オンライン英会話「超初心者」向け3つのNG学習法とおすすめ学習法7ステップ

自分は1から英語を学ぶ超初心者だし、何から始めたらいいのかな。

英語を話せるようになりたい!けど、英単語もなかなか出てこないです。

安心してください!これから英会話を学ぶ「超初心者」の方でも、英語は話せるようになります。

今回の記事では、オンライン英会話における「超初心者」が“避けるべき学習法”をご紹介します。

英語学習の“やり方次第”で、英語を「話せるようになる方」と、頑張って努力しているのに「話せずに諦めてしまう方」に別れてしまいます。それだけ「どのように英語を学習するのか?」はこれから英語を始める超初心者の方だけでなく、全ての英語学習者には大切な要素になります。この勉強法を避けていただければ、途中で挫折するリスクも少なくなります。

また、この記事では「超初心者におすすめの学習法」もご紹介しますので、これを実践していただくと、ご自身の英語力が着実に伸びていく楽しさを感じることができます。

ぜひ、楽しみながら読んでもらえると嬉しいです!

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「超初心者」が避けるべき3つのNG学習法

まず、今回の記事の本題である、超初心者が英語学習において避けるべきNG学習法を3つまとめました。もし、すでに学習を始めているのであれば、ご自身の学習を見直す参考にしてもらえると嬉しいです。

NG学習法①自己流で学習すること

『英語学習、何をしたらいいかわからない。。』となりがちな英語超初心者ですが「自己流」で英語学習を進めることはオススメしません。なぜなら、自己流こそが英語超初心者の方にとって「最も非効率な英語学習」だからです。

その理由も明確で、英語学習経験が少ないため、知らず知らずのうちに自分に合わないことをしてしまうリスクが高いからです。実際、自己流で学習をしてしまうと、間違った努力をしてしまう可能性が高く、頑張るけどなかなか英語は伸びない、、そんな悲しい状況になってしまいます。

ぜひ、ここで知っていただきたいのが「ひとりひとり必要な英語学習は異なる」ということです。本当に合った学習法は、ご自身の英語レベル・目標・目的によって変えていく必要があるのです。

とはいうものの『超初心者には自分にあった学習法なんてわかりません。。』と反論したくなると思います。そこでぜひオススメしたいのが、英語のプロにご自身の英語レベル・目標・目的にあった「あなた専用の学習プラン」を作ってもらうことです。

もし、超初心者の方でも効率的にムダなく英語を話せるようになりたいなら、なおさらオススメします。

NG学習法②講師を適当に選ぶこと

講師はネイティブの方がいいのかな?

どの講師も英語を教えるのは上手でしょ?

このように考えていたら、それは“お金の無駄”になるかもしれません。超初心者の方にとって大切なのは「ネイティブか?バイリンガルか?」ということではなく、“超初心者の気持ちに寄り添って指導してくれているかどうか?”です。なぜなら、そういう講師を選ぶことで、英語が苦手な方でも楽しく学習を続けることができて伸びやすいからです。

例えば、話すスピードや使う単語含め、超初心者の方でも理解できる英語を話してくれる。そして、講師が一方的に話すのではなく、自分が話せる機会をたくさん作ってくれる。また、伝えるのに困った場合でも言いたいことを察知して代弁してくれる。間違えた英語をいちいち指摘するのではなく、自然な流れで教えてくれる。

そんな講師だとどうでしょうか?

『まだ英語を始めた超初心者なのに講師の英語もわかるし、自分の英語も伝わって楽しい!』

こんな気持ちにならないでしょうか?

そんな超初心者でも寄り添ってくれる講師選びが、英語を話せるようになるためには必要ですし、そういう講師を選ぶように心がけていただけると嬉しいです。ちなみに、もうすでにオンライン英会話など英会話での学習を始められている方は、今一度ご自身に寄り添ってくれる講師なのか?を考え直してもいいのかもしれません。

NG学習法③わかった気になること

もうすでに学習をされている方であれば、使っている教材や講師とのレッスンなどで『わかりました!』と本当はイマイチ理解できてないのにわかった気になって次に進んでないでしょうか?

