に意味が「即座に」出てくるよう、繰り返し練習を重ねる必要があります。

例えば、英単語カードやアプリ等を活用し、「反射的に意味を思い出せる状態」を目指しましょう。

米山先生
米山先生

語彙問題に取り組む際は、なんとなくの印象で選択肢を選ぶのではなく、「意味の通る自然な英文になるかどうか」を丁寧に考えることが重要です。 解答の際には、英単語を文に当てはめたとき、自然な文意が成立するかどうかを常に自分の中で確認しながら、慎重に選ぶ訓練を積んでいきましょう。

【2】イディオム問題(大問1 (11)〜(17))

1) どんな問題が出ているの?

大問1の(11)〜(17)は、いわゆる「イディオム問題」に該当します。

イディオムとは、「複数の語が組み合わさって、ある特定の意味を持つ表現」のことを指します。

そのため、個々の単語の意味を知っているだけでは、イディオムの意味を正しく理解し、問題に正答することはできません。

これは単語の意味を問う語彙問題とは異なり、「語の組み合わせ」に関する知識が問われる問題だと理解してください。

例えば“carry out”というイディオムがあります。

この表現は「carry(運ぶ)」+「out(外へ)」という語の意味をそのまま組み合わせても、正しい意味を推測することはできません。

“carry out”は「(計画などを)実行する」という特別な意味のイディオムであり、それを知識として覚えていないと正しく解答できないのです。

(例)She carried out her plan to start a small business after graduation.

(彼女は卒業後、小さなビジネスを始めるという計画を実行に移しました。)

実際に出題されたイディオムをいくつか紹介します。

ざっと目を通すことで、難易度や出題傾向を実感できるはずです。

実際に出題されたイディオム

as usual(いつも通り)

at most(多くても、せいぜい)

by chance(偶然に)

fill up(満たす、いっぱいにする)

give away(譲る、ただで与える)

give up(諦める)

give way(譲る、崩れる)

in any case(とにかく、いずれにせよ)

in a row(連続して)

in my opinion(私の意見では)

in other words(言い換えれば)

in return(お返しに、それに対して)

in the past(過去に)

no chance(見込みがない、ありえない)

no matter how(たとえどんなに〜でも)

no wonder(道理で〜だ、~なのも当然だ)

put off(延期する)

put on weight(体重が増える)

shake hands(握手する)

show up(現れる、出席する)

take turns(交代でやる)

tell on(影響を及ぼす)

try on(試着する)

◎副詞の例(動詞・形容詞・文などを説明する言葉)
correctly(正しく)
equally(等しく、公平に)
lastly(最後に)
sincerely(心から、誠実に)

2)どうやって解けばいいの?

この3ステップでOKです。

【ステップ1】問題文の意味を考える

まずは会話や文全体の意味を考える。どんな場面? 何を伝えようとしてる?

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

「あ、このイディオムはこういう意味だったな」と思い出しましょう。

【ステップ3】問題文に入れてみて自然な文になるか確認する

4つの選択肢をカッコに入れてみて、いちばん自然な意味が通る表現を選ぶ。

3)実際にやってみよう!

問3 

A: I heard you and your brother had an argument yesterday.

B: Yeah, but we managed to (    ) after we talked things through. Now everything’s fine again.

1 break down   2 make up   3 turn in   4 let out

(2級オリジナル予想問題より流用)

【ステップ1】問題文の意味を考える

A: I heard you and your brother had an argument yesterday.

→昨日、君とお兄さんがけんかしたって聞いたよ。

B: Yeah, but we managed to (    ) after we talked things through. Now everything’s fine again.

→うん、でも話し合って(    )ことができたよ。今はもう何ともないよ。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

1 break down(故障する)  →×「下で壊れる」

2 make up(仲直りする)  →×「上で作る」

3 turn in(提出する)  →×「中に曲がる」

4 let out(口外する、漏らす)  →×「外に許可する」

【ステップ3】問題文に入れてみて自然な文になるか確認する

1 話し合って(故障する)ことができたよ。☞意味不明!

2 話し合って(仲直りする)ことができたよ。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

3 話し合って(提出する)ことができたよ。☞意味不明!

4 話し合って(口外する、漏らす)ことができたよ。☞意味不明!

(注)慣れてきたら…

問1・2と同様に、「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうなイディオムを予想してみると、「けんかしたが今はすべて大丈夫」という状況ですから、常識的に考えれば「理解し合う」「仲直りする」「わだかまりを解消する」などが空所に入ると予想できます。その予想を頭に描いて選択肢を眺めると、2  make up(仲直りする)が正解だと瞬時に判断できますね。

▶仲直りする相手を書く場合は、make up with Aで「Aと仲直りする」という形を取ります。

(例)I had a fight with my best friend yesterday, but I made up with her this morning.

昨日親友とけんかしたけど、今朝彼女と仲直りした。

問4 

When the teacher asked a difficult question, none of the students could (    ) an answer. They all sat there in silence.

1 come up with 

2 go ahead with

3 look forward to

4 put up with

(2級オリジナル予想問題より流用)

【ステップ1】問題文の意味を考える

When the teacher asked a difficult question, none of the students could (    ) an answer. They all sat there in silence.

→先生が難しい質問をしたとき、生徒たちは誰も答えを(    )ことができなかった。みんな黙って座っていた。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

1 come up with(答えなどを思いつく)  →×「上に来る」

2 go ahead with(計画などを進める)  →×「前方に行く」

3 look forward to(〜を楽しみに待つ)  →×「前方を見る」

4  put up with(〜を我慢する)  →×「上に置く」

【ステップ3】問題文に入れてみて自然な文になるか確認する

1 生徒たちは誰も答えを(思いつく)ことができなかった。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

(注)慣れてきたら…

「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうなイディオムを予想してみると、「先生の質問に対して生徒はみんな黙っていた」という状況ですから、常識的に考えれば「答えを見つける」「答えを出す」「答えにたどり着く」などが空所に入ると予想できます。その予想を頭に描いて選択肢を眺めると、1 come up with(答えなどを思いつく)が正解だと瞬時に判断できますね。

▶come up with AのAにはan idea(アイデア)、a solution(解決策)、an answer(答え)、a plan(計画)などが使われます。

(例)They came up with a plan to reduce costs.(彼らはコスト削減の計画を考え出した)

4) どうやって勉強したらいいの?

重要なポイントは、単語を単独で覚えるのではなく、フレーズ(語のまとまり)として覚えることです。

理想的には、具体的な文脈の中で実際にどのように使われているのかを知ることで、意味の理解が深まり、記憶にも定着しやすくなります。
たとえば以下のように具体的な例文で覚えることを勧めます。

△make up

(仲直りする)というフレーズで覚える

◎She made up with her sister after they talked honestly about their feelings.

(率直に気持ちを話し合ったあと、彼女は妹と仲直りした)という例文で覚える

△come up with

(答えなどを思いつく)というフレーズで覚える

◎She came up with a great idea that helped solve the problem.

(彼女は問題解決に役立つ素晴らしいアイデアを思いついた。)という例文で覚える

米山先生
米山先生

英語のイディオム(熟語)は、「単語一つ一つの意味」を知っているだけでは、英会話や長文読解の中で正しく理解したり使ったりすることは難しいです。

だからこそ大切なのは、「語と語のつながり」や「よく一緒に使われるパターン(相性)」を、たくさんの例文にふれて、感覚的に身につけていくことです。

最初は、「この表現、どこかで見た(聞いた)ことがある!」という段階からスタートし、「この表現なら、会話や英作文ですぐに使える!」という段階まで引き上げていきましょう。

そのためには、同じイディオムを何度も見たり使ったりして、自然と口から出てくるようにすることが一番の近道です。

毎日の学習の中で、例文を声に出したり、書いてみたりして、少しずつ体にしみ込ませていきましょう。

【3】読解空所補充問題(大問2 (18)〜(23))

大問2A/Bでは、それぞれ250語程度の英語の文章を読んで、その中にある3つの空所に最も適切な語句を選んで入れる問題が出題されます。

空所に入る適切な語句を正確に見つけるためには、次の3つのステップで解いていくのがおすすめです。

【ステップ1】まずは本文全体の大まかな内容をつかむ

最初から細かい単語や文法にこだわりすぎる必要はありません。まずはざっくりと読んで、「どんな話か」「誰がどんなことをしているか」「どんな気持ちか」など、物語の流れや登場人物の動き・気持ちを大まかに理解することが大切です。

この段階では、「だいたいこういう話だな」という概要がつかめればOKです。

【ステップ2】空所の前後の文をもう一度しっかり読む

次に、空所(が含まれている文と、その前後の文をもう一度丁寧に読み直します。この部分だけは正確に意味をとらえる必要があります。

内容がわかれば、「ここにはこういう言葉が入りそうだな」と自然とイメージが湧いてくることもあります。このとき、まだ選択肢は見ずに、空欄に入りそうな語句を自分なりに予想してみるのも効果的です。

【ステップ3】選択肢を文の中に当てはめて検討する

最後に、4つの選択肢を実際に空所に当てはめてみて、「どれが一番自然な文になるか?」「前後の内容と矛盾がないか?」をしっかり確認しましょう。

不自然な選択肢や、話の流れに合わない選択肢はこの時点で消していくことで、消去法によって正解を絞り込むこともできます。

この問題は、ストーリー全体の流れや人物の気持ちを読み取る力が問われています。

ですから、「本文をざっくり読んで全体をつかむ→空所まわりの文はしっかり読む→選択肢を代入して文全体の意味として自然かどうかを確認する」という基本的な3ステップを守ることが、得点アップにつながります。

それでは、オリジナル問題にチャレンジしましょう。

制限時間2分で解いてみてください。


次の英文を読み,その文意にそって(18) から(20) の(   )に入れるのに 最も適切なものを 1,2,3,4 の中から一つ選び,その番号を解答用紙の 所定欄にマークしなさい。 

Urban Beekeeping

In many big cities around the world, people have started keeping bees on rooftops. These beekeepers take care of the bees and collect honey. Surprisingly, the honey from city bees is often very clean and tasty. This is because bees can find a variety of flowers in parks and gardens, and the air is sometimes cleaner high above the streets. Some restaurants in big cities even use honey ( 18 ) on their rooftops.

One reason people enjoy urban beekeeping is that it helps the environment. Bees are important for plants because they carry pollen from one flower to another, which helps fruits and vegetables grow. However, the number of bees is decreasing in many places due to pollution, the loss of green spaces, and the use of pesticides. Without enough bees, many kinds of plants cannot grow well. By keeping bees in the city, people feel they are protecting the environment and nature. They believe that ( 19 ) can make a difference.

Urban beekeeping also creates communities. Beekeepers often share advice and hold local events together. They invite neighbors and children to learn about bees and honey. Some schools work with local beekeepers to teach students about nature and the importance of protecting the environment. For example, people who attend these events often become more interested in starting their own hives or growing flowers for bees. ( 20 ), urban beekeeping is becoming both a hobby and a way to protect the environment.

(18)

1 they found at supermarkets

2 made by bees in other countries

3 that they produce themselves

4 that is cheaper than sugar

(19)

1 even small actions in daily life

2 far more new shops in large cities

3 expensive products from stores

4 just traveling abroad once a year

(20)

1 By contrast

2 At the same time

3 On the other hand

4 As a result

(2級オリジナル予想問題より流用)


〈語句リスト〉

rooftop 屋上

collect A Aを集める

tasty おいしい

carry A Aを運ぶ

pollen 花粉

grow 成長する、育つ

pollution 汚染

pesticide 農薬

make a difference 違いを生み出す、影響を与える

share A Aを共有する

hold A Aを開催する

local 地元の、地域の

invite A Aを招待する

attend A Aに参加する

hive (ミツバチの)巣箱

それでは解説です。

【ステップ1】まずは本文全体の大まかな内容をつかむ

☞ここでは、全訳を参考にして「だいたいの内容を理解できた(=大きな読み間違いはしなかった)」かどうかを確認しましょう。

都会の養蜂

 世界中の多くの大都市で、人々がビルの屋上でミツバチを飼い始めています。これらの養蜂家たちはミツバチの世話をし、ハチミツを集めます。驚いたことに、都会のミツバチが作るハチミツは、しばしばとてもきれいでおいしいのです。これは、ミツバチが公園や庭にあるさまざまな花を見つけることができ、また、地上より高い場所では空気がよりきれいなことがあるためです。大都市のレストランの中には、屋上で(18:自分たちで作った)ハチミツを使うところもあります。

 人々が都会の養蜂を楽しむ理由の一つは、それが環境を助けることにあります。ミツバチは花から花へと花粉を運ぶことで、植物、特に果物や野菜の成長を助けてくれる大切な存在です。しかし、汚染や緑地の減少、農薬の使用などにより、多くの地域でミツバチの数が減っています。十分な数のミツバチがいなければ、多くの植物がうまく育たなくなります。都会でミツバチを飼うことで、人々は環境や自然を守っているという気持ちになれるのです。彼らは、(19:日常生活の中の小さな行動でも)変化をもたらせると信じています。

 都会の養蜂はまた、人と人とのつながりも生み出します。養蜂家たちはアドバイスを共有したり、地域のイベントを一緒に開催したりします。彼らは近所の人々や子どもたちを招いて、ミツバチやハチミツについて学んでもらいます。地域の養蜂家と協力して、自然や環境保護の大切さを学ぶ授業を行っている学校もあります。たとえば、こうしたイベントに参加した人々は、自分でも巣箱を作ってみたり、ミツバチのために花を育てたりすることに興味を持つようになります。(20:その結果)、都会の養蜂は趣味としてだけでなく、環境を守る手段としても広まりつつあるのです。

【ステップ2】空所の前後の文をもう一度しっかり読む

【ステップ3】選択肢を文の中に当てはめて検討する

☞ここでは設問の順番で英文を再録して解説をしていきます。

空所(18)

 ①In many big cities around the world, people have started keeping bees on rooftops. 

②These beekeepers take care of the bees and collect honey. ③Surprisingly, the honey from city bees is often very clean and tasty. ④This is because bees can find a variety of flowers in parks and gardens, and the air is sometimes cleaner high above the streets. ⑤Some restaurants in big cities even use honey ( 18 ) on their rooftops.

(①世界中の多くの大都市で、人々がビルの屋上でミツバチを飼い始めています。②これらの養蜂家たちはミツバチの世話をし、ハチミツを集めます。③驚いたことに、都会のミツバチが作るハチミツは、しばしばとてもきれいでおいしいのです。④これは、ミツバチが公園や庭にあるさまざまな花を見つけることができ、また、地上より高い場所では空気がよりきれいなことがあるためです。⑤大都市のレストランの中には、屋上で( 18 )ハチミツを使うところもあります。)

【正解】

3 that they produce themselves

【解説】

¶1のトピックセンテンスは、① In many big cities around the world, people have started keeping bees on rooftops.(世界中の多くの大都市で、人々がビルの屋上でミツバチを飼い始めています)です。

この文が段落の中心的な話題(トピック)を示していて、「都会の屋上での養蜂」がテーマだと分かります。

そのあとに続く②〜⑤の文では、このトピックを詳しく説明しています。

特に⑤のSome restaurants in big cities even use honey ( 18 ) on their rooftops.(大都市のレストランの中には、屋上で(18)のハチミツを使うところもあります)では、「どんなハチミツか」を説明する語句が空所に求められています。

ここにふさわしいのが、選択肢3のthat they produce themselves(彼ら自身が生産した)です。

このthatは目的格の関係代名詞で、先行詞のhoneyを後置修飾し、「レストランの屋上で自分たちで作ったハチミツを使っている」という意味になります。

さらに⑤のSome restaurantsという複数の主語に対して、theyやthemselvesという代名詞で受けている点も文法的に自然であり、選択肢3が最も適切であることを裏付けています。

空所(19)

 ①One reason people enjoy urban beekeeping is that it helps the environment. ②Bees are important for plants because they carry pollen from one flower to another, which helps fruits and vegetables grow. ③However, the number of bees is decreasing in many places due to pollution, the loss of green spaces, and the use of pesticides. ④Without enough bees, many kinds of plants cannot grow well. ⑤By keeping bees in the city, people feel they are protecting the environment and nature. ⑥They believe that ( 19 ) can make a difference.

(①人々が都会の養蜂を楽しむ理由の一つは、それが環境を助けることにあります。②ミツバチは花から花へと花粉を運ぶことで、植物、特に果物や野菜の成長を助けてくれる大切な存在です。③しかし、汚染や緑地の減少、農薬の使用などにより、多くの地域でミツバチの数が減っています。④十分な数のミツバチがいなければ、多くの植物がうまく育たなくなります。⑤都会でミツバチを飼うことで、人々は環境や自然を守っているという気持ちになれるのです。⑥彼らは、( 19 )変化をもたらすと信じています。)

【正解】

1  even small actions in daily life

【解説】

¶2では、「都会の養蜂=環境保護の実践」というテーマが述べられています。

⑤の文では、By keeping bees in the city, people feel they are protecting the environment and nature.(都会でミツバチを飼うことで、人々は環境や自然を守っているという気持ちになれる)とあります。

この内容を受けて、⑥のThey believe that ( 19 ) can make a difference.(彼らは、(19)が変化を生み出すと信じている)という文が続きます。

ここで空所に最もふさわしいのは、選択肢1のeven small actions in daily life(日常生活の中の小さな行動でさえ)です。

つまり、「都会でミツバチを飼うこと」という行動は、日常生活の中でできる小さな取り組みでありながら、自然や環境を守るという意味のある行動だという信念が述べられているわけです。

「環境保護」というと大がかりな活動を想像しがちですが、この文章では、日常のささやかな行動の積み重ねが変化をもたらすという考えが示されています。その意味で、make a difference(違いを生む)という定型表現とも非常に相性が良く、文全体に自然につながっています。

空所(20)

 ①Urban beekeeping also creates communities. ②Beekeepers often share advice and hold local events together. ③They invite neighbors and children to learn about bees and honey. ④Some schools work with local beekeepers to teach students about nature and the importance of protecting the environment. ⑤For example, people who attend these events often become more interested in starting their own hives or growing flowers for bees. ⑥( 20 ), urban beekeeping is becoming both a hobby and a way to protect the environment.

