「英会話の学習を始めたけれど、なかなか話せるようにならないし、効果が見えない」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。頑張っているのに成果を感じられないと、今の勉強の仕方が正しいのか分からなくなることもあるかと思います。

そこで、この記事では、英語学習超初心者の方がどのようなことを意識して学習を進めていくべきなのかを明確にしていきます。

この記事は英会話の豊富な指導実績を持つ、フライト英会話編集部が監修しています。記事を読み終える頃には、超初心者の方でも迷いなく英会話の学習に取り組めるようになるでしょう。

1. 目指すゴールを明確にし、学習期間を決める

まず、改めて英会話を学ぶ目的と、どのぐらいの英会話レベルを目指すのかを確認しましょう。目的と目指すレベルによって、身に付けるべき力や学習期間が変わります。

例えば、「海外旅行先で楽しく過ごしたい。そのために、英語で日常会話を身に付けたい。飛行機・ホテル・レストラン・お店などでスムーズに対応できるようになりたい。」「海外の語学学校に行ってみたい。そのために、現地での生活で困らないぐらいの英会話力を身に付けたい。相手に自分の意見を伝えたり、意見交換ができるようになりたい。」のように、なるべく具体的にイメージしてみてください。

続いて、おおまかに学習期間を設定しましょう。今の自分の英語レベルを確認し、目指すゴールと学習期間を設定するには、以下のフライト英会話の10段階のレベル表が参考になります。

目安としては、日常生活や海外旅行先でコミュニケーションがとれる英語力はLevel4、留学やワーキングホリデーの生活で困らない英語力はLevel7です。レベルを1つ上げるには、3～4か月を目安として考えてみてください。英語学習を現在の自分の英語レベルと目指すゴールまでのギャップを埋めていくことと捉えましょう。

より具体的に自分の今の英語レベルを知りたい場合は、フライト英会話のカウンセリングがおすすめです。無料でレベルチェックを受けられ、目標レベルに向けての学習アドバイスがもらえるので、これからの学習に役立てることができます。

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2. 挫折しない環境を作る

最初はモチベーションが高くても、次第に下がってしまい、英語の学習が苦痛に感じることもあるかもしれません。そうならないように、英語学習の挫折を防ぐための対策法をご紹介します。

【対策①】仲間・協力者を作る

英会話の上達に欠かせないのは、毎日の学習時間を確保することです。しかし仕事や学校、家のことなどをしながら継続的に英語の勉強をするのは大変に感じることも。そこで、学習仲間や協力者を作ることがおすすめです。

英会話スクールに通っていればそこで知り合った仲間、もしくはSNSやアプリを通じて仲間を探してもよいですし、身近な友人や家族でも構いません。

悩みや愚痴を聞いてもらったり、おすすめの教材などの情報交換をしたり、相手が頑張っている姿を見ると、自然とモチベーションが上がります。また、家族や友人に英語学習を公言することで、「言ったからにはやらなくては」という気持ちになり、英語の上達へと導いてくれます。

英会話スクールに通っているのであれば、講師とカウンセラーが大きな協力者になってくれるでしょう。例としてフライト英会話の場合では、自分専用のプランを立てて学習をスタートした後も、日本人の学びカウンセラーが定期的にカウンセリングを行い、状況を見ながら軌道修正をしてくれるので学習が捗ります。また、学習内容について分からないことがあれば、講師に気軽に質問ができます。

さらに、フライト英会話はレッスン外のサポートも豊富で、LINEを使って無料英文添削や学習相談ができます。また、自分専用のマイページ機能があり、いつでも学習目標と進捗を確認できるので、英語学習を継続しやすい環境が整っています。

ぜひ、自分に合った仲間や協力者を見つけてください。

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【対策②】上達を感じられる場を作る

「英語が話せた、通じた！」という経験が自信となり、さらなるモチベーションアップにつながります。英会話超初心者の方もアウトプットを繰り返し、自信をつけることが上達の秘訣です。単語やフレーズを覚えてからの方が良いと思わずに、積極的にチャレンジしてみてください。学んだことを実際の会話の場で使うことによって、さらに定着されていきます。

