英語学習におすすめのトレーニング法9選!レベルに合わせて解説

英語を話せるようになりたいけれど、具体的にどんな英語の勉強をすればいいのか分からずに悩んだ経験はありませんか?

今回は英語学習レベルに合わせたおすすめのトレーニング法を9つご紹介します。

英語力を上げるために効果的なトレーニング法や実践方法も分かるので、ぜひ参考にしてください。

【英語学習】初級レベル向けのトレーニング

<初級レベルの英語力>


 【Beginner(初級)】 PHLight Level 1~3, CEFR A1.1~A1.3
 大枠:簡単な文章で意思疎通ができる・基礎的なやり取りができる
 詳細:初歩的な単語で意思疎通ができる(Level1)
 詳細:簡単な文で意思疎通ができる(Level2)
 詳細:身の回りのことに関して、基礎的な表現でやり取りができる(Level3)

英語初級者におすすめのトレーニングは以下の3つです。

・ディクテーション
・オーバーラッピング
・チャンクリーディング

初級レベルでは、
インプット(リスニング・リーディング)
アウトプット(スピーキング・ライティング)
をセットで学んでいくのが英語力アップのポイント。

3つのトレーニング法を実践することにより、インプットとアウトプットを鍛えられます。

トレーニング①ディクテーション

「ディクテーション」は英語を聞き取り、紙やノートなどに書き取っていくトレーニングです。

 
 <ディクテーションのトレーニング方法>
 ステップ①紙とペンを用意して音声から聞こえてくる内容を書き取る。
 ステップ②聞き取れなかった単語やフレーズを見直して覚える。

「ディクテーション」はリスニング力に効果があり、聞き取れなかった英語を把握することにより、英単語力にも効果的です。

英単語力のほか、音声を聞き取れない主な原因は音声変化にあります。音声変化とは言葉を話すときに元の発音が変化すること。

元の発音が変化することにより、自分の予想している発音とは別の音が聞こえ、結果的に音声を拾えなくなってしまいます。

音声変化のパターンにはルールがあり、以下の5つに大きく分類できます。

 
 1. 連結:前の語の末尾の子音と、あとの語の先頭の母音がくっついて発音されること(例:in a room)
 2. 脱落:同じ子音が続く場合に、前にくる子音や特定の文字を発音しないこと(例:sent to)
 3. 同化:前の語の末尾の語と、あとの語の先頭の語が互いに影響しあい、別の音として発音される現象
 (例:have to)
 4. 弱形:前置詞・接続詞・代名詞の中に、弱く読まれる発音がある 
 (例:ourはアーに近い(ワーが弱形))
 5. 「ら」行化:tやdの音が前後を母音に挟まれると、発音が消えやすい (例:citizenのt)

Beginnerレベルではこの音声変化を理解し、単語を正しく聞き取れるように音声知覚を鍛えていくのがレベルアップのポイントです。

トレーニング②オーバーラッピング

「オーバーラッピング」は音声を流し、聞いた音声と同時に繰り返すトレーニングです。

「オーバーラッピング」のやり方はとても簡単。音声付きの教材を用意し、スクリプトを読みながら音声と同時に発音していくだけです。

音声を聞くと同時に自分で発音もするので、リスニングとスピーキングに効果的。リスニング時の音声に対する瞬発力を養うことができます。 

トレーニング③チャンクリーディング

「チャンクリーディング」は単語単位や文単位で訳すのではなく、意味のまとまりごとに英文を前から理解し、英語の語順のまま読み進めるトレーニングです。

スクリプトに意味のかたまり(チャンク)ごとにスラッシュ(切れ目)を入れ、そのかたまりの意味を頭の中でイメージしながら音読します。
例)I watched / a movie / last night.

英文を読み進める際、以下の3つの情報が出てきたら特に注意しましょう。


 1 接続詞:文・段落と段落のつながりが見える。話の展開が変わることが多い
 2 前置詞句や不定詞:人や物に関する補足情報が続く
 3 関係代名詞や分詞句:人や物に関する詳しい説明が続く


ただ文章を読むだけでなく、接続詞や関係代名詞などを意識しながら「チャンクリーディング」を行うことにより、本文の中にある重要な点や詳しい情報に気づけます。

また、新しく教材を選ぶ際はスムーズに文章を読めるように、知らない単語が少なく、ほぼ全ての意味が分かるテキストを選ぶのがポイント。

文章を1回見ただけで理解できる意味のまとまりが長くなるにつれて、読むスピードが上がります。

↓初級者向けの英語学習記事はこちら。

【英語学習】初中級レベル向けのトレーニング

<初中級レベルの英語力>


 【High Beginner(初中級)】PHLight Level 4~5, CEFR A2.1~A2.2
 大枠:基礎的なやり取りができる・日常生活やビジネスで会話ができる
 詳細:日常生活や身近なトピックで簡単なやり取りができる(Level4)
 詳細:日常生活やビジネスで簡単なやり取りができる(Level5)