(①都会の養蜂はまた、人と人とのつながりも生み出します。②養蜂家たちはアドバイスを共有したり、地域のイベントを一緒に開催したりします。③彼らは近所の人々や子どもたちを招いて、ミツバチやハチミツについて学んでもらいます。④地域の養蜂家と協力して、自然や環境保護の大切さを学ぶ授業を行っている学校もあります。⑤たとえば、こうしたイベントに参加した人々は、自分でも巣箱を作ってみたり、ミツバチのために花を育てたりすることに興味を持つようになります。⑥( 20 )、都会の養蜂は趣味としてだけでなく、環境を守る手段としても広まりつつあるのです。)

【正解】

4  As a result

【解説】

¶3では、都会の養蜂が「人と人とのつながりを生み出す」ことがテーマです。

②~⑤の文では、養蜂を通じて地域でどのような活動が行われているか、具体的な事例が紹介されています。

②養蜂家がアドバイスを共有し、地域イベントを開催している

③近所の人々や子どもたちを招いて学んでもらっている

④地域の学校が養蜂家と協力して授業を行っている

⑤イベントに参加した人が、自分でも養蜂や花を育てることに興味を持つようになる

そして最後の⑥文では、これらの活動のまとめとして、「都会の養蜂は趣味としてだけでなく、環境を守る手段としても広まりつつある」という結論が述べられています。

ここで必要なのは、「これまで述べてきた内容の結果として、こうなった」という因果関係を示すつなぎ言葉です。その役割を果たすのが、選択肢4のAs a result(その結果)です。

As a resultを入れることで、「地域との交流や教育の取り組みなどが行われた結果、都会の養蜂が広がってきた」という流れが自然につながりますね。

★英文読解問題の学習対策

1) 文脈を大まかに理解する「速読力」

空所補充問題では、文章全体の流れや主題を大まかにつかむ力が求められます。

最初からすべての単語の意味を追うのではなく、「誰が何をしているか」「何についての話か」をざっくりと把握し、ストーリーや説明の大枠をつかむ力を身につけましょう。

特に、登場人物の感情の変化や話の展開(問題→対処→結果など)を意識すると、文脈理解がよりスムーズになります。

2) 空所の前後をていねいに読む「精読力」

空所に何が入るかを判断するためには、空所の前後をしっかり読み込むことが欠かせません。特に、主語と述語の一致、時制の一致、接続詞(but, so, becauseなど)との関係性を正確にとらえることが重要です。

また、同じ語でも文脈によって意味が変わる場合があるため、その場面における「自然な表現」を判断する目を養っていく必要があります。

3) 英語の語順や言い回しに慣れる「言語感覚」

英語は語順や表現の型にある程度の決まりがあります。たとえば、「形容詞+名詞」「主語+動詞+目的語」などの基本構造に慣れておくことで、空所に何が入り得るかが直感的にわかるようになります。

また、よく使われるコロケーション(語の組み合わせ)やイディオムを身につけることで、選択肢の中から「意味は通るけど不自然」なものを除外する力もついてきます。

これら3つの力をバランスよく鍛えることで、空所補充問題で「最も自然な語句」を選ぶ力が確実に高まっていきます。日々の英語学習の中で、「速読→精読→型への慣れ」という順に意識して取り組むことがポイントです。

【4】メール読解問題(大問3A (24)〜(26))

大問3Aの(24)〜(26)はメールの英文を読んで、その内容について設問に答える問題です。

メールの文面はだいたい200 words程度です。

まず、基本的な「本文の読み方」と「設問の解き方」を確認しておきます。

【ステップ1】本文の内容を大まかにとらえる

メールの内容をすべて精読する必要はありません。最初は、どんな内容なのかざっくりつかむだけで大丈夫です。具体的には、パラグラフごとに、「このパラグラフでは何のことを言ってるいのか?」を短くまとめるやり方が効果的です。

例えば、

  • ¶1 予定の話
  • ¶2 会う時間や場所の提案
  • ¶3 連絡方法の確認

という感じです。こうやって読むと、内容がすっきり整理できますね。

【ステップ2】設問を読んで、答えのヒントを探す

次に、設問を読んで、「この設問の答はどのメールのどのあたりにあったかな?」と関係ありそうな部分に戻って、そこだけはきちんと読んで内容を理解します。

ただし、大問3Aでは各パラグラフからそれぞれ順番に設問を作っているので、「¶1を読んで問1を解く→¶2を読んで問2を解く→¶3を読んで問3を解く」というやり方で解く方が実践的と言えます。

【ステップ3】本文と選択肢をくらべる

選択肢とメール本文で、使っている単語がまったく同じとは限りません。表現が微妙に異なっていても、言っている内容がほぼ同じならそれが「正解」になります。このような、本文と選択肢の「言いかえ(パラフレーズ)」には十分に気をつけましょう。

それでは、オリジナル問題にチャレンジしましょう。

制限時間3分で解いてみてください。


次のEメールの内容に関して,(24)から(26)までの質問に対する答として最も適切なもの,または文を完成させるのに最も適切なものを1,2,3,4の中から一つ選び,その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

From: Emily Chen <e.chen@hillviewlibrary.org>

To: Marcus Lee <mlee234@studyzone.net>

Date: April 15

Subject: Volunteer Opportunity

—————————————————————————————————–

Dear Marcus,
Thank you for showing interest in volunteering at Hillview Public Library. We’re happy to let you know that we’re planning a special event called “Reading Week” next month, and we would love your help. The event will include storytime for children, book discussions for teens, and workshops for adults. Volunteers like you are essential to making the event a success.

We are currently looking for people to help guide visitors, prepare reading materials, and support the guest speakers. As a volunteer, you will also receive a certificate of appreciation at the end of the event. If you’re available on any day between May 10 and May 14, please let us know by replying to this email by April 30. We will send you a detailed schedule once we hear from you.

In addition, the library is launching a new monthly newsletter starting in June. If you’d like to help write book reviews or share your own reading experiences, let us know.

The newsletter will be available both online and in print, so many visitors will have a chance to read it. It’s a great chance to improve your writing and contribute to the library community.

Sincerely,
Emily Chen
Volunteer Coordinator

(24) What is one reason Marcus is receiving this e-mail?

1 To invite him to take part in a library event designed for people of all ages.

2 To suggest that he organize a reading contest for local students.

3 To inform him about changes to the library’s operating hours.

4 To offer him a full-time job during the next holiday season.

(25) What does Marcus need to do by April 30?

1 Let the library know which tasks he prefers to do during the event.

2 Let the library know which days he can help during the event period.

3 Choose a time to meet the guest speakers before the event.

4 Write a short message to thank the library for the opportunity.

(26) What is one way Marcus can get involved with the new library newsletter?

1 By offering feedback on the design of the first issue.

2 By reporting on local news for the library staff.

3 By contributing reviews or personal reflections about books.

4 By managing the newsletter’s email distribution list.

(2級オリジナル予想問題より流用)


〈語句リスト〉

show interest in A Aに興味を示す

volunteer ボランティア、奉仕活動をする人

public library 公共図書館

storytime 読み聞かせの時間

essential 不可欠な、重要な

reading materials 読書資料

certificate of appreciation 感謝状

available 都合がつく、利用できる

reply to A A(メール)に返信する

detailed 詳細な

launch A A(活動)を始める、立ち上げる

book reviews 書評

online and in print オンラインと印刷版で

contribute to A Aに貢献する

improve one’s writing 文章力を高める

それでは解説です。

ここではパラグラフ毎に設問を解説していきます。

¶1 ①Thank you for showing interest in volunteering at Hillview Public Library. 

②We’re happy to let you know that we’re planning a special event called “Reading Week” next month, and we would love your help. ③The event will include storytime for children, book discussions for teens, and workshops for adults. ④Volunteers like you are essential to making the event a success.

(①ヒルビュー公共図書館でのボランティア活動に興味を持ってくれてありがとうございます。②来月、「リーディング・ウィーク」という特別イベントを開催する予定で、あなたの協力をぜひお願いしたいと思っています。③このイベントでは、子ども向けのおはなし会、ティーン向けの読書会、大人向けのワークショップが行われます。④あなたのようなボランティアの力が、イベント成功のカギとなります。)

(24)  What is one reason Marcus is receiving this e-mail?

(マーカスがこのメールを受け取った理由の1つは何ですか?)

☞まず②We’re happy to let you know that we’re planning a special event called “Reading Week” next month, and we would love your help.(来月、「リーディング・ウィーク」という特別イベントを開催する予定で、あなたの協力をぜひお願いしたいと思っています)より、マーカスにイベントに参加してほしい(=招待)という目的が明確です。

次に③The event will include storytime for children, book discussions for teens, and workshops for adults.(このイベントでは、子ども向けのおはなし会、ティーン向けの読書会、大人向けのワークショップが行われます)より、「子ども・ティーン・大人向け」というさまざまな年代向けの内容なので、people of all ages(すべての年代の人々)と言い換えられます。

よって、1 To invite him to take part in a library event designed for people of all ages. (すべての年代の人々を対象とした図書館イベントに参加するよう彼を招待するため)が正解。

¶2  ①We are currently looking for people to help guide visitors, prepare reading materials, and support the guest speakers. ②As a volunteer, you will also receive a certificate of appreciation at the end of the event. ③If you’re available on any day between May 10 and May 14, please let us know by replying to this email by April 30. ④We will send you a detailed schedule once we hear from you.

(①現在、来場者の案内、読書資料の準備、ゲストスピーカーのサポートを手伝ってくれる人を探しています。②ボランティアとして参加してくださった方には、イベント終了後に感謝状をお渡しします。③もし5月10日から14日のいずれかの日に参加できるようでしたら、4月30日までにこのメールに返信してください。④お返事をいただき次第、詳細なスケジュールをお送りします。)

(25)  What does Marcus need to do by April 30?

(Marcus が4月30日までにしなければならないことは何ですか?)

☞③If you’re available on any day between May 10 and May 14, please let us know by replying to this email by April 30.(もし5月10日から14日のいずれかの日に参加できるようでしたら、4月30日までにこのメールに返信してください)に注目。マーカスがすることは、「どの日に参加できるかを伝える」ことです。よって2 Let the library know which days he can help during the event period.(イベント期間中のどの日に手伝えるかを図書館に知らせること)が正解。本文のany day between May 10 and May 14から選択肢のwhich daysへの言い換えも確認しておこう。

¶3  ①In addition, the library is launching a new monthly newsletter starting in June. 

②If you’d like to help write book reviews or share your own reading experiences, let us know.

③The newsletter will be available both online and in print, so many visitors will have a chance to read it. ④It’s a great chance to improve your writing and contribute to the library community.

(①さらに、図書館では6月から月刊のニュースレターを始める予定です。②もし書評を書いたり、自分の読書体験を共有したい場合は、ぜひお知らせください。③このニュースレターはオンラインと印刷版の両方で提供され、多くの来館者に読まれる予定です。④文章力を高め、図書館コミュニティに貢献できる素晴らしい機会です。)

(26)  What is one way Marcus can get involved with the new library newsletter? 

(Marcus が図書館の新しいニュースレターに関わる方法の1つは何ですか?)

☞②If you’d like to help write book reviews or share your own reading experiences, let us know.(もし書評を書いたり、自分の読書体験を共有したい場合は、ぜひお知らせください。)より、3 By contributing reviews or personal reflections about books.(書評や本についての個人的な感想を寄稿することによって)が正解。本文のwrite book reviews(書評を書く)とshare your own reading experiences(読書体験を共有する)は、選択肢3のreviews(書評)やpersonal reflections(個人的な感想)に内容がぴったり一致していますね。

★メール読解問題の学習対策

次の3点に気をつけて、過去問や類似問題を解いていきましょう。

1) メールの特徴を意識しよう

メールは「人と人との会話のやりとり」がベースになっています。ですから、

  • 誰が誰に書いたのか(送信者・受信者)
  • 何のために書いたのか(用件・目的)

この2つをまずはしっかりつかむのが大切です。

2) 5W1H(いつ・どこで・誰が・何を・どう・なぜ)を意識しよう

Eメールでは次のような質問がよく出ます。

  • When(いつ) 予定、日時の変更など
  • Where(どこで) 会場、集合場所など
  • Who(誰が) 登場人物、関係者
  • What(何を) 用件、お願い、イベント内容など
  • How(どうやって) 方法、持ち物、連絡手段など
  • Why(なぜ) 理由、目的など

メールの内容を読み取る際に、このような5W1Hの情報を整理することが大切です。

3) 練習のときは「自分の言葉で説明する」力もつけよう

メール読解の練習では、問題を解いて終わりにせずに、メール全体とパラグラフ単位の内容を自分の言葉で日本語にまとめてみるのがおすすめです。たとえば、「このメールの用件は予定変更の連絡」「このパラグラフは、集合時間の確認。次のパラグラフは、イベントの参加についての返事の催促」…こんなふうにメールのやりとりの目的やポイントを整理すると、内容をすばやく正確に読み取る力(読解力・読解センス)がグンとアップします。「誰が・誰に・何のために」書いたメールなのかを、自分の言葉でまとめることがポイントです。この練習を重ねれば、内容をパッとつかめるようになりますよ!

【5】英文読解問題(大問3B (27)〜(31))

大問3Bの(27)〜(31)は4つのパラグラフから構成された英文を読んで、その内容について設問に答える問題です。

本文の分量はだいたい300 words程度です。

まず、基本的な「本文の読み方」と「設問の解き方」を確認しておきます。

【ステップ1】本文の内容を大まかにとらえる

各パラグラフが何について書かれているか整理しながら速読して、最終的には「英文全体のテーマ、筆者の主張、パラグラフどうしの論理展開」をざっくりとつかむことが目的です。

ただし、各パラグラフからそれぞれ順番に設問を作っているので、「¶1を読んで問1を解く→¶2を読んで問2を解く→¶3を読んで問3を解く→¶4を読んで問4を解く…」というやり方で解く方が実戦的と言えます。

(注)問5だけはWhat is the main message of the passage?という「筆者の言いたいこと」や「英文全体をまとめた内容」に関わりますが、問1〜4までが「ヒント」のような役割をしているので、わざわざ英文全体をもう一度読まなくても十分に解くことが可能です。

【ステップ2】設問を読んで、答えのヒントを探す

次に、設問を読んで、設問のキーワード(語句や日付、人名など)も手がかりにして、「この設問の答はパラグラフのどのあたりにあったかな?」と関係ありそうな部分に戻って、その部分だけはもう一度きちんと精読して内容をきちんと理解します。

【ステップ3】本文と選択肢をくらべる

本文と選択肢で表現が異なっていても、内容がほぼ同じなら「正解」になります。このような、本文と選択肢の「言いかえ(パラフレーズ)」には十分に気をつけましょう。

それでは、オリジナル問題にチャレンジしましょう。

制限時間5分で解いてみてください。


次の英文の内容に関して,(27)から(31)までの質問に対する答えとして最も適切なもの,または文を完成させるのに最も適切なものを1,2,3,4の中から一つ選び,その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

Music and Memory

 Music is something people experience in many different ways. For some, it is just entertainment, while for others, it plays a bigger role. Scientists have found that music can help people remember things because it creates a strong link between sound and memory. In some studies, students who listened to certain songs while studying could recall more information when they heard the same songs again during a test. This method is now sometimes used by teachers who want to make learning easier or more fun for their students. In addition, background music may help students stay focused and study for longer periods.

 Because of this connection between music and memory, it is now being used to support people with memory problems. In care homes for older adults, songs from their youth are often played. When they hear these songs, many of them begin to talk about memories from decades ago. Even those who have trouble speaking can sometimes sing along, which shows how deeply music connects to memory. Staff members have noticed that these moments often bring smiles and improve the overall mood of the residents. This positive emotional response can help reduce feelings of confusion or loneliness.

 This has inspired new kinds of therapy. In some hospitals, music therapists work with patients who are recovering from strokes or injuries. These therapists use instruments and singing to help patients rebuild lost skills. In one case, a man who could no longer speak well after a stroke improved by practicing the lyrics of his favorite songs. This example has shown therapists how powerful music can be as a recovery tool. Such therapies are now seen as helpful not only for physical recovery but also for emotional support. As a result, some hospitals have created music rooms for patients to enjoy and relax in.

 Scientists are still learning how music affects the brain, but they agree that it activates many areas at once. Unlike reading or speaking, music uses sound, rhythm, and emotion together. This combination of sensory and emotional stimulation could be why it has such a strong effect on both memory and emotion. Some studies even suggest that musical training may improve attention and thinking skills over time. Experts believe that listening to music regularly might also reduce the risk of certain age-related brain conditions.

(27)  In what ways do teachers use music to support learning?

1 They allow students to listen to any music they like during tests.

2 They play the same songs during both lessons and exams.

3 They encourage students to write songs about what they study.

4 They avoid using music so students can concentrate better.

(28) How does music influence older people in care homes?

1 It reminds them of events from their younger years.

2 It helps them to remember the names of other residents.

3 It encourages them to listen to new songs every day.

4 It improves their ability to solve puzzles and games.

(29) What is one way hospitals are using music to help patients?

1 They give music lessons to visitors in waiting rooms.

2 They use songs as a form of speech practice.

3 They teach patients how to read music to improve focus.

4 They ask patients to write music for other patients.

(30) Why do scientists believe music affects the brain strongly?

1 It involves different cognitive and emotional processes at the same time.

2 It requires people to study the meaning of each lyric.

3 It helps only when played at a certain volume.

4 It stimulates the same brain areas as speaking.

(31) What is the main message of the passage?

1 Music is mainly useful for entertainment and relaxation.

2 Using music regularly can help both the mind and memory.

3 Scientists now know exactly how music affects brain cells.

4 Older people benefit more from music than younger ones.

(2級オリジナル予想問題より流用)


〈語句リスト〉

entertainment 娯楽

play a role 役割を果たす

link つながり

background music 背景音楽(BGM)

stay focused 集中し続ける

connection つながり、関連性

memory problem 記憶障害、記憶に関する問題

care home 高齢者施設(介護施設)

sing along 一緒に歌う

emotional response 感情的反応

confusion 混乱

loneliness 孤独

therapy 治療、療法

music therapist 音楽療法士

stroke 脳卒中

injury けが

rebuild skills 能力を再び身につける

lyrics 歌詞

recovery 回復

emotional support 心の支え、感情面の援助

activate A Aを活性化する

at once 同時に

stimulation 刺激

over time 時間とともに

attention 注意力

thinking skills 思考力

reduce the risk 危険を減らす

age-related 加齢に関連した

brain condition 脳の状態

それでは解説です。

ここではパラグラフごとに設問の解説をしていくことにします。

¶1   ①Music is something people experience in many different ways. ②For some, it is just entertainment, while for others, it plays a bigger role. ③Scientists have found that music can help people remember things because it creates a strong link between sound and memory. 

④In some studies, students who listened to certain songs while studying could recall more information when they heard the same songs again during a test. ⑤This method is now sometimes used by teachers who want to make learning easier or more fun for their students. ⑥In addition, background music may help students stay focused and study for longer periods.

(①音楽は、人々がさまざまな形で体験するものです。②ある人にとっては単なる娯楽かもしれませんが、別の人にとってはもっと重要な役割を果たします。③科学者たちは、音楽が記憶を助けることがあると発見しています。なぜなら、音と記憶の間に強い結びつきができるからです。④ある研究では、特定の曲を聴きながら勉強した学生が、その同じ曲をテスト中に再び聴いたとき、より多くの情報を思い出すことができました。⑤この方法は、学習をより簡単に、または楽しくしたいと考える教師たちによって使われることがあります。⑥さらに、音楽を流すことで学生の集中力が高まり、より長く勉強を続けられることもあります。)

(27)  In what ways do teachers use music to support learning?

(どのような方法で、教師たちは音楽を使って学習を支援するのですか?)