そんな“つまずき”をそのままにすると、挫折する可能性が高くなります。なぜなら、つまずきをそのままにすると「理解できないことが多くなるばかりに英語が身につかない」からです。

英語は、土台となる文法・英単語があって、それを応用して組み合わせて伝えていく言語です。そして英語をこれから学ぶ超初心者の方であれば、その土台がほぼない状態からのスタートとなるので、土台の段階で理解ができてないと、応用ができない、つまり上手く英語を話せるようになっていきません。そうなってしまうと、『私には向いてないかも。。』と挫折してしまうわけです。

また、知っていただきたいのが英語超初心者の方は

  • 英語学習の「方法」がわからない
  • 講師の「説明」がわからない
  • 講師に「英語で質問」ができない
  • 「文法」がわからない

など、そもそもつまずくタイミングが多く、そもそもが挫折しやすいところからのスタートになります。ですので、どんなに小さなつまずきでも、一つ一つ解消することが挫折がしずらくまた、着実に成長に繋がるコツになります。

英会話であれば、素直に「わかりません」と言って教えてもらったり、教材でわからない部分があれば、自分より英語レベルの高い方に教えてもらうなど、つまずきを1つずつ解消するように心がけていきましょう。今回ご説明したNG学習法をやりがちな超初心者の方は多いので、ぜひそこを避けるだけでも英語学習に失敗するリスクを避けることができます。

「超初心者」がオンライン英会話を選ぶポイント3つ

英語を全く話せない「英語超初心者」の方がオンライン英会話サービスを選ぶ際は、この3つのポイントを抑えていただくと、英語を効率的に最短で話せるようになります。

  1. ご自身にあった学習プランを提供してくれるか?
  2. 日本人からサポートを受けられるか?
  3. 無理のないペースで続けられるか?

それぞれ解説します。

①ご自身にあった学習プランを提供してくれるか?

先ほどのNG学習法でも軽く触れましたが、英語を話せるようになりたいのであれば、「ひとりひとり必要な英語学習は異なる」ということを知っていただきたいです。なぜなら、英語レベル・目標・目的によってそこへの行き方が変わってくるからです。

例えば、想像していただきたいのですが、英語を全く話せない英語超初心者の方と、英語上級者の方が、仮に「英語を話せるようになりたい」という目標を持って英語学習をスタートするとなると、英語学習は同じでしょうか?恐らく「違います」という答えが出てくると思います。持っている知識量も英語学習に触れた時間も異なるので、英語学習が異なることは容易に想像できると思います。

今のは極端なケースでしたが、同じ英語超初心者でも「仕事で使いたい」と「旅行で使いたい」であれば、使う英語も異なってくるので、最初の基礎固めは同じことをするとしても、途中から教材や会話のフレーズなど、学び方が異なるのは想像がしやすいと思います。

また「英語超初心者」といっても、中学の文法の知識は残っている方もいれば、卒業と同時に全て忘れてしまった、など知識が残ってない方もいます。同じ超初心者でも、人の数だけ実際の英語学習は変わってきますし、一番大切なのは「その人にあった英語学習法を行うこと」です。

実際には、オンライン英会話のプランに「カウンセリング」や「専用の学習プラン作成」があるか?をご確認いただきたいです。日本には、気軽に始めることができる安価なオンライン英会話はたくさんありますが、そういうサービスにはカウンセリングや専用の学習プラン作成はないため、英語が全くわからない方にとっては、英会話ではなくリスニングになってしまい、お金をムダにしてしまう可能性が高いので避けましょう。

多少のコストはかかってもカウンセラーの方にご自身の目標や目的、そして英語のレベルチェックを通じて、正しくあなたにあった学習プランを作成して英会話を始めた方が確実に成長ができますし、トータルで考えてもお得です。もし、話せるようになりたいならオンライン英会話のプランに「カウンセリング」や「専用の学習プラン作成」があるか、ぜひご確認ください。

②日本人からサポートを受けられるか?