英語初中級者にはシャドーイングのトレーニングがおすすめです。

中級者レベルのリスニング学習において、短い英文なら聞き取ることができるのに、長い英文になると聞き取れなくなる理由は、英語を聞いた後の理解の処理に時間がかかってしまうからです。

英語を聞き取る習慣を続けていくと、内容を理解する処理のスピードが上がっていき、長い英文を聞き取れるようになるのがリスニング学習のポイント。リスニングの上達にはシャドーイングのトレーニングが効果的です。

トレーニング④シャドーイング

シャドーイングは音声を流し、聞きながら影のように音声を繰り返すトレーニングです。

まずは、聞こえてくる音声の影をすぐに追いながら、発音を真似ていきます。

音声を聞きながら発音するため最初はむずかしいですが、少しずつ音に慣れてきたら、絵を描くような感覚でその状況を頭の中に思い浮かべながらシャドーイングを繰り返していきましょう。

また、シャドーイングの練習にはBeginnerレベルで行ったチャンクリーディング(英語の語順のまま読み進めるトレーニング)を活用するのもおすすめ。

英文を意味のまとまりごとに前から理解していくチャンクリーディングのように、シャドーイングでは聞こえてきた英文を意味のまとまりごとに捉える練習を行ってみましょう。英文を理解する力が徐々に向上していく効果が期待できます。

↓初中級者向けの英語学習記事はこちら。

【英語学習】中級レベル向けのトレーニング

<中級レベルの英語力>


 【Intermediate(中級)】PHLight Level 6~7, CEFR B1.1~B1.2
 大枠:日常生活やビジネスで会話ができる
 詳細:会話が続き、短い説明ができる(Level6)
 詳細:十分な会話と詳細な説明ができる(Level7)

英語中級者におすすめのトレーニングは以下の2つです。

・スキミング
・スキャニング

中級レベル向けのリスニング・リーディング対策として、扱う素材を日常的なトピックから社会的・専門的なものへとレベルを引き上げていきましょう。

リスニングとリーディングの学習において、様々なジャンルの話題に触れることで自分の知識が増えていくため、初見の英文読解にも対応できます。社会的・専門的な内容の問題を解く際には、スキミングとスキャニングのトレーニングをするのがおすすめ。

トレーニング⑤スキミング

「スキミング」は文章を読んで素早く概要や要点を掴むトレーニングです。

スキミング」のコツは筆者の主張したい内容と段落ごとの大切なポイント(キーワード)を把握すること。時間を測りながらスキミングを行うと速読の習慣が身につき、本文の概要や要点を素早く理解できるようになります。

トレーニング⑥スキャニング

「スキャニング」は文章を読んで必要な情報を素早く探し出すトレーニングです。

スキャニング」のコツはあらかじめ質問内容を把握してから文章を読むことです。また、速読できるようになると答えを見つける時間もはやくなります。

「スキャニング」のトレーニングを行うときには「スキミング」と同様に時間を測るのがおすすめ。

限られた時間の中でヒントを見つけることに意識が向き、制限時間内に必要な情報を見つけるスキルは、TOEICのReading Part7(長文読解問題)でも役に立ちます。

↓中級者向けの英語学習記事はこちら。

【英語学習】中上級レベル向けのトレーニング

<中上級レベルの英語力>


 【Intermediate(中上級)】PHLight Level 8~9, CEFR B2.1~B2.2
 大枠:流ちょうに会話や議論ができる
 詳細:自分の考えを伝え、深い議論ができる(Level8)
 詳細:流ちょうに洗練された英語を使える(Level9)

英語中上級者におすすめのトレーニングは以下の3つです。

・コピーイング
・ディクトグロス
・サマライズ

すでに技能単体のトレーニングが積み上がっている中上級レベルでは、技能を組み合わせたトレーニング(技能融合)を行っていくのがポイントです。

トレーニング⑦コピーイング

「コピーイング」はネイティブスピーカーと同じぐらいのスピード・発音・息継ぎを真似て発声するトレーニングです。

流ちょうな発話を身につけるのに役立つトレーニング法。


 <コピーイングのトレーニング方法>
 ステップ①まず、英語で書かれたニュースやWebサイト、インタビュー記事など、音声とスクリプトのある素材を用意する。
 ステップ②音声を聞いて、単語の個々の発音・アクセント・イントネーション・ポーズを真似して音読する。カラオケの練習をするようなイメージです。