☞④In some studies, students who listened to certain songs while studying could recall more information when they heard the same songs again during a test.(ある研究では、特定の曲を聴きながら勉強した学生が、その同じ曲をテスト中に再び聴いたとき、より多くの情報を思い出すことができました)より、2 They play the same songs during both lessons and exams.(授業とテストの両方で同じ曲を流す)が正解。授業とテストの両方で同じ曲を使うことで記憶が助けられ、これが「学習支援」として使われていることを読み取りましょう。

本文:while studying / again during a test→選択肢:during both lessons and examsと自然な言い換えになっています。

¶2   ①Because of this connection between music and memory, it is now being used to support people with memory problems. ②In care homes for older adults, songs from their youth are often played. ③When they hear these songs, many of them begin to talk about memories from decades ago. ④Even those who have trouble speaking can sometimes sing along, which shows how deeply music connects to memory. ⑤Staff members have noticed that these moments often bring smiles and improve the overall mood of the residents. ⑥This positive emotional response can help reduce feelings of confusion or loneliness.

(①このような音楽と記憶の関係から、現在では記憶に問題を抱える人々を支援するためにも音楽が使われるようになっています。②高齢者施設では、入居者が若い頃に聞いていた曲がよく流されます。③そういった曲を聞くと、多くの人が何十年も前の思い出を語り始めます。④話すのが難しい人であっても、一緒に歌うことができる場合があり、音楽と記憶が深く結びついていることがわかります。⑤施設のスタッフは、こうした時間が入居者に笑顔をもたらし、全体的な気分を改善することが多いと気づいています。⑥このような前向きな感情の反応は、混乱や孤独感を和らげる助けになるのです。)

(28) How does music influence older people in care homes?

(音楽は高齢者施設にいる人々にどのような影響を与えますか?)

☞③When they hear these songs, many of them begin to talk about memories from decades ago.(そういった曲を聞くと、多くの人が何十年も前の思い出を語り始めます)に注目。これはまさに「若い頃の出来事を思い出す」ことを示しています。よって1 It reminds them of events from their younger years.(若い頃の出来事を思い出させる)が正解。

本文:talk about memories from decades ago→選択肢:reminds them of events from their younger yearsと自然な言い換えになっています。

¶3   ①This has inspired new kinds of therapy. ②In some hospitals, music therapists work with patients who are recovering from strokes or injuries. ③These therapists use instruments and singing to help patients rebuild lost skills. ④In one case, a man who could no longer speak well after a stroke improved by practicing the lyrics of his favorite songs. ⑤This example has shown therapists how powerful music can be as a recovery tool. ⑥Such therapies are now seen as helpful not only for physical recovery but also for emotional support. ⑦As a result, some hospitals have created music rooms for patients to enjoy and relax in.

(①こうした発見は、新たなタイプの音楽療法を生み出しています。②いくつかの病院では、音楽療法士が脳卒中やけがから回復中の患者と一緒に取り組んでいます。③これらの療法士は、楽器や歌を使って、患者が失った能力を取り戻せるように支援しています。④ある事例では、脳卒中の後、うまく話せなくなった男性が、自分のお気に入りの曲の歌詞を練習することで改善しました。⑤この事例は、音楽が回復のための強力な手段になり得ることを療法士たちに示しました。⑥こうした音楽療法は今や、身体的な回復だけでなく、感情面の支えとしても役立つものと考えられています。⑦その結果、一部の病院では、患者が楽しんだりリラックスしたりできる「音楽ルーム」も設けられています。)

(29) What is one way hospitals are using music to help patients?

(病院が患者を助けるために音楽を使っている方法の1つは何ですか?)

☞④In one case, a man who could no longer speak well after a stroke improved by practicing the lyrics of his favorite songs.(ある事例では、脳卒中の後、うまく話せなくなった男性が、お気に入りの歌の歌詞を練習することで改善しました)に注目。これはまさに、「言語機能回復のリハビリとして歌を使っている」ことを意味しています。よって2 They use songs as a form of speech practice.(歌を話す練習の一種として使う)が正解。

¶4   ①Scientists are still learning how music affects the brain, but they agree that it activates many areas at once. ②Unlike reading or speaking, music uses sound, rhythm, and emotion together. ③This combination of sensory and emotional stimulation could be why it has such a strong effect on both memory and emotion. ④Some studies even suggest that musical training may improve attention and thinking skills over time. ⑤Experts believe that listening to music regularly might also reduce the risk of certain age-related brain conditions.

(①科学者たちは、音楽が脳にどのように影響するかをまだ研究中ですが、音楽が脳のさまざまな領域を同時に活性化することには意見が一致しています。②読書や会話と異なり、音楽は音・リズム・感情を一緒に使います。③このように感覚と感情を同時に刺激することが、音楽が記憶や感情に強く作用する理由かもしれません。④いくつかの研究では、音楽の訓練が集中力や思考力を高める可能性があるとまで示唆されています。⑤専門家たちは、定期的に音楽を聴くことで、加齢に伴う脳の病気のリスクを減らす可能性があるとも考えています。)

(30) Why do scientists believe music affects the brain strongly?

(なぜ科学者たちは、音楽が脳に強い影響を与えると考えているのですか?)

☞③This combination of sensory and emotional stimulation could be why it has such a strong effect on both memory and emotion.(このように感覚と感情を同時に刺激することが、音楽が記憶や感情に強く作用する理由かもしれません)より、1 It involves different cognitive and emotional processes at the same time.(音楽は、異なる認知的・感情的な働きを同時に伴うから)が正解。

本文:sensory and emotional stimulation →選択肢:cognitive and emotional processesと自然な言い換えになっています。

(31) What is the main message of the passage?

(この文章の主なメッセージは何ですか?)

☞本文全体(¶1〜¶4)では、次のような点が語られています。

  • 音楽が記憶の手助けになる(学生、テスト、学習)
  • 高齢者の記憶を呼び起こす
  • 病院でのリハビリに使われる
  • 脳の広い領域を活性化し、感情や認知を支える
  • 音楽が脳の健康維持にも役立つ可能性

つまり、音楽は「楽しみ」だけではなく、記憶や感情、脳の働きを支えるツールであるというのが本文の中心メッセージです。よって2 Using music regularly can help both the mind and memory.(音楽を定期的に使うことで、心と記憶の両方に良い影響がある)が正解。

★英文読解問題の学習対策

1) 「パラグラフリーディング」を実行しよう

英文読解では、1つのパラグラフが1つの話題(トピック・情報)を伝えています。ですから、パラグラフ単位で「何について書かれているか=そのパラグラフの中心情報」を短く1文でまとめる練習をするのが効果的です。各パラグラフのまとめを繰り返して、最終的には「英文全体のテーマ、筆者の主張、パラグラフどうしの論理展開」が脳内に描けたら理想的です(このような英文読解の仕方を「パラグラフリーディング」と呼びます)。英検®準2級プラスではパラグラフごとに設問が解けましたが、今後はそのやり方が通用しない問題とも出会うことになるので、このような「パラグラフリーディング」を練習することを勧めます。

2) 「キーワードに注目」して読むことを意識しよう

設問はよく、人名・場所・日付・数字・話題の単語などの「キーワード」を手がかりに答えることが多いです。ですから、キーワードを手がかりに「この設問の答えはどこに書いてある?」ということを探す練習をするのが効果的です。本文を読む際にも、設問で問われそうなキーワードである「人名・場所・日付・数字・話題の単語」に印をつけながら読むとさらに効果的です。本文と選択肢の表現がよく変形されるという話をしましたが、「人名・場所・日付・数字・話題の単語」などのキーワードはその変形がされにくい表現だといえます。つまり、選択肢と本文でも「人名・場所・日付・数字・話題の単語」などの表現はまったく(あるいは、ほぼ)同じなので、設問から本文の該当箇所へ戻るスピードが格段にアップすることになるのです。

3) 練習のときは「自分の言葉で説明する」力もつけよう

英文読解の練習では、問題を解いて終わりにせずに、各パラグラフや全体の内容を、自分の言葉で日本語にまとめてみるのがおすすめです。たとえば、「第1パラグラフは、このトピックの背景が書かれている」「第2パラグラフでは、筆者の主張の理由が説明されている」「全体として、○○が重要だという考えが伝えられている」…という感じです。こんなふうに、それぞれのパラグラフのポイントや、筆者が伝えたいことを整理することで、内容を正確につかむ力(読解力・要約力)がグッとアップします。ポイントは、「何について・どう考えているのか(=テーマ+主張)」を、自分の言葉でまとめること。この練習をくり返すことで、英文を読んだときに論理の流れや重要な部分をすばやくキャッチできるスキルが身についてきますよ。

【6】ライティング(英文要約)問題(大問4)

この問題では、およそ90語の英文を読み、その内容を25~35語の英文に要約します。

元の文の重要な情報だけを取り出し、全体の約3分の1の分量に英文を書き直すことが求められます。

元の文を短く圧縮すればいいわけですから、「大事そうな箇所に線を引いて、それをつなぎ合わせればいい」と思うかもしれません。

しかし、それだけでは不十分です。


なぜなら、文と文のつながりが不自然になったり、語数オーバーになったりする可能性が高いからです。

そこで必要になるのが、文を短く簡潔に整えるための「パラフレーズ(言い換え)」の技術です。

なぜなら、文と文のつながりが不自然になったり、語数オーバーになったりする可能性が高いからです。
そこで必要になるのが、文を短く簡潔に整えるための「パラフレーズ(言い換え)」の技術です。

◎パラフレーズの4つの基本テクニック

① 上位概念にまとめる

② 主語を変える

③ 文の構造を短く変える

④ 具体内容を抽象的にまとめる

それぞれ詳しく見ていきましょう。

◎パラフレーズの4つの基本テクニック①【上位概念にまとめる】

英検®準2級プラスの要約問題では「語数を少なくしながら内容を保つ」ことが大切です。

そのために使えるテクニックのひとつが「上位概念にまとめる」という方法です。

上位概念とは「いくつかのものに共通する、ひとつ上のグループ名」に言い換えることです。

たとえば、

「りんご・みかん・バナナ」は → 「果物(fruits)」

「牛・人間・クジラ」は → 「哺乳類(mammals)」

「東京・ロンドン・パリ」は → 「主要都市(major cities)」

「バス・電車・地下鉄」は → 「公共交通機関(public transportation)」

というように、それぞれを一つの「上位概念語」でまとめると、スッキリして語数も節約できます。

【練習してみよう!】

では、以下の単語グループを見て、それらが入るグループ名(上位概念語)を英語で1〜2語で書いてみましょう。

1) dogs, cats, and rabbits → (    )

2) shirts, pants, and coats → (    )

3) gold, silver, and copper → (    )

4) violin, piano, and guitar → (    )

5) tea, coffee, and juice → (    )

答えが思いつかないときは、「それって何の仲間・要素・一部?」と日本語で考えてみるとヒントになります。

【練習問題の答えと解説】

1) dogs, cats, and rabbits → animals(動物)

これらはすべて「動物」です。もっと限定して pets(ペット)とも言えますが、一般的にはanimalsが広い上位概念です。

2) shirts, pants, and coats → clothes(服)

シャツ、ズボン、コートはすべて身につける「服」に含まれるので、clothesでまとめられます。

3) gold, silver, and copper → metals(金属)

これらはすべて「金属」の種類なので、metalsがぴったりです。

4) violin, piano, and guitar → musical instruments(楽器)

バイオリン、ピアノ、ギターはどれも音楽を演奏する道具、つまり「楽器」ですね。

5) tea, coffee, and juice → drinks(飲み物)

お茶・コーヒー・ジュースはすべて「飲み物」です。

◎パラフレーズの4つの基本テクニック② 【主語を変える】

人主語、物主語、It主語、There構文などでパラフレーズすることで語数を節約できることがあります。

特に「無生物主語構文」は、使いこなせるようになると非常に便利な表現です。

例文を通して、〈人主語〉から〈無生物主語〉へと言い換える発想に慣れていきましょう。

以下の9個の表現は使いこなすと非常に便利です。

①S enable A to do

「SはAが…するのを可能にする」

「SのおかげでAは…できるようになる」

〈人主語〉

If you use this app, you will be able to learn faster.(12語)

このアプリを使えば、もっと早く学べるようになる。


〈無生物主語〉

This app will enable you to learn faster.(8語)

このアプリは、あなたがもっと早く学べるようにしてくれる。

②S prevent A from doing

「SはAが…するのを妨げる」

「SのせいでAは…できなくなる」

〈人主語〉

I didn’t focus in class because I didn’t sleep for a long time.(13語)

長く眠れなかったので、授業に集中できなかった。

〈無生物主語〉

Lack of sleep prevented me from focusing in class.(9語)

睡眠不足が、授業に集中するのを妨げた。

③ S make A do

「SはAに…させる」

「Sが原因でAは…することになる」

〈人主語〉

The teacher said something important to me, so I decided to study harder.(13語)

先生が大切なことを言ったので、私はもっと勉強することにした。

〈無生物主語〉

The teacher’s important words made me decide to study harder.

先生の大切な言葉が、私にもっと勉強しようと決意させた。(10語)

④ S make A C

「SはA= C(の状態)にする」

「Sが原因でA=Cになる」

〈人主語〉

I saw the movie and I became sleepy.(8語)

その映画を観て、私は眠くなった。

〈無生物主語〉

The movie made me sleepy.(5語)

その映画が、私を眠くさせた。

⑤ S help A do

「SはAが…するのに役立つ」

「SのおかげでAは…できるようになる」

〈人主語〉

If you read this book, you will be able to increase your English vocabulary.(14語)

この本を読めば、英語の語彙力を増やすことができる。

〈無生物主語〉

This book will help you increase your English vocabulary.(9語)

この本は、英語の語彙力を増やすのに役立つ。

⑥ S allow A to do

「SはAが…するのを許可する[認める]」

「SのおかげでAは…できるようになる」

〈人主語〉

I was able to leave early due to the school event.(11語)

学校行事のため、私は早く帰ることができた。

〈無生物主語〉

The school event allowed me to leave early.(8語)

学校行事が、私を早く帰れるようにしてくれた。

⑦ S force A to do

「SはAが…するのを強制する」

「SのせいでAは……せざるを得なくなる」

〈人主語〉

She had to cancel her appointment because of the accident.(10語)

彼女は事故のために予約をキャンセルせざるを得なかった。

〈無生物主語〉

The accident forced her to cancel her appointment.(8語)

その事故が、彼女に予約をキャンセルさせた。

⑧ S remind A of B

「SはAにBを思い出させる」

「Sを見ると[聞くと]AはBを思い出す」

〈人主語〉

When I see this photo, I always think of the good old days.(13語)

この写真を見ると、いつも昔の良き時代を思い出す。

〈無生物主語〉

This photo always reminds me of the good old days.(10語)

この写真は、いつも私に昔の良き時代を思い出させる。

⑨ S show that節

「Sは(事実や証拠として)…ということを示す」

「Sを見ると[聞くと]…とわかる/Sは…ということの証拠だ」

〈人主語〉

When I heard his remark, I realized that he was angry.(11語)

彼の発言を聞いて、彼が怒っているとわかった。

〈無生物主語〉

His remark showed that he was angry.(7語)

彼の発言は、彼が怒っていることを示していた。

◎パラフレーズの4つの基本テクニック③【文の構造を短く変える】

 文(sentence)→節(clause)→句(phrase)→語(word)へと構造を縮めることがポイントです。特に文の内容を句・語で言い換えると字数を大幅に削減できます。

(例1)

There is a boy. He is wearing a red cap.(10語)

There is a boy wearing a red cap.(8語)

(赤い帽子をかぶった男の子がいます)

☞2つの文に表す内容を、現在分詞句(wearing a red cap)がa boyを後置修飾する構造に変形しています。

(例2)

While I was in high school, I learned French.(10語)

During high school, I learned French.(6語)

(大学を卒業したあと、彼女は働き始めました)

☞副詞節(While I was in high school)から副詞句(During high school)への変形。

While I was in high schoolは〈接続詞+文〉、During high schoolは〈前置詞+名詞〉という構造。

(例3)

He studied hard so that he could pass the exam.(10語)

He studied hard to pass the exam.(7語)

(試験に合格するために、彼は一生懸命勉強しました)

☞「目的」を表す接続詞so thatから、不定詞to doへの変形。

(例4)

He left the room without saying anything.(彼は何も言わずに部屋を出た)

He left silently.(彼は黙って部屋を出た)

☞without saying anything(何も言わずに)という副詞句を、silentlyという1単語の副詞で言い換えている。

◎パラフレーズの4つの基本テクニック④ 【具体的な内容を抽象的にまとめる
】

「個別・具体的な情報」を「より一般的・抽象的な情報」に置き換えることで、元の内容を簡潔にしつつ要点を押さえることができます。

【上位概念にまとめる】は、あくまでも単語レベルのまとめでしたが、それを文レベルまで拡大して、文の内容をざっくりとまとめる方法だと理解しましょう。

要するに、たくさんの細かい情報を、まとめてスッキリ表す方法です。

たとえば、いろいろな行動を一つの「大きな意味」に置きかえることで、文章が短く、わかりやすくなります。

まずは日本語でやってみましょう。

1) 私は朝早く起きて、歯を磨き、朝ごはんを食べて、制服に着替えて家を出た。

→私は朝(    )をした。

答え: 登校の準備

2) 彼は電車に乗り、会場に行き、受付を済ませ、面接官と話した。

→彼はその日(    )だった。

答え: 就職面接(あるいは「面接試験」でも可)

3) 母は買い物メモを作り、スーパーに行き、野菜や肉を買い、料理を作った。

→母は(    )をした。

答え: 食事の準備(または「夕飯の支度」)

4) 私は申込書に記入し、必要書類を添えて封筒に入れ、切手を貼ってポストに投函した。→私は(    )をした。

答え: 書類の提出(または「申請手続き」)

5) 彼女はチケットを買い、イオンシネマに入り、『ミッション:インポッシブル』を最後まで見た。

→彼女は(    )をした。

答え: 映画鑑賞

ポイントは、細かい記述をいちいち説明しないで、そこに共通するテーマを見つけて、ひとつの言葉でまとめることです。

つまり、細かい情報は無視して、その文の中心的な情報に絞って短く言い換えるのがコツです。「ざっくりと、でも的確に」という絶妙なさじ加減が必要となります。

やり方のコツを理解したので、今度は「英語→英語」でやってみましょう。

英検®準2級プラスの要約ではこのテクニックが最も活躍するので、以下の例文を通してパラフレーズのやり方に慣れてください。

(例1)

〈具体的な文〉

She volunteers at animal shelters, plants trees, and cleans up parks.(11語)

(彼女は動物保護施設でボランティアをし、木を植え、公園を掃除している)

〈抽象的な文〉

She is active in environmental and community service.(8語)

(彼女は環境・地域奉仕活動に積極的だ)

☞「環境や地域のためにがんばっている」と、まとめて言える。

(例2)

〈具体的な文〉

Students can take online classes, watch recorded lectures, and submit assignments digitally.

(学生はオンライン授業を受け、録画講義を見て、課題をデジタルで提出できる)

〈抽象的な文〉

Students benefit from digital learning tools.

(学生はデジタル学習ツールの恩恵を受けている)

☞「個々の学習行動」を「デジタル学習の便利さ」という1つの言葉でまとめよう。

(例3)

〈具体的な文〉

The restaurant uses local ingredients, avoids plastic packaging, and saves energy.