また、自分の発話に対してフィードバックをもらうことも効果的です。良かった点や改善点に気付ければ、さらなる上達が期待できます。

英語をアウトプットする場としては、英会話アプリ・英会話カフェ・英会話スクールなどがあります。それぞれにメリット・デメリットがありますので、自分に合った方法を選んでみてください。

（1）英会話アプリ
様々な種類の英会話アプリがありますが、AIと英会話ができ、AIが発音を評価してくれるものがあります。英会話アプリのメリットは、アプリが相手なので緊張せず、自分のペースで話すことができること、場所や時間を選ばず会話の練習ができること、低価格に始められることが挙げられます。一方デメリットは、AIの音声認識や判定の精度はアプリによって様々であること、モチベーションの維持がやや難しいことがあります。

（2）英会話カフェ
英会話カフェは英語を学びたい・話したい人が集まって、カジュアルに英会話ができる場所です。外国人や英語を話せる日本人スタッフが参加しており、スタッフや参加者とフリートークができます。英会話カフェのメリットは、人と直接英語を話す場を得られること、スクールよりも低価格な料金で練習できること、他の学習者と知り合えることが挙げられます。一方デメリットは、英語を教えるプロがいるわけではないこと、教材を使わないので英語を学ぶ場ではないこと、参加者の英語レベルによってはトークに入りづらいことがある点があります。英語レベルに合わせたテーブル分けをしてくれる英会話カフェもあるので、初心者の方はそのような店舗を選んでみてください。

（3）英会話スクール
英会話スクールは通学型のレッスンをとオンラインでのレッスンがあります。英会話スクールのメリットは、自分のレベルに合ったレッスンを受けられること、トレーニングを積んだ講師から指導をしてもらえること、フィードバックを受けられることがあります。一方デメリットは、英会話アプリと英会話カフェに比べて費用がかかること、通学型の場合は移動時間がかかることが挙げられます。

英会話スクールの大きな魅力の一つは、的確なフィードバックをもらえることです。

例としてフライト英会話の場合は、毎回のレッスンの終わりに講師からフィードバックがもらえるだけでなく、スマホやPCで確認できるマイページ上では自分のレベルアップの様子が見えるので、積み重ねてきた頑張りや成長を実感できます。

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3. 自分にとっての正しい学習法を知って実践する

そして最も重要なのが、自分にとっての正しい学習法を知って実践することです。英語学習を調べるとたくさんの学習法が出てきますが、その学習法が全て自分に合っているわけではありません。今の自分の英語のレベルによって、必要な学習法は異なります。ここでは、英語初心者におすすめの学習法を3つご紹介します。

【学習法①】高校までの単語・フレーズと中学までの文法をインプットする

日常会話で必要な単語数は約3000語と言われています。3000語と言われると多く感じますが、I, you, weなどの基礎的な単語や、soccerやgolfなどのカタカナ語も含めての3000語と考えてみてください。また学習指導要領によると、日本の高校卒業までに習う単語数は3,450語が目安と言われているので、高校までに習う英単語やフレーズを復習することでコミュニケーションの土台を築くことができます。

文法についても、中学校で学んだ文法が頭に入っていれば、英語で基本的なコミュニケーションを取ることができます。文法に自信がない方は、まずは以下の中学校で扱う単元を復習してみてください。

①文型　②時制　③助動詞　④動詞　⑤疑問詞　⑥不定詞　⑦動名詞　⑧分詞　⑨比較　⑩受動態

＜おすすめの教材＞
中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。改訂版
中学の3年間で学ぶ文法を1冊で復習できる教材。難しい文法用語をなるべく使わずに、わかりやすく解説されています。スピーキングの練習ができる音源もついているので、学んだ内容を英会話に活かすことができます。

【学習法②】自分の状況に置き換えた例文の作成と暗記を繰り返す

学習法①で基本の英単語と文法を学んだら、次はそれを使って自分の状況に置き換えた例文を作りましょう。教材に出てくる場面は架空の設定なので、出てくる英文の全てがそのまま英会話で使えるわけではありません。自分が実際の会話で使える例文を作成しましょう。