英語超初心者の方にとって、英語学習を進める上で、つまずいてしまうポイントはたくさんあります。

『何をしたらいいのか?』という「学習面」でのつまずきポイント。講師が海外の先生であれば、『話している英語が早くて、何を言っているのかわからない。。』『講師の説明がいまいちよくわからない。。』という「講師」や「理解面」でのつまずきポイント。『質問をしたいけど、伝える術がわからない。。』という「コミュニケーション面」でのつまずきポイント。

など、超初心者の方は、どうしても限られた知識量、経験しか持ち合わせていないので、つまずいてしまうポイントはたくさんあるわけです。そして、それらのつまずきポイントを放置してしまうと「挫折」してしまう原因になり、すでに英会話スクールに通っている方であれば、「お金の無駄」になってしまいます。

そうならないためにも、つまずいたり、悩んだりしたら、それを放置せず、英語ではなく日本語で相談できる「日本人」の存在が不可欠になります。できれば、周りにいる自分より英語ができる日本人ではなく、ご自身のレッスン状況を常に把握できている日本人カウンセラーが望ましいです。なぜなら、そうすることにより、日本人カウンセラーが今のレベルや学習進捗にあった的確なアドバイスをしてくれるだけでなく、講師との架け橋にもなってくれるので、英会話レッスンでの学びの濃度も変わってくるからです。

例えば、話すスピードを遅くしてほしい、もっと宿題がほしいなど、言いたくてもなかなか伝えれないことも代弁してカウンセラーが伝えてくれるので、ストレスなくレッスンを続けられることも大きいです。これこそつまり、日本人カウンセラーの方が超初心者の方が抱えやすい様々なつまずきを解消してくれるわけです。そんなサポート環境があれば、1つずつ着実に理解できることが増えて成長に繋がり、モチベーションも続きやすくなります。

ぜひ、日本人カウンセラーの有無や気軽に相談できるオンライン英会話をチェックしてみてください。

③無理ないペースで続けられるか?

超初心者の方は、無理のないようにレッスンに取り組むことが大切です。ここでいう無理のないというのは「学習面」と「金銭面」です。学習面においては、英語超初心者の方が話せるようになるまで、どうしても「質と量」そして「時間」が必要になってしまいます。ですので、いきなり無理をして最初は何時間も勉強して、続かないから挫折するよりも、無理なく続けられるペースから始めて徐々に慣れていき、学習を継続することを重視することをオススメします。なぜなら、英語力を高めるためには、学習を継続して知識を定着させることが非常に重要だからです。

そのために、レッスンの時間や頻度、そして続けられる金銭面かどうか?も含めて「無理なく続けられるかどうか?」を考えていただくと、学習を継続できるため、着実に英語が上手くなります。ぜひ、ご自身にとって無理のないペースで続けられるオンライン英会話なのか?をぜひチェックしていただけると嬉しいです。

オンライン英会話「超初心者」おすすめ学習法7ステップ

次に超初心者の方向けの正しい英語学習法について書きたいと思います。英語レベル・目標・目的によって、実際の英語学習法は段階によって異なっていきますが、英語超初心者の方は、誰でも最初は土台作りからのスタートになり、以下のステップで進めていきます。

  1. 現在の自分のレベルとゴールのレベルを知ること
  2. 学習期間と目標レベルを設定すること
  3. 学習を継続できる環境を整えること
  4. 高校までの単語・フレーズと中学までの文法をインプットする
  5. 自分の状況に置き換えた例文の作成と暗記を繰り返す
  6. 動画やポッドキャストを使って、楽しくリスニング力を鍛える
  7. スピーキングの練習を行い、英語を話せるようにする

この手順で、英語を全く話せない超初心者の方でも、話せるようになります。具体的に解説していきます。

ステップ①現在の自分のレベルとゴールのレベルを知ること

早速、勉強法、、と言いたいところですが、話せるようになるためにまず必要なのが、今の英語レベルとご自身が目指す英語レベルを知ることです。全てはここからスタートします。なぜなら、スタートとゴールのギャップを知ることで、どれだけの学習量が必要で、どれだけレベルアップをしないといけないのか?の「目安」ができるからです。