(そのレストランは地元の食材を使い、プラスチック包装を避け、エネルギーを節約してい↓

〈抽象的な文〉

The restaurant practices sustainable operations.

(そのレストランは持続可能な運営を行っている)

☞「いくつかのエコな取り組み」を「持続可能な運営」として一括りに。

(例4)

〈具体的な文〉

He visits museums, reads history books, and watches documentaries.

(彼は博物館に行き、歴史の本を読み、ドキュメンタリーを見ている)

〈抽象的な文〉

He is interested in learning about the past.

(彼は過去について学ぶことに関心がある)

☞「歴史に関する具体的行動」を「歴史が好き」という観点でまとめる。

(例5)

〈具体的な文〉

They built new schools, improved hospitals, and expanded public transportation.

(彼らは新しい学校を建て、病院を改善し、公共交通を拡充した)

〈抽象的な文〉

They invested in public infrastructure.

(彼らは公共インフラに投資した)

☞「いろんな施設を作る」とは、要するに「インフラ整備」のこと。

コツは理解できましたか?

それでは実際にやってみましょう!

【練習問題】次の英文の内容をもっと抽象的に言い換えて、短い英文で書き換えなさい。

1) I did my homework, studied for a test, and reviewed class notes.

2) She played soccer, ran laps, and did stretching exercises.

3) We ate lunch together, talked after school, and went shopping on Sunday.

4) He helped take out the trash, clean the bathroom, and cook dinner.

【解答・解説】

1)

具体: I did my homework, studied for a test, and reviewed class notes.(12語)

(宿題をし、テスト勉強をし、授業のノートを見直しました)

抽象: I spent time on academic work.(6語)

(学業に時間を費やしました)

☞勉強系の活動をacademic work(学業)とまとめる。

〈別解〉

・I focused on my studies.(勉強に集中しました)

・I worked on school assignments.(学校の課題に取り組みました)

・I spent time studying.(勉強に時間を使いました)

2)

具体: She played soccer, ran laps, and did stretching exercises.(9語)

(彼女はサッカーをし、周回走をし、ストレッチをしました)

抽象: She participated in physical training.(5語)

(彼女は体力トレーニングに取り組みました)

☞いくつかの運動メニューをphysical training(体力トレーニング)とまとめる。

〈別解〉

・She did some physical exercise.(彼女は運動をしました)

・She took part in athletic activities.(彼女は運動活動に参加しました)

・She was active in sports training.(彼女はスポーツのトレーニングに取り組みました)

3)

具体: We ate lunch together, talked after school, and went shopping on Sunday.(12語)

(私たちは一緒に昼食を食べ、放課後に話をし、日曜日に買い物に行きました)

抽象: We enjoyed spending time with friends.(6語)

(私たちは友達と楽しい時間を過ごしました)

☞友情・交流に関する行動を「楽しい時間」とまとめる。

〈別解〉

・We spent time hanging out with friends.(友達と一緒に過ごしました)

・We enjoyed doing fun things with friends.(友達と楽しいことをして楽しみました)

・We had a good time with our friends.(友達と楽しい時間を過ごしました)

4)

具体: He helped take out the trash, clean the bathroom, and cook dinner.

(彼はゴミ出しや浴室の掃除、夕食作りを手伝った。)

抽象: He helped with household chores.

☞一連の行動をchores(家事)とまとめる。

〈別解〉

・He did some chores at home.(彼は家でいくつかの家事をしました)

・He helped out around the house.(彼は家庭内の手伝いをしました)

・He supported his family with household tasks.(彼は家事で家族を助けました)

ここまでの解説で、英文要約のやり方はおおよそつかめたと思います。

英検®準2級プラスでは、出題される英文の構成パターンがほぼ決まっているため、以下のような「型」を意識すると、効率よく解答をまとめることができます。

■英文のよくある構成パターン(3パラグラフ構成)

  • ¶1(第1段落): テーマの導入
  • ¶2(第2段落): 良い点
  • ¶3(第3段落): 悪い点

■要約で書くべきポイント(=採点基準)

英検®では、次の3点が含まれているかが評価の基準になります。

  • 採点基準①:テーマB(第1段落の要点)
  • 採点基準②:良い点(第2段落の要点)
  • 採点基準③:悪い点(第3段落の要点)

■解き方の手順

1) 英文を読みながら上記の【採点基準①②③】にあたる部分に線を引く。

2) それぞれの内容を【パラフレーズの4つの基本テクニック】で要約する。

① 上位概念にまとめる

② 主語を変える

③ 文の構造を短く変える

④ 具体内容を抽象的にまとめる

3) 文の長さを25〜35語に収めるように微調整する。

4) 最後に、スペルミスや主語・動詞のミスなどがないか見直す。

このように、英検®準2級プラスの要約問題は、「型」を知っていればこわくありません。

テーマとパラグラフ構成をつかみ、ポイントを簡潔に英文でまとめる練習を重ねていけば、満点を狙うことも可能です!

それでは早速オリジナル問題を解いてみましょう。


● 以下の英文を読んで,その内容を英語で要約し,解答欄に記入しなさい。 

● 語数の目安は25語~35語です。

 More and more people are shopping online these days. We can buy many things at any time using a smartphone or a computer.

 Online shopping is helpful because we don’t need to go to stores. We can save time and avoid crowds by shopping from home.

 However, there is a problem. We cannot see, touch, or try the product before we buy it, so we sometimes get something different from what we expected. For example, the size, color, or quality of the item may not match what we saw on the screen.


さあどうでしょうか?

以下のように線を引くことができましたか?

¶1   More and more people are shopping online these days. We can buy many things at any time using a smartphone or a computer.

¶2   Online shopping is helpful because we don’t need to go to stores. We can save time and avoid crowds by shopping from home.

¶3   However, there is a problem. We cannot see, touch, or try the product before we buy it, so we sometimes get something different from what we expected. For example, the size, color, or quality of the item may not match what we saw on the screen.

〈日本語訳〉

¶1   最近、オンラインで買い物をする人がますます増えています。スマートフォンやコンピューターを使えば、いつでもたくさんの物を買うことができます。

¶2   オンラインショッピングはお店に行く必要がないので便利です。時間を節約できるし、人ごみを避けることもできます。

¶3   しかし、問題もあります。商品を買う前に、実際に見たり、触ったり、試したりすることができないため、思っていたものと違う商品が届くことがあります。たとえば、サイズや色、品質が画面で見たものと合わないことがあるのです。

これを採点基準に当てはめるとこうなります。

  • 採点基準①:テーマ(第1段落の要点)☞オンラインショッピングの増加
  • 採点基準②:良い点(第2段落の要点)☞お店に行く必要なし
  • 採点基準③:悪い点(第3段落の要点)☞商品を実際に手に取ることができないので、予想と異なる場合もある

では、解答例を見てみましょう。

〈解答例1〉Online shopping is becoming more popular because it allows us to buy items easily from home. However, we cannot check the actual products, so they might be different from our expectations.(31語)

〈採点基準の確認〉

・Online shopping is becoming more popular

オンラインショッピングはますます人気になっている

☞採点基準①:テーマ(オンラインショッピングの増加)が入っている

・because it allows us to buy items easily from home. 

家から簡単に商品を買うことができるため

☞採点基準②:良い点(お店に行く必要なし)が入っている

・However, we cannot check the actual products, so they might be different from our expectations.

しかし、実際の商品を確認することができないので、期待していたものと違うことがある

☞採点基準②:悪い点(商品を実際に手に取ることができないので、予想と異なる場合もある)が入っている

元の英文がどのようにパラフレーズされているかは自分で確認しておきましょう。

別解も紹介します。

〈解答例2〉

Many people now enjoy online shopping because they can buy things easily without going to stores. But they can’t see or touch the items before buying, so the products may not be what they expected.(35語)

〈採点基準の確認〉

・Many people now enjoy online shopping 

多くの人が今、オンラインショッピングを楽しんでいる

☞採点基準①:テーマ(オンラインショッピングの増加)が入っている

・because they can buy things easily without going to stores. 

店に行かなくても簡単に物を買うことができるから

☞採点基準②:良い点(お店に行く必要なし)が入っている

・But they can’t see or touch the items before buying, so the products may not be what they expected.

しかし、購入前に商品を見たり触ったりすることができないので、届いた商品が思っていたものと違う場合がある

☞採点基準②:悪い点(商品を実際に手に取ることができないので、予想と異なる場合もある)が入っている

★学習対策

英検®準2級プラスの英文要約対策を効果的に進めるためには、「型に慣れる」「パラフレーズの練習をする」「実戦体験をする」の3点を意識した学習プランを作ることが大切です。

1) 英文要約の「型」に慣れる

  • 英検®準2級プラスの大問4を読む
  • 3パラグラフ構成(導入・メリット・デメリット)に線を引く
  • 各段落の要点を1文でメモする ☞特に「¶1はテーマの紹介」「¶2は良い点」「¶3は悪い点」という定型パターンを体にしみ込ませる。
  • ・読みながら「これはメリット? デメリット?」と考えるクセをつける。

2) パラフレーズの練習をする

模範解答の中の文を、自分なりに言いかえる練習をする

☞パラフレーズの4つの基本テクニックを使って書き換える練習を積む!

  • ① 上位概念にまとめる
  • ② 主語を変える
  • ③ 文の構造を短く変える
  • ④ 具体内容を抽象的にまとめる

3) 本番形式の要約練習をする

☞以下のStepに従って本番のつもりで解くことが大切。

Step 1 100語程度の英文を読む(英検®公式問題集など)

Step 2 パラグラフごとに重要な情報のメモを書く(採点基準を意識する)

Step 3 メモを使って30語程度の英語で要約する(パラフレーズの4つの基本テクニックを使う)

☞書くときは「①テーマ」「②メリット」「③デメリット」の順番を守る

Step 4 模範解答と比較して、内容の抜け・表現の違いを確認する

米山先生
米山先生

答案は学校や塾の先生に添削してもらいましょう。添削をしてくれる先生がいない場合は、生成AIを使うのも手です。

【7】ライティング(英作文)問題(大問5)

大問5は、あるトピックに関する自分の意見とその理由を2つ書く問題です。

字数制限は50語〜60語です。

以下のステップを踏んで解きましょう。

【ステップ1】まずは自分の意見を明確に書く

【ステップ2】次に、理由を2つ書こう

【ステップ3】字数が足りない場合はさらに説明を加える

【ステップ4】書き終わったら、ちゃんと見直そう

それでは各ステップを詳しく見ていきます。

【ステップ1】まずは自分の意見を明確に書く

自分の意見は、問題文をそのまま使うか、少し手直しして使いましょう。

無理をして別の表現に言い換える必要はありません。

〈問題文〉

Some people prefer living in the countryside rather than in big cities. Do you think more people will move to the countryside in the future?

(大都市よりも田舎での生活を好む人もいます。あなたは、将来もっと多くの人が田舎に引っ越すようになると思いますか?)

〈肯定的な答え方〉

Yes, I think more people will move to the countryside in the future.(13語)

〈否定的な答え方〉

No, I don’t think more people will move to the countryside in the future.(14語)

【ステップ2】次に、理由を2つ書こう

自分の考えを書いたら、次はその理由を2つ書いてあげましょう。

そのときに便利なのがこの形です。

First, ~. Second, ~.(「まず~。それから~。」)

たとえばこんなふうに書けます。

Yes, I think more people will move to the countryside in the future. First, many people want a quieter and less stressful life, and the countryside offers a more peaceful environment. 〜〜〜〜〜 Second, with the rise of remote work, people can live and work anywhere, so they no longer need to stay in big cities. 〜〜〜〜〜〜

(注)First, / Second, のあとには必ずコンマ( , )をつけるのを忘れないように!

英検®準2級プラスの英作文では、「変わった意見」や「特別な体験」を書く必要はありません。

「ふつうに考えたらその通り」と思えるような、一般の人なら共感できる平凡で常識的な理由で十分です。

ただし、意見と理由がちぐはぐになると減点されます。

たとえば、「田舎に住む人が増えると思う」と答えているのに、理由として「都会の学校の方がいい」と書いたら、おかしいですよね。

つまり、意見と理由が無理なくつながっていることが大切です。

読み手が「なるほど」と納得できるような、常識的でわかりやすい理由を書くことを目指しましょう。

【ステップ3】字数が足りない場合はさらに説明を加える

〈意見+理由1+理由2〉まで書けたら、いったん自分で語数を数えてみましょう。

そこで「よし、字数は足りている!」とか「もうちょっと足りないな…」ということがわかるはずです。

もし足りなかったら、理由2にもう1文だけ説明を加えるのが一番簡単なやり方です。

たとえばこんな感じ。

Second, the countryside is quiet and relaxing. I can study better there.

(田舎は静かで落ち着くから、もっと集中して勉強できるんだ)

こんなふうに1文足すだけで語数もちょうどよくなり、内容もわかりやすくなりますね。

何回か練習していけば、「これくらい書けば50語〜60語くらいかな」って感覚でわかるようになるので、あまり気にしすぎなくて大丈夫ですよ。

【ステップ4】書き終わったら、ちゃんと見直そう

書きっぱなしにせずに、答案をしっかり見直してミスを直すことが大事です。

特に、よくある「うっかりミス(ケアレスミス)」は次のポイントでよく起きます。

見直しチェックポイント

  • 1) 主語と動詞はちゃんと入っている?
  • 2) 三単現のsを忘れてない?(例:He like → He likes)
  • 3) 時制(いつの話か)がズレてない?(過去・現在・未来)
  • 4) 助動詞(will, can, mustなど)はちゃんと入っている?
  • 5) スペルミスをしてない?

この5つを見直すだけでも、点数アップにつながりますよ!

時間が少し残っていたら、ゆっくり1文ずつ心の中で読み上げてみるのもお勧めです。

目で見て気づかないミスも、音にしてみると気づきやすくなることも多いものです。

是非試してみてくださいね。

では早速問題を解いてみましょう。

制限時間は8分です。


● 以下の TOPIC について,あなたの意見とその理由を2つ書きなさい。

● POINTS は理由を書く際の参考となる観点を示したものです。ただし,これら以外の観点から理由を書いてもかまいません。

● 語数の目安は50語~60語です。

TOPIC

Do you think using robots in daily life will become more common in the future?


それでは解答例を確認しましょう。

問題文はDo you think using robots in daily life will become more common in the future?(あなたは日常生活でロボットを使うことが将来もっと一般的になると思いますか?)です。

〈解答例①〉

Yes, I think using robots in daily life will become more common in the future. First, robots can help us with housework like cleaning, washing dishes, and cooking, which saves time and makes life easier. Second, they can support elderly people by reminding them to take medicine or helping them in emergencies.(52 words)

(はい、将来、日常生活でロボットを使うことはもっと一般的になると思います。まず、ロボットは掃除や皿洗い、料理などの家事を手伝ってくれるので、時間を節約でき、生活が楽になります。次に、ロボットは高齢者が薬を飲むのを思い出させたり、緊急時に助けたりしてサポートできます。)

・Yes, I think using robots in daily life will become more common in the future.(15語)

はい、将来、日常生活でロボットを使うことはもっと一般的になると思います。

☞「あなたの意見」では質問文のDo you think using robots in daily life will become more common in the future?を平叙文に変えてそのまま使っていますね。

・First, robots can help us with housework like cleaning, washing dishes, and cooking, which saves time and makes life easier.(20語)

まず、ロボットは掃除や皿洗い、料理などの家事を手伝ってくれるので、時間を節約でき、生活が楽になります。

☞「理由1」は定番パターンの〈First, SV ….〉を用いています。

☞「家事の手伝い」について具体例(like cleaning, washing dishes, and cooking)を挙げています。

☞非制限用法のwhichを用いて、「ロボットを利用する利点」を述べているので説得力が増しています。

・Second, they can support elderly people by reminding them to take medicine or helping them in emergencies.(17語)

次に、ロボットは高齢者が薬を飲むのを思い出させたり、緊急時に助けたりしてサポートできます。

☞「理由2」は定番パターンの〈Second, SV ….と〉を用いています。

☞「高齢者のサポート」について具体例(by reminding them to take medicine or helping them in emergencies)を挙げています。

〈解答例②〉

No, I do not think using robots in daily life will become more common in the future. First, robots are still expensive, and many people cannot afford them. Also, repair costs may remain high. Second, if robots malfunction, they could cause accidents, such as spilling hot water or dropping heavy things that might hurt people.(55語)

(いいえ、将来、日常生活でロボットを使うことがもっと一般的になるとは思いません。まず、ロボットは今でも高価で、多くの人がそれを個人で購入する余裕がありません。また、修理費も高いままである可能性があります。次に、もしロボットが故障すれば、熱いお湯をこぼしたり重い物を落としたりして、人を傷つけるような事故を引き起こすかもしれません。)

・No, I do not think using robots in daily life will become more common in the future.(17語)

いいえ、将来、日常生活でロボットを使うことがもっと一般的になるとは思いません。

☞「あなたの意見」では質問文のDo you think using robots in daily life will become more common in the future?を平叙文に変えてそのまま使っていますね。

・First, robots are still expensive, and many people cannot afford them. Also, repair costs may remain high.(17語)

まず、ロボットは今でも高価で、多くの人がそれを個人で購入する余裕がありません。また、修理費も高いままである可能性があります。

☞「理由1」は定番パターンの〈First, SV ….〉を用いています。

☞字数が足りないのでAlso, repair costs may remain high.という1文を足しています。「経済的デメリット」という内容で、新しい別の情報を足していることに注意してください。

・Second, if robots malfunction, they could cause accidents, such as spilling hot water or dropping heavy things that might hurt people.(21語)

次に、もしロボットが故障すれば、熱いお湯をこぼしたり重い物を落としたりして、人を傷つけるような事故を引き起こすかもしれません。

☞「理由2」は定番パターンの〈Second, SV ….と〉を用いています。

☞「事故の可能性」について具体例(such as spilling hot water or dropping heavy things that might hurt people)を挙げています。

☞〈If SV …, SV 〜.〉は「もし…ならば、〜。」という「条件+帰結」の表現。説明するためには、具体例を挙げるだけでなく「条件+帰結」のパターンを使うと書きやすくなる場合もあるということは覚えておきましょう。

ライティング問題(大問5)の学習対策

「英作文って難しそう…」「何を書けばいいか分からない」と感じていませんか?

でも安心してください。毎日少しずつ練習を重ねることで、確実に書けるようになります!

英検®準2級プラスでは、自分の意見を述べ、理由を2つ書いて約50〜60語の英文を完成させる力が求められます。

型とコツを押さえれば、満点も夢ではありません!

① どうやって練習するの?

まずは、身近なテーマについて1日1文から始めましょう。

英検®準2級プラスでよく出るトピック(例:テクノロジー、教育、環境)について、自分の考えをシンプルな英文で書く練習をします。

例えばこんな英文から始めましょう。

  • I think students should study abroad.
  • I believe technology makes our lives easier.
  • I prefer living in the countryside.

慣れてきたら、「理由を2つ書いて80語以上の英文にする」練習にレベルアップ!

② なぜ毎日書くのが大事?