例えば、
She has been playing tennis for 6 years. 「彼女は6年間テニスをしています。」

教材の中でこのような例文が出てきたとしても、実際の会話でこの例文を使うことはほとんど無いですよね。そこで現在完了の進行形はそのままに、自分の状況に置き換えて、

I have been practicing yoga for 3 years. 「私は3年間ヨガをやっています。」

I have been playing golf since last year. 「私は昨年からゴルフをしています。」

など、自己紹介や休日の過ごし方を相手に伝えるときをイメージして、オリジナルの例文を作成しましょう。このような作業を繰り返し、自分にとって使えるオリジナルの例文をストックしていきます。

続いて、すらすらとリズムよく読めるようになるまで繰り返し音読して、英文を見なくても言えるようになるまで覚えましょう。

この作業の繰り返しが、英会話における表現の引き出しになっていきます。

【学習法③】動画やポッドキャストを使って、楽しくリスニング力を鍛える

英会話はコミュニケーションなので、相手が話す内容をしっかり理解できるようにリスニングの学習も進めていきましょう。YouTubeやポッドキャストを活用すれば、無料の素材を見つけることができます。

素材を選ぶ際は、あまり難しいものは選ばず、自分の興味のあるトピックで、だいたいの内容を理解できるものを選びましょう。楽しんで聞けるものを選んでください。

素材を用意できたら、まずはざっくりと内容を把握することを意識して聞きます。分からない単語やフレーズが出てきても、気にせずに聞き続けましょう。スクリプトがあれば、見ながら聞く形でも構いません。聞き終えたら、スクリプトを使って内容を確認し、何度も音読をしましょう。

続いてディクテーションを行います。ディクテーションとは、音声を聞いて、英語を一語一句書き取るトレーニングです。一度で全てを聞き取ろうとせず、何回も音声を流して書き取っていきましょう。慣れてきたら、音声を流す回数を決めて取り組むのがおすすめです。

＜リスニングにおすすめのチャンネル＞
Learn English with EnglishClass101.com（YouTube）
3分程度で文法やフレーズを学べるものから数時間のスピーキングトレーニングまで、多様で豊富なコンテンツがあります。オールイングリッシュですが、聞き取りやすいスピードで話されています。短時間で学習をしたい人にもおすすめです。

Yoshimicu & Yoshi English（YouTube）
ディクテーション用のコンテンツが用意されています。英・日のスクリプトがあるので理解が進みますし、シャドーイング練習にも使えます。初級編・基礎編があるので、取り組みやすい方を選んでみてください。

英語で雑談！Kevin’s English Room Podcast（ポッドキャスト）
YouTubeやTikTok等で活動されているアメリカ生まれ・アメリカ育ちのKevinさんと、英語勉強中の山ちゃんが英語で雑談するチャンネルです。仲の良い二人のかけ合いが面白く、思わず聞き入ってしまいます。お手持ちのポッドキャストを再生できるアプリから検索してみてください。

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【学習法④】発音に気を付けながら、スピーキングの練習を行う

繰り返しになりますが、英会話超初心者の方もアウトプットを繰り返すことが大切です。単語やフレーズをいくつ覚えても、急に話せるようにはなりません。スピーキングの練習を行う際は、とくに発音に気を付けることをおすすめします。

英会話レッスンを受ける場合でお伝えすると、お手本となる講師のアクセント・イントネーション・リズムに注目して発音を聞き、真似しましょう。レッスンは練習の場ですので、間違えることを恐れずにどんどん声に出しましょう。発音に対して講師がフィードバックしてくれるので、それを意識しながら繰り返し練習することで、英語らしい発音ができるようになります。

独学でスピーキングを練習する場合は、教材の音声を見本として練習しましょう。

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4. まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は、英語学習超初心者の方がどのようなことを意識して学習を進めていくべきかについて説明しました。なかなか上達を感じられなかったり、学習法に悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

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