この目安があると頑張れる目標となって、モチベーションに繋がります。逆に、闇雲に頑張り続けることが一番挫折しやすい始め方です。マラソンに例えるとイメージしやすいのですが、あと5km走ればいいのと、何km走れば良いのかわからない状態で走るのでは、頑張り続けられる気持ちも変わってくると思います。それと同じように、今のレベルと目指すレベルのギャップを知ることができれば、モチベーションも続きやすいのです。

今の自分の英会話レベルがどのレベルなのか、そして目指すゴールはどのレベルなのかを、チェックの方法としておすすめなのが「英会話スクールでレベルチェックを受ける」方法です。なぜなら、英会話スクールのレベルチェックだと、正確な現在のレベルを知ることができるだけでなく、目指す英語レベルと共に、どれだけレベルアップしないといけないか?の具体的なギャップがわかるからです。

また、目指す英語レベルへの学習法のアドバイスを行ってくれるスクールもあるので、より目標までの具体的な学習イメージを持って、英語学習をスタートすることができます。

ステップ②学習期間と目標レベルを設定すること

次に、学習期間とその期間で達成したい目標レベルを設定していきます。例えば、学習期間は1年間、最初の4か月間で現在のLevel1をLevel2に、8か月までにLevel2をLevel3に、1年後までにLevel4になる、といった形です。このように細かく設定していく理由として、漠然と1年先の目標を決めてもモチベーションの維持が難しいからです。

とくに超初心者の方は、つまずきやすいので、挫折しないように、1ヶ月目でこれらの文法をマスターする!など、ステップごとに分けて具体的な目標を設定するのがおすすめです。そうすることで、達成感があって継続しやすいですし、途中で目標や勉強方法の軌道修正もしやすくなります。

ステップ③学習を継続できる環境を整えること

英語を話せるようになるためには、「学習の継続」が欠かせません。「毎日仕事が忙しい」「家のことに追われている」などの様々な事情があるかと思いますが、1日の生活のどこで学習時間を確保できる環境を考えることが、目標達成のためには重要なことです。

例えば、在宅勤務の場合は仕事の開始前に30分リスニングの時間を作る、出社の場合は通勤時間にアプリを用いて英単語を覚える、寝る前の15分を使って英語で日記を書くといった形で、スキマ時間を活用して効率的に学習しましょう。学習の習慣がついてくれば、継続も楽になっていきます。

また、学習時間も最初から飛ばしすぎないようにしましょう。なぜなら結局は継続が大切で、始めは長時間勉強できたとしても、継続できないと英会話力の向上にはつながらないからです。例えば、平日は1~2時間、土曜日は3時間、日曜日は休むなど、無理のない範囲で続けられる学習時間を設定しましょう。

ステップ④高校までの単語・フレーズと中学までの文法をインプットする

現在と目指すゴールとのギャップを知り、目標までの期間を明確にして、学習を継続できる環境が整ってようやく学習がスタートします。ここからは学習法のみならず、おすすめの教材もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。

まず知っていただきたいのが、日常会話で必要な単語数は「約3000語」と言われています。3,000語と言われると多く感じますが、I, you, weなどの基礎的な単語や、soccerやgolfなどのカタカナ語も含めての3000語と考えてみてください。

実際、学習指導要領によると、日本の高校卒業までに習う単語数は4,000〜5,000語が目安と言われているので、高校卒業までに習う英単語やフレーズを復習することでコミュニケーションの土台を築くことができます。

文法についても、中学校で学んだ文法が頭に入っていれば、英語で基本的なコミュニケーションを取ることができます。具体的には以下の単元をマスターできれば問題はないです。

①文型 ②時制 ③助動詞 ④動詞 ⑤疑問詞 ⑥不定詞 ⑦動名詞 ⑧分詞 ⑨比較 ⑩受動態

ですので

  • 英単語「約3,000語」を身につける
  • 中学文法「必須10種類」をマスター

すれば、まずは英語を話すための土台を身につけることができます。とはいえ、1日で上記を身につけるのは難しいので、期間を決めて、学習が継続できる環境にてコツコツ進めていきましょう。