英検®では、以下のような基本的なミスで点を落とすことがよくあります:

  • スペルミス(ex. goverment → government)
  • 三単現のsの忘れ(She walk → ✕/She walks → ○)
  • 主語と動詞の不一致(My parents likes → ✕/like → ○)

こうしたミスを防ぐには、日々のアウトプット練習が一番効果的です。

毎日少しずつ書くことで、徐々にミスが少なくなり、「正しい英語の形」が自然と身についていきます。

③ 例文を暗唱して「英語の型」を身につけよう!

英検®準2級プラスでは、何も見ずに50語以上の英文を書く力が求められます。

いきなりゼロから書くのは大変なので、まずはよく使われる例文を覚えることから始めましょう。

1) 意味と使い方を理解してから暗記する

ただの丸暗記ではなく、単語の意味・文法・使える場面を理解することで「使える知識」にまで高めましょう

2) 声に出して覚える

例文を音読しながら覚えると、記憶の定着率が上がります(科学的にも証明されています!

3) 書いて覚える

実際に書くことで、自分の弱点が分かります。採点官に読みやすい字で、丁寧に書く習慣もつきます。

目安としては例文を100個から150個くらい覚えることを目指しましょう。

例文はすべて意味・構造を完璧に理解して、自動的にスラスラ書けるようになるまで繰り返し練習してください。

④ 添削を受けると何が良いの?

英作文は自分ひとりではミスに気づきにくいものです。

文法や語法のミスだけでなく、論理の流れや表現の自然さなど、第三者の目によるチェックはとても大きな助けになります。

具体的には、

  • 自分では気づかない「文法・語法のミス」を修正できる
  • 自分では気づかない「不自然な表現」を修正できる
  • 自分では気づかない「論理展開(一貫性・結束性)の不備」を修正できる

などの効果があります。

つまり、「書いて終わり」ではなく、「書いた後に直す」ことがスコアアップの近道なのです!

米山先生
米山先生

答案は学校や塾の先生に添削してもらいましょう。添削をしてくれる先生がいない場合は、生成AIを使うのも手です。

おわりに

最後まで読んでくださってありがとうございます!

英検®準2級プラスの世界をのぞいてみた感想はいかがでしたか?

このブログを読んで、少しでも「なるほど」「がんばってみようかな」と思っていただけたならとてもうれしいです。

英検®準2級プラスは「日々の努力の継続」で乗りこえられる試験です。

このブログが、あなたの「できた!」につながるきっかけになればうれしいです。

米山先生
米山先生

英語の勉強は、ときには大変ですが、「わかった!」「使えた!」という喜びもたくさんあります。英検®準2級プラスの勉強をきっかけに、もっともっと英語が楽しくなるよう、これからも粘り強い学習を続けてください。

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英検®3級攻略!大問1文法問題対策【米山達郎の英検®攻略ブログ】https://phlight.co.jp/onboard/yoneyama-eiken3-02/Mon, 02 Jun 2025 08:19:49 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=7349

みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。 📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール 私はふだん、大学入試や英検®、TOEICなどのテストを作る仕事をしています。このブログでは ...

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みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。

この記事の著者

米山 達郎よねやま たつろう

京都大学の文学部を卒業してから、長い間、河合塾で模擬試験を作るリーダーをしていました。現在は、資格試験や大学入試の問題を作ったり、学校の先生たちのサポートをしたりしています。これまでに作った本には、『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)、『英作文バイブル和文英訳編/自由英作文編』(Z会)、『パラグラフリィーディングのストラテジー1/2/3』(河合出版)などがあります(いずれも共著です)。

📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール

私はふだん、大学入試や英検®、TOEICなどのテストを作る仕事をしています。このブログでは、英検®の問題を見ながら、「英検®ではこういう問題が出ている」「こんなスキルが必要とされる」ということを、わかりやすく伝えていきます。

ちょうど文化人類学者がある村に行って、その村の暮らしを観察して「この村にはこんな文化がありますよ」と紹介するように、私は英検®という「世界」をみなさんに紹介する気持ちで書いています。

このブログを読むことで、「英検®ってこんな感じなんだ」「こうやって勉強したらいいんだな」と実感してもらえたらうれしいです。

なお、ブログに出てくる問題はすべてオリジナルで、実際の過去問ではありません。実際の英検®の過去問をご覧になりたい方は、以下の公式サイトをご確認ください:

👉 英検®過去問はこちら

本日は、大問1文法問題対策を見ていきましょう。

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文法問題

1) どんな問題が出ているの?

大問1の(13)から(15)はいわゆる「文法問題」です。

これは、英語のルールをちゃんと理解しているか?をチェックする問題です。

たとえば、動詞の形とか、語の順番とか、表現のきまりとか…

いわば「英語の文を正しく組み立てる力」を見る問題なんです。

文法問題には2つのタイプがあります。

①【形や文の構造を考えないと解けない問題】

ちょっと考えるけど、ルールに当てはめればスッキリ解ける。

例:過去分詞の後置修飾、関係代名詞、受動態、不定詞の副詞用法など。

②【覚えていればすぐにわかる問題】

パターンや表現を覚えていれば、一瞬で解けるラッキー問題。

例:enjoy doing(〜するのを楽しむ)、have been to(〜に行ったことがある)など。

2) どうやって解けばいいの?

解き方はとってもシンプル。

3つのステップに分けて考えましょう。

【ステップ1】問題文の意味を考える

何を言いたい文なのかをイメージする。

【ステップ2】選択肢の「形の違い」に注目する

たとえば、その単語が何形なのか(現在形?過去形?分詞?)をチェックする。

【ステップ3】文法のルールを使って「意味が通る形」を選ぶ

文として自然か?文法的に正しいか?を考えて、当てはめてみよう。

3) 実際にやってみよう!

They are looking for the wallet (     ) from the locker. It had some money and an important card inside.

1 stolen   2 stealing   3 steals   4 stole

【ステップ1】問題文の意味を考える

They are looking for the wallet (     ) from the locker. It had some money and an important card inside.

→彼らはロッカーから(     )財布を探しています。その中にはお金と大事なカードが入っていました。

【ステップ2】選択肢の「形の違い」に注目する

  • 1 stolen → stealの過去分詞
  • 2 stealing → stealの現在分詞。あるいは動名詞。
  • 3 steals → stealの現在形(三単現の-sに注目)
  • 4 stole → stealの過去形

【ステップ3】文法のルールを使って「意味が通る形」を選ぶ

a) 問題文の(     ) from the lockerの部分が、名詞のthe walletを後ろから修飾していると考えれば正しい英語の語順になる。

b) wallet(財布)とsteal(〜を盗む)は「財布が盗まれる」という受動の意味関係。

c)「名詞を後置修飾して、受動の意味関係が成立するのは過去分詞」という文法ルールが適用できる!

d) だから、1 stolen(「盗まれた」stealの過去分詞)が正解。

e)「彼らはロッカーから(盗まれた)財布を探しています」という自然な文意になる!

He is (     ) than I am, so he carried the heavy bag.

1 strongest   2 strong   3 strongly   4 stronger

【ステップ1】問題文の意味を考える

He is (     ) than I am, so he carried the heavy bag.

→彼は私より(     )ので、その重いカバンを運びました。

【ステップ2】選択肢を比べて違いをチェックする

  • 1 strongest → 形容詞strongの最上級
  • 2 strong → 形容詞strongの原級
  • 3 strongly → 副詞stronglyの原級
  • 4 stronger → 形容詞strongの比較級

【ステップ3】文法のルールを使って「意味が通る形」を選ぶ

a) 問題文のthan I amに注目。

b) 〈比較級+than A〉という形で用いる(=thanは比較級と一緒に用いる)という文法ルールが適用できる!

c) だから、比較級の4 strongerが正解。

d)「彼は私より(力が強い)ので、その重いカバンを運びました」という自然な文意になる!

4) どうやって勉強したらいいの?

英語の文法は、実はスポーツのルールとそっくりです。

ルールを知らなかったら勝てないけど、いったん覚えてしまえば、自然に動けるようになりますよね。

対策のポイントは2つ。

①文のしくみをしっかり理解する!

「主語+動詞」「名詞を修飾する語の順番」など、英語の文の骨組み(=基本のかたち)をきちんと意識することが大切です。

たとえば、「語の並べ方のルールは?」「どの語がどの語を説明しているのか?」ということを、なんとなく丸暗記するのではなく、「なるほど!」と意味を考えながら理解して覚えていきましょう。

このような「文のしくみ」に関する文法事項(不定詞、動名詞、分詞、関係詞、接続詞など)が、【形や文の構造を考えないと解けない問題】として出題されるわけです。

②よく出る表現は「セット」で覚える!

「単語1個だけ」で覚えるより、よく使われる単語どうしの組み合わせ(=フレーズ)覚える方がラクで効果的です。

たとえば、このような感じです。

良くない覚え方=単語1個だけで覚える良い覚え方=フレーズで覚える
enjoy(楽しむ)enjoy doing(〜するのを楽しむ)
interested(興味がある)be interested in A(〜に興味がある)

こういう「定番フレーズ」をそのまま覚えておけば、【覚えていればすぐにわかる問題】は瞬時に正解を判断できますね。

さらにオススメの覚え方は、具体的な例文で覚えることです。

フレーズは「文ごと覚える」と非常に深く記憶に刻まれます。

具体的には、例文を口に出して、使われている文法ルールを説明できるようにしましょう。

友達に説明するつもりで練習すると、理解がぐっと深まりますよ。

・They are looking for the wallet stolen from the locker.

(彼らはロッカーから盗まれた財布を探しています)

→口頭説明:「stolenはsteal(盗む)の過去分詞で、名詞walletをあとから説明する形」

・He is stronger than I am, so he carried the heavy bag.

(彼は私より力が強いので、その重いカバンを運びました)

→口頭説明:「thanが出たら比較級のサイン! 比較級のstrongerがぴったり」

米山先生
米山先生

文法は「めんどうくさいルール」じゃありません。むしろ、「正しいパスを出すためのコツ」みたいなものです。ルールを理解して覚えることで、英語の文章がスムーズに分かり、スムーズに伝えられるようになりますよ!

まとめ

文法は、「○○してはダメ!」という罰ゲームではなくて、「こう言えば、もっとよく伝わるよ!」というアドバイス集です。

ルールがわかると英語はグンと楽しくなります。

少しずつでも、「あ、このルールは知ってる」という体験が増えていくと、自信につながります。

それでは、次回も、英検®3級の世界を一緒にじっくり見ていきましょう!

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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。

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英検®3級攻略!大問1語彙・イディオム問題対策【米山達郎の英検®攻略ブログ】https://phlight.co.jp/onboard/yoneyama-eiken3-01/Thu, 22 May 2025 11:35:04 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=7322

みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。 📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール 私はふだん、大学入試や英検®、TOEICなどのテストを作る仕事をしています。このブログでは ...

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みなさんこんにちは、米山達郎(よねやま・たつろう)です。

この記事の著者

米山 達郎よねやま たつろう

京都大学の文学部を卒業してから、長い間、河合塾で模擬試験を作るリーダーをしていました。現在は、資格試験や大学入試の問題を作ったり、学校の先生たちのサポートをしたりしています。これまでに作った本には、『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)、『英作文バイブル和文英訳編/自由英作文編』(Z会)、『パラグラフリィーディングのストラテジー1/2/3』(河合出版)などがあります(いずれも共著です)。

📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール

私はふだん、大学入試や英検®、TOEICなどのテストを作る仕事をしています。このブログでは、英検®の問題を見ながら、「英検®ではこういう問題が出ている」「こんなスキルが必要とされる」ということを、わかりやすく伝えていきます。

ちょうど文化人類学者がある村に行って、その村の暮らしを観察して「この村にはこんな文化がありますよ」と紹介するように、私は英検®という「世界」をみなさんに紹介する気持ちで書いています。

このブログを読むことで、「英検®ってこんな感じなんだ」「こうやって勉強したらいいんだな」と実感してもらえたらうれしいです。

なお、ブログに出てくる問題はすべてオリジナルで、実際の過去問ではありません。実際の英検®の過去問をご覧になりたい方は、以下の公式サイトをご確認ください:

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本日は、大問1語彙・イディオム問題対策を見ていきましょう。

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【1】語彙問題(大問1 (1)〜(7))

1) どんな問題が出ているの?

大問1の(1)〜(7)では、「この英単語はどんな意味?」と聞かれる、いわゆる語彙問題が出てきます。英単語を見て日本語の意味が分かるかどうかを試す問題ですね。

例えば、対話文の中で、カッコに入る最も自然な英単語を選ぶという問題です。

次の(     )に入れるのに最も適切なものを1,2,3,4の中から一つ選び,その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

A: How was your trip to Kyoto?


B: It was a great ( ). I saw many temples and ate delicious food!

1 sound  2 fact  3 fashion  4 experience

あるいは、2つの文のパターンもあります。

次の(     )に入れるのに最も適切なものを1,2,3,4の中から一つ選び,その番号のマーク欄をぬりつぶしなさい。

I went to Australia with my family last year. It was a great ( ) that I will never forget.


1 sound  2 fact  3 fashion  4 experience

そして、選択肢になっている英単語の品詞(名詞・動詞など)は、すべてそろっています。上の例だと選択肢はすべて「名詞」ですね。

出題される英単語のレベルは、だいたい中学校~高校初級レベルの英単語(A1〜B1レベル)が出ています。

過去に出題された英単語をいくつか紹介します。ざっと眺めてみて、レベルを実感してみてください。

過去に出題された英単語の例

◎名詞の例(もの・こと・人の名前)
century(世紀)
health(健康)
planet(惑星)
reason(理由)
way(道、方法)

◎動詞の例(動きを表す言葉)
bake(パンやケーキなどを焼く)
grow(育つ、育てる)
introduce(紹介する)
pass(通る、合格する)
relax(リラックスする)

◎形容詞の例(人や物の様子を表す言葉)
clever(頭が良い、賢い)
heavy(重い)
noisy(うるさい)
sharp(鋭い、切れ味のある)
tired(疲れた)

◎副詞の例(動詞・形容詞・文などを説明する言葉)
abroad(外国へ)
almost(ほとんど)
else(他に)
enough(十分に)
especially(特に)

2) どうやって解けばいいの?

シンプルに3つのステップを守りましょう。

【ステップ1】問題文の意味を考える

厳密な日本語にまで訳す必要はありませんが、「だいたいどんな場面か?」を具体的にイメージすることが大事です。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

「あ、この単語はこういう意味だったな」と思い出しましょう。

【ステップ3】問題文に入れてみる

全部の選択肢をカッコに入れてみて、一番自然な意味が通るものが正解です。

3) 実際にやってみよう!

問1

A: Where do we go into the building?

B: Over there. That’s the main ( ).

1 tournament 2 planet 3 entrance 4 horizon

【ステップ1】問題文の意味を考える

A: Where do we go into the building? 

→ 私たちはどこからこの建物に入るの?

B: Over there. That’s the main (     ). 

→ あそこだよ。あれが正面の(     )だよ。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

  • 1 tournament → トーナメント、勝ち抜き試合
  • 2 planet → 惑星
  • 3 entrance → 入り口
  • 4 horizon → 地平線、水平線

【ステップ3】問題文に入れてみる

1 あれが正面(トーナメント)だよ。☞意味不明!

2 あれが正面(惑星)だよ。☞意味不明!

3 あれが正面(入り口)だよ。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

4 あれが正面(地平線)だよ。☞意味不明!

(注)慣れてきたら…

慣れるまではこのステップ通りにやることを勧めますが、慣れてきたら「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうな単語を予想すると良いでしょう。

問1も「私たちはどこからこの建物に入るの?」「あそこだよ。あれが正面の◯◯だよ」という対話ですから、「正面の◯◯」と言われたら、自然に思い浮かぶのは「入り口(entrance)」ですよね! 

問2

My clothes were very ( ) after playing soccer, so my mom told me to take a shower before dinner.

1 new 2 dirty 3 long 4 quick

【ステップ1】問題文の意味を考える

My clothes were very (     ) after playing soccer, so my mom told me to take a shower before dinner.

→サッカーをしたあと、私の服はとても(     )ので、夕食の前にシャワーを浴びるようにお母さんに言われました。

【ステップ2】選択肢の意味を思い出す

  • 1 new → 新しい
  • 2 dirty → 汚れた
  • 3 long → 長い
  • 4 quick → 短時間の、素早い

【ステップ3】問題文に入れてみる

1 私の服はとても(新しかった)ので☞意味不明!

2 私の服はとても(汚れていた)ので☞意味が通るのはこれだけなので正解!

3 私の服はとても(長かった)ので☞意味不明!

4 私の服はとても(短時間だった)ので☞意味不明!

(注)慣れてきたら…

問1と同様に、「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうな単語を予想してみると、サッカーのあとにお母さんからシャワーを勧められる場面なので、服が「dirty(汚れてる)」というのが一番しっくりきますよね!

4) どうやって勉強したらいいの?

特別なテクニックは不要です。

でも、次の2つのことを意識しておくとかなり有利になりますよ。

① よく出るレベルの英単語からしっかり覚える!

はじめから難しい英単語に手を出すよりも、まずは中学校~高校初級レベルの英単語(A1〜B1レベル)をしっかり覚えることが大事です。

覚え方のポイントは次の2つ。

  • 品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞など)も一緒に覚える
  • なるべく例文と一緒に覚えると記憶に残りやすい!

② パッと意味が思い出せるようにする!

英単語を見たときに、「えっと…この意味はなんだっけ?」と考え込むようだと、本番で時間が足りなくなってしまいます。

目にした瞬間に意味が「パッ」と出るように、繰り返し練習しましょう。

たとえば、英単語カードやアプリなどを使って、反射的に意味が思い出せる状態を目指しましょう!

米山先生
米山先生

この語彙問題は、なんとなく雰囲気で選ぶのではなく、意味の通る文になるかどうかをしっかり考えるのがポイントです。英単語を入れたときに、自然な日本語になるかどうかを常に自分の頭の中でチェックしながら選ぶ練習をしていきましょう。

【2】イディオム問題(大問1 (8)〜(12))

1) どんな問題が出ているの?

大問1の(8)〜(12)はいわゆる「イディオム問題」です。

イディオムというのは「言葉が組み合わさって特別な意味を持つ表現」のことです。

ですから、単語の意味を一個ずつ知っているだけではイディオム問題は解けません。

英単語の意味を尋ねる語彙問題とは異なり、「言葉の組み合わせ」の知識を尋ねる問題というわけです。

例えばこんな感じです。

A: I want to make a cake. Can you help me?

B: Sure! ( ) of all, you need to wash your hands.