「コピーイング」のトレーニングを続けていくと、発音・抑揚・リズム・イントネーションなどが自然に身についていきます。

トレーニング⑧ディクトグロス

「ディクトグロス」は比較的短い英文をメモしながら音声を聞いて、聞き取ったメモをもとに文章を復元するトレーニングです。

これまで取り組んできた単語や文法、リスニング力を総動員させて行う、負荷の高いトレーニング法。

「ディクトグロス」は正確にアウトプットする力を身につけるのに効果的です。

 
 <ディクトグロスのトレーニング方法>
 ステップ①比較的短い英文で、音声付きの素材を用意する。未習でも既習でも構いません。
 ステップ②メモを取りながら音声を聞く。1度で聞き取るのがむずかしければ、2~3回音声を繰り返して聞きましょう。
 ステップ③聞き取ったメモを参考に、もとの英文をなるべく正確に復元する。
 ステップ④最後に、もとの英文と比較し、書き起こせなかった単語や表現、文法の誤りなどを確認して正しい内容に修正する。

「ディクトグロス」は「ディクテーション」を発展させたようなトレーニングです。

「ディクテーション」には、音声の内容を書いた後に自分で文章を産出するというプロセスはなく、いわば思考がない活動。

その一方で「ディクトグロス」は、そこを補い発展させた活動。「ディクテーション」した英文を自分で見直し、正しく復元するプロセスがあるのが「ディクテーション」との違いです。

トレーニング⑨サマライズ

「サマライズ」は文章を読んで概要を把握し、自分の言葉で要約するトレーニングです。

レッスンでは、「TED Talks」を見てディスカッション(議論)したり、「CNN News」を見てサマライズ(要約)したりして、インプットした内容や英語表現を使ってアウトプットする活動を行っていきます。

 
 <サマライズのトレーニング方法>
 ステップ①まず自分にとって興味・関心が持てるテーマの動画やニュースを見たり聞いたりして内容を理解します。
 ステップ②聞いた情報を自分の言葉で整理してから、オリジナルの内容のうち、1/3程度の分量を目安にサマライズ(要約)。
 ステップ③聞き取った情報をまとめたら、講師と一緒に内容を確認して、テーマに対する自分の意見や考えを講師に向けて伝えていきます。

レッスン時にはその日のトピックやテーマに関して、講師からの質問に答える中で、自分の意見をさらに深めていきましょう。

特に、以下2つの観点を意識しながら講師に自分の考えを伝えるのがポイント。
・「どんな説明や表現を入れると相手に伝わりやすいか?」
・「説得力を増すために、比較や例示などの複数の視点から説明ができないか?」

レッスンの最後には、まとまった長さの自分の意見を講師に向けて発表することで、徐々にアウトプット力が鍛えられていきます。

↓中上級者向けの英語学習記事はこちら。

 

【英語学習】上級レベル向けのトレーニング

<上級レベルの英語力>


 【Advanced(上級)】PHLight Level 10, CEFR C1.1~C1.2
 大枠:専門性の高い英語を使える
 詳細:学問やビジネスにおいて、専門的な内容の英語を使える(Level10)

英語上級者がレベルアップするためには英語を母国語のように使いこなすトレーニングを行うのがポイント。

具体的にはアカデミックな論文や討論、込み入ったビジネスシーンにおいて、スピーキング力とリスニング力を上げながら自在に英語を使えるようになることを目標にしましょう。

PHLight英会話のレッスンでは、ビジネスシーンに特化した教材『Business Result』を用いて、
・自社商品の説明
・課題の検討会議
・後輩へのフィードバック
など、実際に仕事の中で遭遇するシーンを多く扱い、実践的なやり取りを行います。

できるだけ一文を長くし、ビジネスの場面で求められる丁寧な英語表現を使うのがポイント。

リスニング学習においては、
・アメリカ英語
・イギリス英語
・オーストラリア英語
・インド英語
など様々なアクセントに慣れることで、より上級な英語話者に近づくことができます。
海外のテレビ番組や映画をみたり聞いたりして、いろんな英語のアクセントに慣れていきましょう。

また、リスニング学習のアウトプットの機会としては英会話カフェや国際交流イベントなどに参加することもおすすめ。

↓上級者向けの英語学習記事はこちら。

まとめ

今回は英語初級者から上級者まで、レベルに合わせたおすすめのトレーニング法について解説しました。

英語を勉強するには、英語レベルに適した学習やトレーニングを行うことが大切です。

自分のレベルに合った英語のトレーニング法を知りたい方や英会話力を上げたい方は、ぜひこの記事を参考にしてください。