<おすすめの教材>
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版 

中学の3年間で学ぶ文法を1冊で復習できる教材。難しい文法用語をなるべく使わずに、わかりやすく解説されています。スピーキングの練習ができる音源もついているので、学んだ内容を英会話に活かすことができます。

ステップ⑤自分の状況に置き換えた例文の作成と暗記を繰り返す

基本の英単語と文法を学び、ある程度の土台ができたら、次は学んだ知識を使って自分の状況に置き換えた例文を作るステップに入ります。というのが、これまで教材などで学んだ内容というのは、あくまでも架空の設定であり、出てくる英文の全てがそのままご自身の生活で使えるわけではないからです。ですので、このステップで、実際の会話で使える例文を作成し、様々な会話で「あなたが使える」表現の引き出しを増やしていきます。

例えば、She has been playing tennis for 6 years. 「彼女は6年間テニスをしています。」という文章があったとします。

教材の中でこのような例文が出てきたとしても、実際の会話でこの例文を使うことはほとんど無いと思います。そこで現在完了の進行形はそのままに、自分の状況に置き換えて

I have been practicing yoga for 3 years. 「私は3年間ヨガをやっています。」

I have been playing golf since last year. 「私は昨年からゴルフをしています。」

など、自己紹介や休日の過ごし方を相手に伝えるときをイメージして、オリジナルの例文を作成していきます。このような作業を繰り返していくと、自分にとって使えるオリジナルの表現が増えていきます。もちろん、ただ増やすだけでは使えないので、すらすらとリズムよく読めるようになるまで繰り返し音読して、英文を見なくても言えるようになるまで覚えましょう。

この作業の繰り返しが、英会話における表現の引き出しになっていきます。

ステップ⑥動画やポッドキャストを使って、楽しくリスニング力を鍛える

英会話のための土台を身につけ、使える表現を増やしたら次はリスニングです。英会話はコミュニケーションなので、相手が話す内容をしっかり理解できるようにすることが大切だからです。YouTubeやポッドキャストを活用すれば、無料の素材を見つけることができます。

具体的には、以下の3つの手順でリスニングスキルを強化していきます。

  • 手順1:音声変化の知識をつける
  • 手順2:自身に合ったレベルの英語をとにかく聞く
  • 手順3:シャドーイング、ディクテーションをする

手順1:音声変化の知識をつける

音声変化とは、子音と母音、単語と単語が連結するなどして音が変化することを指します。そんな英語の特性があるので、実際に書いてある言葉と異なった発音をすることがある、と知る必要があります。

例えば、「Check it out」だと、単語を一つずつ読むと「チェックイットアウト」となりますが、実際の英語では「チェケラゥ」と言います。このように英語リスニングにおいて、リエゾンを理解し、その音に慣れることは英語コミュニケーションを円滑にする上で大切なポイントになります。音声変化には、「連結」「脱落」「同化」などがあります。

「連結」は単語と単語の音がつながること。

  • with a ⇒ ウィザ
  • change in ⇒ チェンジン

「脱落」は自然な会話スピードでは発音されなくなること。

  • good time ⇒ グッタイム
  • send them⇒ センゼム

「同化」は単語と単語の音が混ざって別の音になることです。

  • miss you ⇒ ミシュー
  • Could I ⇒ クダイ

これらを理解した上で、少しずつ慣れるために次の手順を行います。

手順2:自身に合ったレベルの英語をとにかく聞く

次に必要となるのは、「自分に合ったレベルの英語をとにかく聞く」ということです。なぜなら、レベルに合った英語だと、知っている単語も多く、スピードもそのレベルに合わせた教材が多いので、リエゾンも理解しやすく、そして一番は「聞ける」という自信に繋がりやすいからです。

リスニング素材を用意できたら、まずはざっくりと内容を把握することを意識して聞きます。分からない単語やフレーズが出てきたても、気にせずに聞き続けましょう。スクリプト(原稿)や字幕があれば、見ながら聞く形でも構いません。聞き終えら、スクリプトなどを使って内容を確認し、何度も音読をしましょう。