1 Right 2 Straight 3 Next 4 First

選択肢(Right / Straight / Next / First)の意味を知っていても、First of all(まず最初に) という「言葉の組み合わせ」を知らないと答えられません。

つまりこの問題は、「この単語とこの単語はよく一緒に使う!」と気づけるかどうかで勝負が決まるわけです。

過去に出題されたイディオムをいくつか紹介します。

ざっと眺めてみて、レベルかを実感してみてください。

過去に出題されたイディオム例

◎動詞が中心のもの(動詞+前置詞・副詞)
agree with A(Aに同意する)
find out(見つける、わかる)
look around A(Aを見て回る)
get on A(Aに乗る)

◎名詞が中心のもの(前置詞や他の品詞との組み合わせ)
in my opinion(私の意見では)
for a while(しばらくの間)
take care of A(Aの世話をする)
break one’s promise(約束を破る)

◎形容詞が中心のもの(形容詞+前置詞)
be famous for A(Aで有名だ)
be full of A(Aでいっぱいだ)
be proud of A(Aを誇りに思う)
be made from A(Aでできている)

◎それ以外の定型・慣用表現
What’s the matter?(どうした?)
first of all(まず最初に)
at least(少なくとも)
more and more+名詞(ますます多くの〜)

2) どうやって解けばいいの?

この3ステップでOKです。

【ステップ1】問題文の意味を考える

まずは会話や文全体の意味を考える。どんな場面? 何を伝えようとしてる?

【ステップ2】前後の単語の組み合わせをチェックする

空所の前後の単語とよく一緒に出てくる単語を思い出す。

【ステップ3】問題文に入れてみて自然な文になるか確認する

4つの選択肢をカッコに入れてみて、いちばん自然な意味が通る表現を選ぶ。

3) 実際にやってみよう!

問3

A: What time do you go to school?

B: I usually ( ) on the bus at 7:30 in the morning.

1 make 2 get 3 tell 4 put

【ステップ1】問題文の意味を考える

A: What time do you go to school?

→ あなたは何時に学校へ行くの?


B: I usually (     ) on the bus at 7:30 in the morning.

→ 私はたいてい朝の7時30分にバス( )。

【ステップ2】前後の単語の組み合わせをチェックする

ここでは空所の後ろにあるonとの組み合わせで考えます。

  • 1 make on → このイディオムは存在しない。直訳は「〜の上で作る」となる。
  • 2 get on → (電車・バスなどに)乗る
  • 3 tell on → (人)の体にひびく、(人)にこたえる、~に悪影響を及ぼす
  • 4 put on → (衣服などを)身につける

【ステップ3】問題文に入れてみて自然な文になるか確認する

1 私はたいてい朝の7時30分にバス(の上で作る)。☞意味不明!

2 私はたいてい朝の7時30分にバス(に乗る)。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

3 私はたいてい朝の7時30分にバス(に悪影響を及ぼす)。☞意味不明!

4 私はたいてい朝の7時30分にバス(を身につける)。☞意味不明!

(注)慣れてきたら…

問1・2と同様に、「空所にはこんな単語が入りそうだ」と、正解になりそうなイディオムを予想してみると、「何時に学校へ行くの?」「私はたいてい朝の7時30分にバス( )」という対話ですから、常識的に考えれば「(バスに)乗る」「(バスで)行く」「(バスに)間に合う」などが空所に入ると予想できます。その予想を頭に描いて選択肢とonとの組み合わせを眺めると、2 get on((電車・バスなどに)乗る)が正解だと瞬時に判断できますね。

問4

A: I saw a big bag in your room. What’s inside?

B: Oh, that bag? It is full ( ) clothes, books, and old toys.

1 of 2 in 3 on 4 to

【ステップ1】問題文の意味を考える

A: I saw a big bag in your room. What’s inside?

→君の部屋で大きなカバンを見たよ。中には何が入っているの?

B: Oh, that bag? It is full (     ) clothes, books, and old toys.

→ああ、あのカバン? それは服や本、古いおもちゃ(     )。

【ステップ2】前後の単語の組み合わせをチェックする

ここでは空所の前にあるbe fullとの組み合わせで考えます。

  • 1 be full of → 〜で満たされている、一杯である
  • 2 be full in → このイディオムは存在しない。
  • 3 be full on → このイディオムは存在しない。
  • 4 be full to → このイディオムは存在しない。

【ステップ3】問題文に入れてみて自然な文になるか確認する

1 そのカバンは服や本、古いおもちゃ(で一杯だ)。☞意味が通るのはこれだけなので正解!

(注)覚えていたら一発で…

be full of(〜で満たされている)というひとかたまりの「フレーズ」で覚えていたら、問題文のfullが見えた瞬間に後ろにはofが続くと予想できます。ですから、わざわざすべての選択肢を検討する手間が省けますね。

同じ意味のbe filled with(〜で満たされている)も「フレーズ」で覚えておけば、別の問題でfilledが見えた瞬間に後ろにはwithが続くと予想できます。

このようにイディオムは「語と語を組み合わせたフレーズ」で覚えるのが最も効率的だと言えます。

4) どうやって勉強したらいいの?

ポイントは1つだけ!

単語ではなくてフレーズで覚えることが大切です。

こんな感じで、実際の例文で覚えると、記憶に残りやすくなります。

・get on((電車・バスなどに)乗る)
→I usually get on the bus at 7:30.(私はたいてい朝の7時30分にバスに乗る

・be full of(〜で満たされている)
→That bag is full of old toys.(そのカバンは古いおもちゃで一杯だ

イディオムは「1個1個の単語の意味」だけを知っていても不十分。「この単語とこの単語は仲良し」という感覚を、会話や文章の中で自然に身につけていきましょう。「聞いたことある!」が「すぐに使える!」になるまで、繰り返すことが一番の近道ですよ。

米山先生
米山先生

イディオムは「1個1個の単語の意味」だけを知っていても不十分。「この単語とこの単語は仲良し」という感覚を、会話や文章の中で自然に身につけていきましょう。「聞いたことある!」が「すぐに使える!」になるまで、繰り返すことが一番の近道ですよ。

まとめ

今回は、語彙問題とイディオム問題について見てきました。

大切なのは、「意味が通る文になるか?」をしっかり考えることです。そして、単語や表現はなるべく「フレーズごと」に覚えておくと、実戦で力を発揮できます。慣れるまでは3ステップで丁寧に、慣れてきたら予想しながら解いてみましょう。

次回も、英検®3級の世界を一緒にじっくり見ていきましょう!

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プロフィール

1965年鹿児島生まれ。ラ・サール高校卒業。京都大学文学部卒業。京都大学農学部大学院中退。
1990年から総合教育機関ECC(大阪)にて非常勤講師の仕事を始め、1994年〜1999年まで英語科チーフアドバイザーを務める。
1990年から河合塾(京都・大阪)にて非常勤講師の仕事を始め、2000年に関西地区から西日本地区(福岡校)へ移籍。『九大オープン』チーフ。全国テキスト『英文解釈T』『高3国公立大学英語』チーフ。河合塾マナビス映像講義では『高3国公立大学英語』『自由英作文』に出演。
2008年〜2010年まで河合塾教育教材開発本部英語科講師を務める。高校営業支援、教員研修会担当、語彙難易度分析・readabilityの基礎研究などを行う。
2012年からフリーになり、講義(北予備東京校)、執筆・出版(いいずな書店)、執筆・監修業務(ベネッセコーポレーション)の3本柱を中心に活動。
2019年の春から米山達郎英語塾(ネット塾)を立ち上げ、英作文の添削指導、学習指導、教員指導、講演会などの活動を行い、2020年、恵比寿の地に米山達郎英語塾(対面指導塾)を設立。
2024年、星野学園スーパーバイザーに就任。大学進学実績の向上がミッション。カリキュラム設計や教員サポートに加え、グローバル教育や高大連携に関する相談などの業務を遂行中。

その他の実績

  • 2024年〜:朝日ウィークリーデジタル版(AWD)アドバイザー兼コンサルタント
    高校現場向けに、英字新聞を活用した授業アイデアやオリジナル教材(テスト・動画など)を開発中。
  • 2014年〜2016年:埼玉県栄東高校 東大クラスを担当
    英語授業を通して東大合格者を9名→27名へと飛躍的に増加させる。
  • 2008年〜2010年:宮崎大学 学士課程一貫英語プログラム カリキュラム・ディレクター
    大学英語教育カリキュラムを策定

オンボード連載記事

主な著作一覧

(※*印以外はすべて共著)

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河合出版

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執筆物(出版以外)

  • 朝日新聞社『Asahi Weekly』(TOEICリーディング問題の連載)
  • 朝日新聞社『Asahi Weekly』(「天声人語・社説の英訳を読む」の連載)
  • 研究社『現代英語研究』(自由英作文の特集)
  • 研究社『時事英語研究』(TOEIC文法問題の特集)
  • アルク『English Journal』(ライティング・リーディングの特集)
  • アルク『TOEICテスト800点攻略プログラム』(通信講座のコンテンツ作成)
  • 旺文社『全国大学入試問題正解』(入試問題の解答解説)

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著者紹介:米山達郎(よねやま・たつろう)先生とは?

このブログの筆者である米山達郎先生は、長年にわたり英語教育の第一線で活躍してきた専門家です。
京都大学文学部を卒業後、大手予備校・河合塾にて模試作成チームのリーダーを務め、全国の受験生の英語力を支えてきました。現在は、大学入試や英語資格試験の問題作成を中心に、中高の先生方への研修や教材開発の支援など、教育現場を多方面からサポートされています。

著書としては、累計220万部を突破したベストセラー『Vintage』をはじめ、以下のような人気参考書・教材の執筆にも関わっておられます:

  • 『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)
  • 『英作文バイブル(和文英訳編/自由英作文編)』(Z会)
  • 『パラグラフリィーディングのストラテジー1〜3』(河合出版)

📘 詳しいプロフィール・著書情報はこちら → 米山達郎先生プロフィール

📝 ブログのコンセプトと配信内容

このブログは、英検®(実用英語技能検定)に挑戦するすべての学習者のために開設された情報発信の場です。出題傾向や必要なスキルを“現場目線”で解説していくシリーズです。

単にテクニックを並べるのではなく、「英検®という試験が、どのような構造を持ち、どんな力を問う試験なのか」という本質的な部分まで深掘りしながら、現場の視点でわかりやすく解説していきます。

文化人類学者が村を観察するように、私は“英検®”という“世界”をみなさんに紹介します。

という米山先生ならではの視点で、英検®の構造や勉強法がわかりやすく語られていきます。

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フィリピン留学中のインターネットはどうする?フィリピンのインターネット事情・フィリピン留学におすすめのeSIMを紹介https://phlight.co.jp/onboard/philippines-study-abroad-esim/Wed, 23 Apr 2025 13:18:36 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=7270

日本からリーズナブルかつ気軽に留学できる国として、近年人気を集めているフィリピン。日本からフィリピンに留学する人が増えており、検討している方も多いのではないでしょうか。 スマホやインターネットも欠かせないものなだけに、現 ...

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日本からリーズナブルかつ気軽に留学できる国として、近年人気を集めているフィリピン。日本からフィリピンに留学する人が増えており、検討している方も多いのではないでしょうか。

スマホやインターネットも欠かせないものなだけに、現地での通信方法が気になりますよね。そこで今回は、フィリピンのインターネット事情から、留学中にインターネットを使う方法、おすすめのeSIMまで紹介します。

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フィリピンのインターネット事情は?

フィリピンでは、近年インターネットが急速に普及し、通信インフラの整備も進んでいます。とくに都市部では高速通信も可能になっており、フィリピン全体でインターネットが一般化しています。

しかし、日本の通信速度に慣れている方にとっては、遅いと感じることがあるかもしれません。都市部から少し離れると、Wi-Fiが不安定だったり、繋がらなかったりすることもときどきあります。これは、フィリピンのインターネット障害や回線の制限が原因となっていることがほとんどです。

フィリピン留学中にインターネットを使う方法

フィリピン留学中にインターネットを使う主な方法として、以下の4つが挙げられます。

  • フリーWi-Fi
  • レンタルWi-Fi
  • SIMカード
  • eSIM

それぞれの特徴を見ていきましょう。

フリーWi-Fi

フィリピン留学中にインターネットを使う方法の一つに、フリーWi-Fiの利用があります。フィリピンでは、空港はもちろん、カフェや語学学校でもフリーWi-Fiが設置されているところが多く、一部の大型ショッピングモールなどでも利用可能です。

フィリピン国内の、留学生を対象にしたほとんどの語学学校でフリーWi-Fiが使えるのですが、学校のある地域や校内の場所によって安定しないこともあります。留学生活をSNSで頻繁に発信したい方などは少々不便に感じるかもしれません。

ホームステイ先や寮でもWi-Fiは完備されていることが多いため、普段からあまりインターネットを使わない方であれば、フリーWi-Fiだけでも問題ないでしょう。

ただし、公共のフリーWi-Fiの多くはセキュリティ対策がなされていないため、リスクがあります。無料で手軽に利用できるのがメリットですが、クレジットカード情報や個人情報を盗み見られるリスクがあることを忘れないようにしましょう。

レンタルWi-Fi

出発前にポケットWi-Fiをレンタルしておくのも、フィリピン留学中にインターネットを使う手段の一つです。フリーWi-Fiフリーが使える場所を探す必要がなく、通信も比較的安定するといえるため、ストレスなくインターネットを利用できる方法です。

ただし、レンタルには出国前に事前の契約手続きに加え、空港や店舗での受け取りが必要です。また、帰国後には返却する手間が発生します。さらに、留学中は都度充電し、常に持ち歩かなければならないため、荷物が増えてしまいます。現地での紛失や破損にも注意が必要です。

SIMカード

フィリピンで旅行者向けのプリペイドSIMを購入するのも、ストレスフリーでインターネットを使える方法の一つです。日本で普段使用しているスマホがSIMフリーであれば、SIMカードを差し替えるだけでインターネットに接続できます。

使い慣れたスマホをそのまま使うことができ、コスパがよいのが特徴です。ただし、SIMカードの差し替えの手間や、小さくデリケートなSIMカードの取り扱いに少々ストレスを感じるかもしれません。差し替え時に、普段自分が日本で使用しているSIMカードを失くさないよう注意しましょう。

eSIM

フィリピン留学中はもちろん、海外でのインターネット利用方法で近年主流になりつつあるのが、eSIMです。eSIMとはembedded (埋め込まれた)SIMの略称で、物理的なSIMカードを持たないデジタル版SIMのことを意味します。

ほとんどのeSIMサービスはオンライン上で手続きから開通まで完結し、決済後にすぐに開通させられるため、時間も手間もかかりません。決済後に発行されるデジタルデータを自分のスマホに設定するだけで、すぐにインターネットに接続できます。

SIMの入れ替えも不要で、破損や紛失の心配もありません。古い機種など、まれにeSIM非対応の機種があるため、自分のスマホが対応しているかどうかを事前に確認しておくとよいでしょう。近年発売された機種であれば、ほとんどがeSIM対応になっています。

フィリピン留学中に快適なインターネット環境を確保するなら「Holafly」がおすすめ

フィリピン向けデータ無制限eSIMを探しているなら、「Holafly」がおすすめです。Holaflyは2017年にスペインで創業した新しいサービスながら、世界中で利用者が増え続けています。

ここからは、人気急上昇中のHolaflyの5つのおすすめポイントを紹介します。

  • 100万人以上に選ばれている信頼性の高さ
  • 200もの国と地域をカバー
  • データ無制限でコスパがよい
  • シンプルな操作性で初心者にも使いやすい
  • サポート体制が充実しているので安心

これからフィリピン留学を控えている方や、留学を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

100万人以上に選ばれている信頼性の高さ

Holaflyはまだまだ新しいサービスながら、信頼性の高さに定評があります。eSIMに限らず、どのようなサービスでも選ぶ上で信頼性の高さは重要なポイントです。

Holaflyの累計利用者数はすでに100万人を超えており、世界中で利用者が増え続けていることからも、信頼性の高さがうかがえます。

200もの国と地域をカバー

2025年4月現在、Holaflyは世界200の国と地域に対応しています。フィリピンにも対応しており、セブ島、マニラなどの主要都市や観光地で安定した通信を実現しています。

中長期の留学なら、長期休暇を利用してフィリピン国外への旅行を楽しみたいという方も多いでしょう。フィリピンは東南アジア諸国に行きやすいので、このようなときにもHolaflyがおすすめです。アジアの複数の国をめぐるなら、2ヶ国以上を含むエリアプランを選ぶとよいでしょう。

データ無制限でコスパがよい

Holaflyが提供するeSIMプランは、データ無制限でコスパがよいのが特徴です。容量を気にせずストレスフリーで使えます。無制限で高速通信が安定しているのも、Holaflyが人気の理由の一つです。

フィリピン留学中の動画視聴も、SNS利用も、話題のスポットを探すためのマップアプリも気兼ねなく利用できます。

シンプルな操作性で初心者にも使いやすい

使い方がシンプルで簡単なのも、Holaflyが世界中で支持される理由の一つです。契約も簡単で、オンライン上で目的地と利用日数を選んで決済するだけで完了します。初めてeSIMを使う方にも、安心して使える操作性のよさに定評があります。

サポート体制が充実しているので安心

ほとんどトラブルの報告がないHolaflyですが、サポート体制が整っているのも安心できるポイントです。eSIMサービスの多くは海外企業が運営しているため、不安に感じる方も多いかもしれません。

Holaflyは公式サイトも日本語に対応しており、ヘルプページを確認したい時にも便利です。通信トラブルなど、万が一のときに24時間チャットサポートを受けられます。

手軽に安定したインターネット環境を手に入れてフィリピン留学を楽しもう!

フィリピン留学を検討しているときに、現地でのインターネットはどうするか悩む方は多いでしょう。これからは、eSIMが主流になる時代です。手軽に安定したインターネット環境を手に入れて、フィリピンで充実した留学生活を送ってください。 

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失敗しない英会話スクールの選び方をプロが徹底解説!メリットからおすすめのスクールまで紹介https://phlight.co.jp/onboard/how-to-choose-english-school/Mon, 03 Feb 2025 07:49:32 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=3876

グローバルで必須となる英語力の必要性はさらに重要なものとなってきています。 その影響もあり、英会話学習者は急激に増えましたが、自分に合うスクールを1つ決めるのはとても難しいですよね。 「英会話スクールに興味はあるけど、ど ...

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最近、英語力の必要性が高まってきていると感じているので、英会話スクールに通うことを考えています。

仕事でも英語が必要な会社が増えてきてますよね。スクール選びは失敗したくないですよね。

今回は失敗しない英会話スクールの選び方を解説しますね!

グローバルで必須となる英語力の必要性はさらに重要なものとなってきています。

その影響もあり、英会話学習者は急激に増えましたが、自分に合うスクールを1つ決めるのはとても難しいですよね。

「英会話スクールに興味はあるけど、どんなスクールを選べばいいのかよく分からない」「英会話スクールに通う前に選ぶときのポイントを知りたい」「おすすめの英会話スクールを知りたい」

このようなお悩みを持っている方は多いと思います。

そこで今回は、英会話スクールを経営しているプロが英会話スクールを選ぶポイントやメリットを徹底解説します。

記事の最後には、おすすめの英会話スクールも紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

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おすすめ英会話スクールの選び方

たくさんある英会話スクールですが、それぞれのスクールによって得意分野やレッスン内容が異なるため、自分に適した英会話スクールを選ぶのはむずかしいところ。

そのため複数の英会話スクールを比較しながら、しっかりと自分が満足いく英語の成果がでるスクールを選ぶ必要があります。

この章では英会話スクールを選ぶにあたって、絶対にやるべき必要なことについて紹介します。

英語が話せるようになる英会話スクールを選ぶ

英会話スクールを決める上で大切なことは英語が話せるようになるスクールを選ぶことです。

「英会話スクールに通ったら、英語を話せるようになるんじゃないの?」

と思う方もいると思いますが、スクールが提供するレッスン内容によっては、あまり英語力が伸びないことがあります。ご自身の英語力・目的・目標とマッチした内容になっていなければ、望む成果を手に入れることも難しいからです。

例えば、グループレッスン中心の英会話スクールでは、一人一人が英語を話せる時間に制限があるため、せっかく覚えた英語表現も使う機会が減り、忘れてしまうことがあります。グループにはグループの良さはもちろんありますが、いま人前で話すことに抵抗を感じる方は、まずはマンツーマンで自信をつけていくことがおすすめです。

英語が話せるようになる英会話スクールには主に、以下のような特徴があります。

  • 実際にスピーキング力が上がった受講生がいる
  • 会話を中心としたカリキュラムが組まれている
  • 講師の質が高い

カリキュラムやレッスンも大事ですが、実際にレッスンを受けた受講生の声や講師の質も事前に確認して英会話スクールを選びましょう。

無料体験を受講してから選ぶ

ほとんど全ての英会話スクールは無料体験を受けることができます。

数多くある英会話スクールの中から良いと思えるスクールを見つけても、実際にレッスンを受けてみると自分の英語レベルに合わなかったり、スクールの雰囲気が自分に合わなかったりする可能性があります。

複数の英会話スクールの無料体験を受けて、他と比較しながら、自分に合った英会話スクールを選びましょう。

無料体験では、以下のことを意識してください。

  • 英会話スクールの雰囲気は自分に合うか
  • 学習カリキュラムは自分に合うか
  • 講師の教え方はわかりやすいか

英会話スクールを選ぶ7つのポイント

英会話スクールを選ぶ際には、7つのポイントが大切です。

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

①目的

英会話スクールに通いたい方の目的は、英語を話すことだと思いますが、その目的をより明確にすることが大切です。

例えば、単純に会話力を身につけたいと言っても、どのようなシーンで話したいかによって、学習の優先順位は変わってきます。ビジネスで使える英会話を覚えたいのに、日常会話ばかり話すレッスンを受けていては、英語力は上がりますが、ビジネスに必要な会話表現の修得はあまり期待できません。

まずは、なぜ自分が英語を学びたいのか、英語を話せるようになりたいのかを明確にすることで、その目的に合うコースやレッスン内容を提供しているスクールを選ぶことができます。

英語学習の目的を自分で明確に設定することは、意外と難しかったりします。その分野で知見の深い、英語学習のカウンセラーに相談しながら、目標を明確化することがオススメです。

②学習カリキュラム

明確な目的を決めたら、その目的に合った学習カリキュラムを選ぶことができます。

カリキュラムには「日常英会話コース」「ビジネス英会話コース」の他にも、数か月という短い期間で集中的に英語力を上げる「短期集中コース」など、様々な種類のコースがあります。また、フライト英会話のように、オーダーメイドのカリキュラムを提案する学校もありますので、自分が受けたいコースが決まったら、必ず無料体験を受けましょう。

また、英会話スクールのWEBサイトには、生徒の声が掲載されていることも少なくありません。実際にスピーキング力が上がった受講生の声を確認してみましょう。生徒の声でご自身と似ているタイプの方がいれば、通った場合のビフォアフターも想像しやすいかと思います。

③講師の質

英会話スクールの講師の質を確認することは非常に大切です。

ネイティブレベルの講師だとしても、教え方が苦手な人はいます。特にネイティブや外国に長く住んでいる方は、自分が学習をして身につけたわけではないので、英語をどう学習するとよいのか?という問いには、的確なアドバイスができないことがあります。

講師の質を一定以上保つ方法はいろいろとありますが、研修や品質管理がしっかりできる正社員の雇用を多くしたり、講師の研修制度が整っていたり、英語教育資格の採用条件を設けており、英会話スクールは多くの努力をしています。どのような講師が教えているかは、スクールのWEBサイトに掲載されていることも多いので、選ぶ前に確認しておきましょう。

またイギリス英語やアメリカ英語を覚えたい人は、それらの国の講師が在籍しているか確認することもおすすめです。

④サポート体制

英会話スクールには、英語学習を継続させるためのサポートや、英語力をさらに上げるために充実したサポートを提供しています。

英語初心者の方や、レッスンのレベルに自信のない方でも相談することができるサポート体制によって、英語の勉強が挫折しづらくなります。

英語学習に自信がない方は、カウンセラーが在籍しているスクールを選ぶのも良いでしょう。

⑤料金

英会話スクールでは、受講するコースやレッスンによって料金システムが全く異なります。回数制がメインで、最初に一括で支払う学校もあれば、月謝制がメインのスクールもあります。また、週1回~2回をメインに設計しているか、週3回以上で頻繁に通える設計にしてあるか、というのも、学習者にとっては重要なポイントです。

1レッスンの時間がコースによって違う場合もあるため、無料体験のときに自分が受ける1レッスンあたりの時間や料金を確認しましょう。

またスクールによっては、支払い方法なども異なるため、ご自身の予算に合う料金プラン及び費用で学べる英会話スクールを確認してください。

⑥通いやすさ

スクール内の雰囲気やレッスンのクオリティーだけでなく、モチベーション維持のため通いやすさも考慮してください。

例えば、筋トレでいくらやる気があっても、通うジムの場所が遠ければ「今日は疲れたから明日でいいか」とサボり癖がついてしまいますよね。

それと同じで、自宅から遠かったり、仕事帰りから離れている英会話スクールを選ぶと、ストレスがかかってしまいます。

英会話スクールの立地を選ぶ際は、以下のことを意識してください。

  • 仕事帰りに通いやすいか
  • 自宅から通いやすいか
  • 学校の居心地がよいか

⑦レッスン形式

英会話スクールのレッスン形式には、主にグループレッスンとマンツーマンレッスンがあります。

グループレッスンは複数人のグループでレッスンが行われるため、新しい仲間が欲しい方や人との交流を楽しみたい方におすすめです。グループレッスンのメリットは、「レベルの近いクラスメート同士で、切磋琢磨しやすい環境」「いろいろな出会いがある」「費用が安い傾向がある」「他の方の英語表現が参考になる」「色々な人の前で話す度胸が身につく」ことなどが挙げられます。

一方でマンツーマンレッスンは、講師と1対1で会話ができるためスピーキング力を上げたい方におすすめです。マンツーマンレッスンは、「自分の英語の発話量を確保できる」「ほかの生徒さんに遠慮せず、納得のいくまで質問ができる」「自分のレベルや目的に合わせたレッスンを受講することができる」などのメリットが挙げられます。

英会話スクールを選ぶ際は、自分が希望するレッスン形式に対応しているスクールを選びましょう。

英会話スクールのメリット

英語学習が継続しやすい

英会話スクールには毎週1回以上は通うことや、自主学習をしなければいけないため、英語を学習する習慣を身につけることができます。英会話の講師やカウンセラーにも、いつでも気軽に学習相談しながら、心地よく英語学習を習慣化できます。

英語の勉強が続かない人や、英語力を短期間で伸ばしたい人には、英語学習を継続しやすくなる英会話スクールがおすすめです。

的確なアドバイスをもらえる

英会話スクールの講師は厳しい採用試験を合格しているので、初心者が英語学習で躓くポイントを知り尽くしており、分からないことがあってもその都度的確なアドバイスをしてくれます。

特に英語初心者の方は、最初は分からないことが多く、挫折してしまうことがありますが、そんな時にいつでも相談できる相手がいるのは安心できますよね。

英語学習で分らないことがあったら、英語のプロに相談し、英語を最短で習得しましょう。

英語学習をする仲間ができる

英会話スクールは実際に校舎に通うため、そこで一緒に英語を勉強する仲間を作ることができます。

スクールで作った仲間と一緒に海外に出かけたり、ビジネスのきっかけになったりと、一生モノの関係を築ける方も少なくありません。

また一緒に勉強することで、英語学習のモチベーションにも繋がります。

英会話スクールのプロが選ぶおすすめ英会話スクール3選

ここからは英会話スクールを運営しているプロがおすすめの英会話スクールを3つ紹介します。

各スクールの特徴の説明も載せるので、自分が受講しようと思っているコースや目的を考えながら、参考にしてください。

Berlitz英会話

ベルリッツは従業員数が2,000人程度の英会話スクールの中でもトップに入る大企業で、トヨタなどの大手企業からも信頼が寄せられている英会話スクールです。

講師もアフリカ、ヨーロッパ、アジアなど様々な国籍を持つ講師が所属しており、ビジネス経験を持っているので、ビジネス英語を覚えたい方におすすめです。

最近ではオンラインレッスンにも力を入れており、実践的な英会話を自宅で勉強することができます。

ベルリッツ公式サイトはこちら

NOVA英会話

駅前留学でお馴染みのNOVAは、ネイティブ講師とのレッスンを通じて「たくさん聞いて、たくさん話す」ことを実践する英会話スクールです。

月4回のグループレッスンを毎月1万円(税込11,000円)で受けられる「1万円ポッキリ留学」などのプランを提供しており、リーズナブルにグループレッスンに通いたい方におすすめです。

子ども向けの「NOVAバイリンガルKIDS」からシニアまで幅広く対応しています。

NOVA公式サイトはこちら

フライト英会話

フライト英会話は、“ひとりひとりに寄り添う”パーソナル英会話を提供するスクールです。

学習者の英語レベル・目標・目的に合わせて「学びカウンセラー」が個別にカリキュラムを設定。受講生は講師と1対1で、自分のやりたいこと・なりたい姿に向けて、無駄なくパーソナライズされたカリキュラムで学べるのが大きな特徴です。レッスンプランは週1回25分から、毎日50分のプランまで、自分のライフスタイルに合わせて選択できます。また、LINEでの当日予約、オンラインへの振替など、都合に合わせて受講できる点でもフライト英会話の「寄り添った」サービスを実感できます。

講師は、フレンドリーでホスピタリティに富んだ国民性を持つフィリピン人。英語教育の国際資格「TESOL」を取得している選りすぐりのプロ講師から、丁寧な指導を受けられます。教室では、カフェで友人と話すような和やかな雰囲気で英会話を学べます。目標に向かって楽しみながら英語を学びたい方におすすめの英会話スクールです。

フライト英会話公式サイトはこちら

まとめ

今回は英会話スクールの選び方やメリット、おすすめのスクールを紹介しました。

英会話スクールに通うには、英語を話せるようになるスクールを選ぶことと無料のレッスンを体験することが大切です。

また、英語を学ぶ目的を明確化したり、サポート体制のあるスクールを選ぶことで、英会話力の向上につながります。

英会話スクールを探している方や、すでに英会話スクールに通っているけれど結果が出なくて悩んでいる方はぜひこの記事を参考にしてください。

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【オンライン英会話の効果3選】選び方や活用法も具体的に解説!https://phlight.co.jp/onboard/online-english-guide/Tue, 24 Dec 2024 05:52:02 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=7095

オンライン英会話はおすすめの学習方法です。しかし、オンライン英会話の効果や活用法について疑問を持つ方も多くいます。 この記事では、オンライン英会話の効果や選び方、効果的な活用法について詳しく解説します。本記事を読めば、自 ...

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  • オンライン英会話を始めたけれど、効果が実感できない
  • 本当に英語力が伸びるのか不安
  • 効果的な学び方がわからず、継続するのが難しい

オンライン英会話はおすすめの学習方法です。しかし、オンライン英会話の効果や活用法について疑問を持つ方も多くいます。

この記事では、オンライン英会話の効果や選び方、効果的な活用法について詳しく解説します。本記事を読めば、自分に合ったオンライン英会話の選び方や、効果を最大限に引き出す方法を理解することが可能です。

オンライン英会話は、適切に活用すれば着実に英語力が向上します。自分に合ったオンライン英会話を選び、継続的に学習して、英語力を伸ばしましょう。

この記事の監修者

英会話カウンセラー

Taka

大学では英語教育学を専攻。卒業後は英会話カウンセラーとして、これまでに1,000人以上の方に英会話学習のサポートを行っている。ひとりひとりの学習に寄り添い、英語を楽しく話せるようになってもらうこと、海外との新しい出会いを楽しんでもらうことを大切にしている。

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オンライン英会話の基本的な効果

オンライン英会話には、以下の効果があります。

  • スピーキング能力が向上する
  • リスニング能力を強化できる
  • 語彙力と文法力が鍛えられる

オンライン英会話で学べば、英語を使う自信が身に付き、異文化理解が深まります。時間と場所の制約がなく、個別指導で効率的に学習できるのもオンライン英会話の特徴です。

スピーキング能力が向上する

スピーキング能力の向上は、オンライン英会話の大きな効果の一つです。実践的な会話練習を通じて、自然な英語の発音やイントネーションが身に付きます。実践的な文法や語彙の使い方を学べるので、即座に英語で応答する能力が高まります。話すときの自信が増し、英語で考える習慣を身に付けることも可能です。

さまざまな状況での会話スキルが向上するので、実際の英語コミュニケーションで役立ちます。その場で発音の誤りを指摘してもらい修正することができるため、正確な発音を身に付けやすい点も魅力です。スピーキング力が向上すれば、自然なスピードで流暢に会話できます。

非言語コミュニケーションスキルも向上するため、英語だけに頼らず意思を伝えやすくなります。

リスニング能力を強化できる

リスニング能力を強化できるのも、オンライン英会話の大きな効果の一つです。ネイティブスピーカーとの会話を通じて、自然な英語の発音やイントネーションに触れる機会が増えます。さまざまなアクセントや方言、日常会話、実用的な表現に触れるとリスニング能力が向上します。

聞き取れない部分があっても、すぐに質問して確認できるのもオンライン英会話のメリットです。音声だけでなく、講師の表情やジェスチャーも含めた総合的な理解力の向上が可能です。さまざまなトピックの会話を通じて、幅広い分野の語彙も習得できます。

集中して聞く習慣が身に付き、長時間の英語音声に耐性ができるのも大きな効果の一つです。聞き取った内容を即座に理解し、適切に応答する能力も養われます。オンライン英会話を活用して、総合的なリスニング能力を強化しましょう。

語彙力と文法力が鍛えられる

オンライン英会話を通じて、語彙力と文法力を鍛えることも可能です。新しい単語や表現を学ぶと語彙力が向上し、実践的な文法規則の理解が深まります。さまざまなトピックについて話せば、幅広い語彙や表現を習得できます。リーディングやライティング課題を通じて、総合的な語学力を向上させることが可能です。

英語のイディオムや慣用句を学ぶと、自然な表現力が身に付きます。文脈に応じた適切な語彙や文法の使用方法を学べるため、英語の微妙なニュアンスや言い回しを理解できます。オンライン英会話は、自分の言いたいことを正確に表現する語彙力と文法力を養うのに効果的です。

オンライン英会話の具体的な効果

オンライン英会話には、以下の効果があります。

  • ビジネス英語が習得できる
  • TOEIC・IELTSなどの試験対策ができる
  • さまざまなレベルの英会話力が鍛えられる

幅広いトピックで会話力を磨けるため、総合的な英語力を効率的に向上させるのに効果的です。

ビジネス英語が習得できる

オンライン英会話では、ビジネスシーンに必要な英語スキルを効率的に習得できます。オンライン英会話で身に付くビジネス英語のスキルは、以下のとおりです。

  • ビジネス用語や表現
  • プレゼンテーションスキル
  • ビジネスメールの書き方
  • 会議やネゴシエーションの進め方
  • 電話やビデオ会議での英語対応

実践的なビジネスシーンを想定した会話練習を通じて、異文化コミュニケーションスキルも向上します。業界別の専門用語を学ぶと、ビジネス文書の読解力も高まります。ビジネス英語スキルを習得すれば、海外取引や国際ビジネスに必要な英語力を効果的に身に付けることが可能です。

ビジネスの場面で自信を持って英語を使えると、キャリアアップにもつながります。

TOEIC・IELTSなどの試験対策ができる

オンライン英会話を通じて、TOEIC・IELTSなどの試験対策を行うことも可能です。多くのオンライン英会話サービスでは、各試験に特化したレッスンも行っています。オンライン英会話では、試験形式に沿った問題演習や各セクション対策、模擬試験や過去問題を行うことが可能です。

スコアアップのためのテクニックや試験特有の語彙や表現を、ネイティブの講師から学べるのも大きなメリットです。時間管理のコツや、解答テクニックを学べます。個別の弱点分析と改善アドバイスを受けられるのも、オンライン英会話の強みです。

ネイティブ講師から発音やアクセントの指導を受けられるので、より本格的な試験対策が可能です。試験対策に精通した講師から的確なフィードバックをもらえば、スコアアップにつながります。オンライン英会話を活用してTOEIC・IELTSなどの試験対策を効率良く行いましょう。

さまざまなレベルの英会話力が鍛えられる

オンライン英会話では、個人のペースや目標に合ったカリキュラムを設定できます。レベルに応じた教材や指導により、無理なく段階的にスキルアップできます。初心者は日常会話、中級者はビジネス英語、上級者はディベートなど、個人のレベルに合わせた学習が可能です。

さまざまな講師陣と学べるので、人によって違った英語表現や発音に触れられます。専門分野や興味に合わせたトピックで、会話力を向上させることも可能です。定期的なレベルチェックで進捗状況を確認できるため、着実に英語力を伸ばせます。目標に応じて柔軟にレッスン内容を調整できるのも、大きな魅力の一つです。

オンライン英会話の効果が出ない理由

オンライン英会話は効果的な学習方法ですが、思うような効果が出ない場合があります。効果が出ない主な理由は、以下のとおりです。

  • レベルやカリキュラムが合っていない
  • 継続して学習できていない
  • 予習や復習をしていない

何が原因で効果が出ないのかを意識し、自分に合った学習方法を見つけることが重要です。適切な対策を取って、オンライン英会話の効果を最大限に引き出しましょう。

レベルやカリキュラムが合っていない

レベルやカリキュラムが合っていないと、オンライン英会話の効果を感じにくい場合があります。効果が実感できないときは、以下の問題が考えられます。

  • 不適切なカリキュラムを選択している
  • 教材の難易度が合っていない
  • 講師のスピーキングスピードが合っていない
  • 目標や学習ニーズと一致していない

学習レベルやカリキュラムに問題があると、モチベーションが下がり学習効果が得られにくいです。適切なレベルとカリキュラムを選ぶと、効果的に英語力を向上させられます。自分に合ったレベルやカリキュラムを見つけるには、事前にレベルチェックテストを受けることが重要です。

定期的に自分の進歩を確認し、必要に応じてレベルを調整しましょう。

継続して学習できていない

継続して学習できていない状態は、オンライン英会話の効果が出ない大きな理由の一つです。せっかく始めても続けられないと、期待した効果は得られません。忙しくても、定期的な学習時間を確保することが重要です。継続できない問題を解決するには、明確な目標設定と学習計画の立案が効果的です。