『素材はどう用意したらいいのですか?』と感じたと思いますので、リスニングにおすすめのYouTubeやポッドキャストをご紹介します。

<リスニングにおすすめのチャンネル>
Learn English with EnglishClass101.com(YouTube)

3分程度で文法やフレーズを学べるものから数時間のスピーキングトレーニングまで、多様で豊富なコンテンツがあります。オールイングリッシュですが、聞き取りやすいスピードで話されています。短時間で学習をしたい人にもおすすめです。

Yoshimicu & Yoshi English(YouTube)

この後にご紹介するディクテーション用のコンテンツが用意されています。英・日のスクリプトがあるので理解が進みますし、シャドーイング練習にも使えます。初級編・基礎編があるので、取り組みやすい方を選んでみてください。

英語で雑談!Kevin’s English Room Podcast(ポッドキャスト)

YouTubeやTikTok等で活動されているアメリカ生まれ・アメリカ育ちのKevinさんと、英語勉強中の山ちゃんが英語で雑談するチャンネルです。仲の良い二人のかけ合いが面白く、思わず聞き入ってしまいます。

この手順で、聞くスピードになれてきたら最後は何を話しているか理解するためのトレーニングです。

手順3:シャドーイング、ディクテーションをする

最後は、シャドーイングとディクテーションです。「シャドーイング」は聞こえた音をそのまま自分の口で繰り返す方法。聞いている英文が終わる前に、聞いたら即座に話し始めることが大切です。

「ディクテーション」は、聞き取った英文を書くことです。この2つをやることで、リスニングスキルのみならず、スピーキングスキルやライティングスキルすべてを鍛えることが可能です。

これらを自分に合った方法で、コツコツと進めていくことが必要です。先ほどご紹介したYouTubeやポッドキャストを使っても良いですし、シャドーイングやディクテーション用の素材を探していただくのもOKです。

1度ですべて聞き取れなくても落ち込む必要はありません。むしろ自分ができていないところを見つけられたととらえると、自分の伸びしろが見えた気がして頑張ろうと思えますし、モチベーションが続きやすいです。ここまで来ると、ご自身の英語レベルの内容が聞こえるだけでなく、意味まで理解できるようになってきます。

ステップ⑦スピーキングの練習を行い、英語を話せるようにする

最後に、実際に話すスピーキングのトレーニングを行います。これまでの学習で、英会話のための土台が身につき、使える表現も増えて、リスニングもできるようになっていますが、やはり「人に英語を使う」ことをしていかないと、実際の場面で話せるようにはなりません。

そこでおすすめしたいのが「英会話レッスン」です。理由としては、独学ではスピーキングのトレーニングに限界があるからです。また、英会話レッスンを活用することで、英語コミュニケーションがより一層上手くなり、またレッスンを通じて、新しい表現の引き出しも増えるなど、メリットだらけだからです。ぜひ、英会話レッスンを活用して、スピーキングの力を伸ばしていきましょう。

オンライン英会話「超初心者」学習法まとめ

この記事では、英語超初心者の方向けに、避けるべき学習方法と、おすすめの学習方法をご紹介しました。

【3つのNG学習法】

  1. 自己流で学習すること
  2. 講師を適当に選ぶこと
  3. わかった気になること

【おすすめ学習法7ステップ】

  1. 現在の自分のレベルとゴールのレベルを知ること
  2. 学習期間と目標レベルを設定すること
  3. 学習を継続できる環境を整えること
  4. 高校までの単語・フレーズと中学までの文法をインプットする
  5. 自分の状況に置き換えた例文の作成と暗記を繰り返す
  6. 動画やポッドキャストを使って、楽しくリスニング力を鍛える
  7. スピーキングの練習を行い、英語を話せるようにする

どんなに英語が苦手で、英単語もなかなか出てこない、これから英会話を学ぶ「超初心者」の方でも、英語は話せるようになります。ぜひ、英語学習を楽しみながら継続していきましょう!