短期的な目標と長期的な目標を設定し、着実に進んで行きましょう。学習の進捗管理を行うのもおすすめです。進捗を可視化すれば、自分の成長を実感でき、モチベーションの維持にもつながります。忙しい日々の中でも、学習を優先順位の高いタスクとして位置づけるのがポイントです。

毎日決まった時間に15分でも学習するなど、無理のない範囲で習慣化する方法を見つけましょう。

予習や復習をしていない

予習や復習が不十分だと、学習内容が定着しにくくなります。予習をしないと、授業の内容を十分に理解できず、効果的な学習ができません。復習をしないと、学んだ内容が記憶に定着せず、次の授業までに忘れてしまいます。効果を最大限に引き出すには、予習と復習が重要です。

予習では、新しい単語や表現を確認し、授業の内容をイメージしましょう。復習では、学習ノートを作成し、疑問点を解決しておくと効果的です。予習や復習をすれば、オンライン英会話の効果を実感できます。予習と復習の習慣化は、オンライン英会話の学習効果を最大化するために重要なポイントです。

オンライン英会話の効果的な選び方

オンライン英会話は、以下の点を確認して選びましょう。

  • 質の高い講師を選ぶ
  • カリキュラムを確認する
  • レビューと評価を確認する

質の高い講師を選ぶ

質の高い講師を選ぶのは、オンライン英会話で効果的に学ぶために重要なポイントです。優れた講師は、学習者の目標達成を効果的にサポートし、モチベーションを高めてくれます。質の高い講師を選ぶには、以下の点を確認しましょう。

  • 経験・資格
  • ネイティブスピーカー
  • 高評価やポジティブレビュー
  • 目的や学習スタイルに合った指導
  • 専門分野
  • コミュニケーション能力

条件を満たす講師を見つけるには、講師のプロフィールや経歴をよく確認することが大切です。無料体験レッスンを活用して、実際に講師とコミュニケーションを取り、相性を確かめるのも効果的です。講師の空き状況やスケジュールの柔軟性も考慮に入れると、継続的な学習がしやすくなります。

質の高い講師を選んで、効果的にオンライン英会話学習をしましょう。

カリキュラムを確認する

カリキュラムを確認するのは、オンライン英会話を効果的に活用するうえで重要です。適切なカリキュラムを選ぶと、効率よく英語力を向上させられます。体系的なカリキュラムが提供されているかどうかも確認しましょう。

自分のレベルや目的に合ったコースやカリキュラムがあるか、レベル別のプログラムが充実しているかを確認してから受講してください。レッスン内容や教材の質も確認しておく必要があります。カリキュラムの柔軟性や、自分のニーズに合わせたカスタマイズの可否についても確認しておきましょう。

進捗管理や評価システムがあれば、自分の成長を実感しやすくなります。補足教材や宿題の提供状況も、効果的な学習には重要です。多くのオンライン英会話サービスでは、無料体験レッスンを行っています。無料体験を利用して実際に体験してみると、自分に合っているかどうかを判断しやすくなります。

レビューと評価を確認する

オンライン英会話を選ぶ際は、受講生の評価や感想を確認することが重要です。評価やレビューを確認するときは、以下の点に注目しましょう。

  • 評価やレーティング
  • 具体的な学習効果や成果の事例
  • 否定的な意見や改善点
  • 自分の目的に合った評価
  • 長期受講者のレビュー

複数の情報源で評判を比較することも大切です。講師や教材の評価や費用対効果に関するコメント、サポート体制や運営の評判などが参考になります。レビューを確認するだけでなく、実際に体験レッスンを受けてみるのもおすすめです。

実際に体験してみないとわからないことも多いため、自分の目で合うかどうかを確認しましょう。

【レベル別】オンライン英会話の効果的な活用法

オンライン英会話の効果的な活用法について、以下のレベル別に解説します。

  • 初心者
  • 中級者
  • 上級者

初心者

オンライン英会話は、初心者にとって効果的な学習方法です。初心者は簡単な日常会話のフレーズやゆっくりしたリスニング、文法や単語の基礎、発音練習から始めましょう。イラストや写真を活用して、語彙を増やすのも効果的です。短文での会話から徐々に長文に挑戦しましょう。

繰り返し練習を重視し、間違いを恐れずに積極的に発言することが大切です。講師からのフィードバックを大切にすれば、着実に英語力を伸ばせます。段階的に学習を進めれば、初心者でも効果的にオンライン英会話を活用できます。

中級者

中級者は、より高度な英語力を身に付けるため、自分の弱点に焦点を当てた学習計画を立てることが重要です。オンライン英会話でのレッスンには、以下の学習を取り入れましょう。

  • プレゼンテーションやディスカッションの練習
  • 本や記事を読み、それに基づいて意見を述べる練習
  • 電話応対の練習
  • 特定の分野や業界の専門用語を使った会話の練習
  • ディベートやロールプレイング

弱点対策を通じて実践的な英語力を磨けば、さらに高度な英語力を身に付けられます。自分に合った学習方法を選んで、継続的に取り組みましょう。

上級者

上級者向けのオンライン英会話では、より高度な英語力を身に付けることに重点を置いています。高度な文法や語彙を使用したネイティブスピーカーとの会話、ディベート、即興スピーチ、議論などが効果的です。

高度な学習法を取り入れれば、より洗練された英語表現や複雑な内容を英語で伝える力を身に付けられます。上級者は、英語でのプレゼンテーションスキルを磨くのも効果的です。オンライン英会話では、説得力のある英語でのプレゼンテーション方法を学べます。

通訳や翻訳の練習を取り入れると、より高度な英語力を養うことが可能です。文化的な背景や慣用句の理解を深めると、より自然なコミュニケーションができます。上級者であってもまだ伸ばせる部分はあるので、自分の弱点を分析し集中的に改善しましょう。

オンライン英会話の効果に関するよくある質問

オンライン英会話の効果に関するよくある質問は以下のとおりです。

  • オンライン英会話の効果を感じるまでの期間はどれくらい?
  • オンライン英会話は子どもにも効果がある?

オンライン英会話の効果を感じるまでの期間はどれくらい?

オンライン英会話の効果を感じるまでの期間は、個人差があります。効果を実感し始めるまでにかかる期間は、一般的に3〜6か月程度です。早く効果を感じるためには、学習頻度が重要です。毎日受講すれば、1か月程度で効果を実感できます。英語力は分野によって向上する速度が異なります。

リスニング力は比較的早く向上するため、1〜2か月程度で変化を感じることが可能です。スピーキング力は、3〜6か月以上の継続的な学習が必要です。文法や語彙力の定着には6か月〜1年程度かかります。

明確な目標設定や計画的な学習、継続的な受講、定期的な復習を行えば、効果を実感するまでの期間を早めることが可能です。効果を実感するには、自己評価だけでなく客観的な指標も大切です。定期的にテストを受けたり、周囲の人からフィードバックをもらったりすれば、より正確に自分の成長を把握できます。

オンライン英会話は子どもにも効果がある?

オンライン英会話は子どもにも効果がある学習方法です。早い段階から英語に触れると、子どもの柔軟な吸収力を活かせて、自然に英語を身に付けられます。外国人講師との対話を通じて、楽しみながら異文化理解を深められる点も大きなメリットです。

英語に対する自信がつくと積極的に発言できます。個別指導によって学校の授業内容を補完できる点も魅力です。時間や場所の制約が少ないのも学習しやすいポイントです。子ども向けの教材やカリキュラムを用意しているサービスも多く、効果的に学習できます。

親子で一緒に学習できるので、家族で英語を楽しむきっかけとしてもおすすめです。子どもの年齢や興味に合わせて学習内容を選べば、より高い効果が得られます。

まとめ

オンライン英会話は、効果的な学習方法です。スピーキングやリスニング能力が向上し、語彙力や文法力も鍛えられます。ビジネス英語や試験対策にも役立つので、幅広い目的に活用できます。

効果を最大限に引き出すには、自分のレベルに合ったカリキュラムを選び、継続的に学習することが大切です。予習や復習を行えば、効果的に学習を進められます。講師の質やカリキュラムの内容、受講生のレビューなどを確認して、自分に合ったオンライン英会話を選びましょう。

効果を感じるまでの期間には個人差がありますが、子どもから大人まで幅広い年齢層で効果が期待できます。目的に合わせてオンライン英会話を活用し、英語力を向上させましょう。

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ネイティブがよく使う!「りんご」にまつわる英語表現・ことわざ12選!https://phlight.co.jp/onboard/apple-english/Sat, 30 Nov 2024 07:10:26 +0000https://phlight.co.jp/onboard/?p=7027

「りんご」は英語で?と聞かれたら、ほとんどの方が“apple”と答えられると思います。“a”で始まる“apple”は、英単語の代表のような言葉です。 しかしこの“apple”、「りんご」以外にもいろいろな意味で使われるこ ...

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「りんご」(apple)を使ったいろいろな表現を知りたい!

「りんご」を使ってネイティブみたいにカッコよく話したい!

「りんご」は英語で?と聞かれたら、ほとんどの方が“apple”と答えられると思います。“a”で始まる“apple”は、英単語の代表のような言葉です。

しかしこの“apple”、「りんご」以外にもいろいろな意味で使われることがあるのです。この記事ではそんな「りんご」にまつわる英語表現・ことわざ12選を一挙紹介します。

ネイティブが良く使うカッコいい表現ですので、ぜひ参考にしてください。

この記事の著者

元英会話学校スタッフ・WEBライター

kaoru

大学では英文学を専攻。卒業後は英会話学校のスタッフとしてカウンセリング業務、大手旅行会社の海外部門勤務、塾講師、公文の先生等、子供教育関係勤務を経験。小学校英語準認定指導者資格を保有。現在はwebライターとして英語学習関連の記事を中心に活動中。自身の英語学習経験から、読者の悩みに寄りそった情報を伝えることを大切にしている。

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「りんご」は英語で?基本を解説

kaoru
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まずは「りんご」の英語“apple”の基本をおさらいしましょう。

「りんご」書き方・読み方・発音

  • スペル:apple
  • 発音:ǽpl
  • 読み方:アッポー、アッポウ

「りんご」は英語で“apple”です。カタカナ表記では「アップル」と書きますが、実際の発音は「アッポー」「アッポウ」のようになり、最後の“e”は発音されません。この“le”はカタカナ表記でピッタリと表す日本語がないので、代表的な英単語にもかかわらず、実際に発音するのは意外と難しい英単語の一つと言えます。アクセントは最初の「ア」に置きます。

「りんご」複数形・冠詞

“apple”の複数形は“apples”です。例外はありますが、複数形は、基本的に末尾に“s”をつけます。“apple”はそのまま”s”をつけて‟apples”となります。

また、英語には“a”,“an”,“the”といった冠詞があります。

  • 不定冠詞:“a” “an” 不特定多数の中の一つを指す
  • 定冠詞:“the” 特定のものを指す

不定冠詞“a”,“an”のどちらを使うかについてはルールがあり、 母音で始まる単語には “an”を、子音で始まる単語にはa”を使います。で始まります。ですので、「りんご」は “an apple”となります。

定冠詞“the”は どんな単語でも変化はないので「りんご」も“the apple”ですが、定冠詞は発音に違いがあります。子音で始まる単語に付く“the”は「ザ」と発音しますが、母音で始まる単語に付く“the”は「ザ」ではなく「ジ、ズィ」のように発音します。ですので、“the apple”は「ズィ アッポー」と発音します。

なお、日本語にはこの英語の“th”の発音にピッタリあたるカタカナがないので、カタカナでは近いもので「ザ、ジ、ズィ」と表記しています。インターネットなどで音声を検索して正しい発音を聞いてみることをおすすめします。

「りんご」を使った英語表現8選

身近な英単語“apple”ですが、実は「りんご」という本来の意味以外でもたくさんの表現で使われています。この章ではそんな「りんご」を使った英語表現を解説します。

①the apple of someone’s eye

“the apple of someone’s eye”は直訳すると「(誰かの)目の中のりんご」で、「(誰かの)大切な人、もの」「(誰かの)かけがえのない人、もの」という意味です。日本語の「目の中に入れても痛くない」にあたります。

  • My baby is the apple of my eyes.(私の息子はかけがえのない存在です)
  • You are the apple of my eye.(あなたは私にとって大切な人です)

②a bad apple / a rotten apple

“a bad apple” / “a rotten apple”は「悪いりんご /腐ったりんご」という意味で、「集団の中で悪影響を与える厄介な人」という意味になります。日本語では「腐ったみかん」と言い、学校などでの問題児のイメージですね。

  • There are rotten apples in every basket.(どのバスケットにも腐ったリンゴはあるものだ。→どんな集団にも悪い人はいるものだ)
  • He seems like a bad apple.(彼には問題があるようだ)

③Adam’s apple

“Adam’s apple”は直訳では「アダムのりんご」ですが、「のどぼとけ」(声帯の前にある大きな軟骨部分)のことを指します。旧約聖書に出てくるアダムとイブの話が由来で、アダムが禁断の果実(りんご)を食べてしまったとき、のどに詰まらせたという話から“Adam’s apple”と言われているそうです。

  • He has a prominent Adam’s apple.(彼ははっきりとしたのどぼとけがある)
  • Put your hand on your throat, on your Adam’s apple.(のどぼとけに手を当ててください)

④a worm in the apple

“a worm in the apple”は直訳すると「りんごの中の虫」ですが、外側から見えないことから「隠れた欠点・問題」という意味になります。人を表すときにも使い、「まわりをダメにする人」という意味もあります。

  • They found a worm in the apple at the end of the project.(彼らはそのプロジェクトの最後に隠れた問題点を発見した)

⑤apple-polishing / polish the apple

“apple-polishing” / “polish the apple”は直訳すると「りんごを磨く」ですが、「ご機嫌取り、ごまをする」という意味です。日本語では「ごまをする、ごますり」と言いますが、英語ではりんごを磨くという言い方をします。apple-polishingは「ごますり」という名詞表現で、polish the appleは「ご機嫌を取る、ごまをする」という動詞表現になります。

  • He always polishes the apple when he talks to the boss.(彼は上司と話すときはいつもご機嫌取りをしている)
  • He is really good at apple-polishing.(彼は本当にごますりが上手だ)

⑥apples and oranges

“apples and oranges”は「りんごとオレンジ」ですが、「比較できないもの、全く違うもの」という意味で使われます。りんごとオレンジは同じ果物ですが、見た目も味もまったく違いますので、そこから比べられないものの例えとして使われるようになりました。日本語で言う「水と油」のように、「合わない、相いれない」と言う意味でも使います。

  • The two are just like apples and oranges.(2人はりんごとオレンジのようだ。→2人はまったく違う、比べられない)
  • They are apples and oranges.(彼らは水と油だ→彼らは合わない、相いれない)

⑦sour as a green apple

“green apple” は「青りんご」のことで、“sour as a grenn apple”は直訳すると「青りんごのように酸っぱい」となりますが、「機嫌が悪い、不機嫌な」と言う意味で使われます。

“sour”は「酸っぱい」のほかに「不快な、不機嫌な」と言う意味でもよく使われ、たとえば“sour grapes”(酸っぱいぶどう)は日本語で言う「負け惜しみ」のことです。

  • His mood was sour as a green apple after failing the exam.(試験に落ちたあと、彼はとても不機嫌だった)

⑧as American as apple pie

“as American as apple pie”は直訳すると「アップルパイのようなアメリカ人」ですが、「いかにもアメリカらしい、典型的なアメリカの」と言う意味で使われます。アップルパイはアメリカではとてもポピュラーな家庭料理で、“mom’s apple pie”と言えば「おふくろの味」を指します。このことから、典型的なアメリカを指す言葉として使われます。

  • Fast food like hot dogs is as American as apple pie.(ホットドッグのようなファストフードはいかにもアメリカ的です)

「りんご」を使った英語のことわざ4選

kaoru
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続いて「りんご」を使った英語のことわざを見ていきましょう。

①An apple a day keeps the doctor away.

“An apple a day keeps the doctor away.”はイギリスのことわざで、直訳すると「一日一個のりんごは医者を遠ざける」つまり「一日一個のりんごで医者知らず」と言う意味です。りんごは栄養豊富なのでりんごを食べると病気になりにくく、医者に行くことも減る、と言うわけですね。日本のことわざでは、「柿が赤くなると医者が青くなる」が同じような意味にあたります。

Eat an apple going to bed, make the doctor beg for his bread.(寝るときにりんごを食べれば、医者はパンにも困る。→りんごを食べれば医者はいらない)

こちらも“apple”を使った、同じような意味のことわざになります。

②The apple doesn’t fall far from the tree.

“The apple doesn’t fall far from the tree.”直訳すると「りんごは木から遠いところには落ちない」です。りんごの実が木から遠いところに落ちないように、人間の親と子をりんごの木と実に例えて「子は親に似る、子は親の行動や考え方を真似る」と言う意味のことわざです。

日本では「かえるの子はかえる」と言うことわざが近い意味ですが、「かえるの子はかえる」はあまり良い意味では使われません。対して、英語の“The apple doesn’t fall far from the tree.”は良い意味でも悪い意味でも使えます。

③One bad apple spoils the barrel.

“One bad apple spoils the barrel.”「1つの悪いりんごが樽をダメにする。」つまり「1人でも悪い人がいると、周囲に悪影響を与える。」と言うことわざです。英語表現8選の②で紹介した“a bad apple” / “a rotten apple”を使った代表的なことわざです。“A rotten apple spoils the barrel.”も同様の意味で使われます。

④The apples on the other side of the wall are the sweetest.

“The apples on the other side of the wall are the sweetest.”は直訳すると「塀の向こう側のりんごはいちばん甘い」で、「手に入らないもの、人のものは良く見えてしまう」ことのたとえです。日本では「隣の芝生は青い」「隣の花は赤い」といったことわざが同じような意味で使われます。

kaoru
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ネイティブが良く使うことわざですので、使えたらカッコいいですね。実際に使ってみるにはオンライン英会話がおすすめです!

「りんご」を使った英語表現・ことわざまとめ

この記事では、なじみの深い「りんご」(apple)を使った英語表現・ことわざを紹介しました。

英語表現8選

①the apple of someone’s eye「(誰かの)大切な人、もの」

②a bad apple / a rotten apple「集団の中で悪影響を与える厄介な人」

③Adam’s apple「のどぼとけ」

④a worm in the apple「隠れた欠点・問題」

⑤apple-polishing / polish the apple「ご機嫌取り、ごまをする」

⑥apples and oranges「比較できないもの、全く違うもの」

⑦sour as a green apple「機嫌が悪い、不機嫌な」

⑧as American as apple pie「いかにもアメリカらしい、典型的なアメリカの」

ことわざ4選

①An apple a day keeps the doctor away.「一日一個のりんごで医者知らず」

②The apple doesn’t fall far from the tree.「子は親に似る、子は親の行動や考え方を真似る」

③One bad apple spoils the barrel.「1人でも悪い人がいると、周囲に悪影響を与える。」

④The apples on the other side of the wall are the sweetest.「人のものは良く見えてしまう」

このように、「りんご」(apple)は本来の意味のほかにも、非常にたくさんの使われ方があります。

kaoru
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ぜひこの記事を参考にして、ネイティブのように日常会話の中で使ってみてくださいね。

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