【危険】フィリピン留学をおすすめしない理由20選!「帰りたい」と後悔しないための解決策

フィリピン留学はおすすめしないと聞きました…

留学初心者ですが、英語力は伸びますか?

「帰りたい」と後悔しないための解決策も知りたいです!

フィリピン留学は、手頃な費用で英語を学べることや美しいリゾート地が多いことで人気を集めています。しかし、その一方で、実際にフィリピン留学を経験した人による「おすすめしない」といった口コミや評判も少なくありません。フィリピン留学を考える際には、魅力的な面だけでなく、リスクや不便さも十分に理解しておくことが重要です。

例えば、現地の生活環境においては、学生寮や学校の清潔さが期待にそぐわないことがあるほか、食生活が日本と大きく異なり、慣れるまでに時間がかかることがあります。また、授業内容や講師の質にばらつきがあり、期待していた学習成果が得られないことも考慮すべきです。加えて、交通インフラやインターネット環境が不安定なため、日常生活にストレスを感じることがあるでしょう。

この記事では、こうしたフィリピン留学の「おすすめしない理由」と、それに対する解決策20選を徹底解説します。渡航後に「帰りたい」と後悔しないためにも、適切な対策方法を事前に知り、安心してフィリピン留学をスタートできるようにしましょう。

Yumi
Yumi

元フィリピンの語学学校マネージャーの筆者によるフィリピン留学をおすすめしない理由と解決策20選!事前に知っているだけでも安心感は違います。ぜひ参考にしてくださいね!

この記事の著者

元フィリピン語学学校マネージャー・韓国在住WEBライター

Yumi

大学では英語教育法を専攻。卒業後、個別指導学習塾で教室長として小学生から高校生300人以上の生徒に受験指導・講師のマネジメントを勤める。退職後にフィリピンへ渡り、日系・韓国系の語学学校で日本人マネージャーを勤める。現在は韓国に移住し、教育現場の経験を活かしWEBライターとして活動中。英語が話せることで世界が広がる喜びや海外へ行くことで得られる学び、「一歩踏み出す勇気」を伝えることを目標にしている。

目次

「帰りたい」フィリピン留学をおすすめしない理由と解決策20選

  • 授業数が多くてきつい
  • 教師の質にばらつきがある
  • フィリピン英語特有のアクセント
  • 留学生の国籍比率に偏りがある
  • 英語中上級者には向かない
  • 学校のルールがきつい
  • 学生寮に清潔さがない可能性がある
  • 体調不良になりやすい
  • 現地の食事が口に合わない場合がある
  • 物価の上昇
  • 水道水の安全性に不安がある
  • インターネット環境が不安定
  • 治安の悪さ
  • 病院の数が少ない
  • 薬が強く日本人に合わないことがある
  • 交通渋滞がきつい
  • 公共交通機関の不便さ
  • 歩道が未整備
  • タクシーの料金トラブル

渡航後に「帰りたい」とならないか心配です…

後悔しないために、理由を詳しく知りたいです!

Yumi
Yumi

語学学校でマネージャーをしていた経験から、フィリピン留学をおすすめしない理由20選を徹底解説していきます!渡航後に後悔しないよう、解決策も合わせてお伝えします。

フィリピン留学を「学習環境」でおすすめしない理由

授業数が多くてきつい

フィリピン留学の多くの語学学校では、1日あたりの授業数が多く設定されています。例えば、1日に6時間から8時間の授業が一般的であり、集中力を維持する上で非常に負担となる可能性があります。特に語学学習においては、長時間の授業が精神的にも身体的にもストレスとなり、疲れがたまってしまいます。実際に語学学校の生徒に話を聞いたところ、「午後の授業は集中が持たなかった」という声を耳にしました。また、特に留学初期には新しい環境に慣れること自体が大きなストレスとなるため、授業の多さが更に追い打ちをかけることになります。

解決策

授業数を自分に合ったペースに調整することが重要です。初めから多くの授業を受けるのではなく、最初は少なめの授業から始め、自分のペースで学習を進めることをおすすめします。必要に応じて、後から授業数を増やすことも可能です(追加料金が必要が場合あり)。1日4〜6コマ程度のカリキュラムもあるので、無理のないスケジュールで申し込むことが大切です。また、授業の合間に休憩を入れることで、集中力を高め、学習の質を向上させることができるでしょう。

講師の質にばらつきがある

フィリピンでは、英語を教える教師の質にばらつきが見られます。多くの語学学校では、様々なバックグラウンドを持つ講師が在籍しており、教育経験や教授法、専門知識に差があるため、質の高い授業を受けられない場合もあります。特に初めての留学の場合、講師の質が低いと授業を理解しづらく、留学自体が苦痛に感じることがあります。また、講師によっては特定のアクセントや表現を強調することがあり、留学生にとっては混乱のもととなることもあります。

解決策

学校選びの段階で講師の質をしっかり確認することが重要です。口コミや評判を調べ、実際にその学校に通った人の意見を参考にするのが良いでしょう。また、入学後も定期的に講師の授業を評価し、自分に合ったスタイルの講師を選ぶことが大切です。もし合わないと感じた場合には、遠慮せずに日本人スタッフへ相談しましょう。また、講師を変更する手続きをとることで、自分の学習効果を最大限に引き出すことができます。ただし、語学学校によって2週間に一度のみ変更が可能、などルールがあるので、事前に確認をするようにしましょう。

フィリピン英語特有のアクセント

フィリピンでは、英語が公用語の一つであるため、多くの人々が英語を話します。しかし、フィリピン英語には特有のアクセントや言い回しが存在します。特にネイティブスピーカーとのコミュニケーションにおいて障害となることがあります。例えば、フィリピン英語のアクセントに慣れてしまうと、アメリカ英語やイギリス英語を話す人との会話が難しく感じることがあります。このような状況では、留学の目的である「実際に使える英語力」の向上が妨げられることもあります。

解決策

授業だけでなく、日常生活の中でも他の国から来た留学生や、ネイティブ講師(学校に在籍する場合)と会話する機会を増やすことが重要です。様々なアクセントに触れ、リスニング力を向上させることができます。日本で聞く英語にはアクセントの違いを感じづらいかもしれませんが、海外へ行くと国ごとに特徴があります。環境によって、きれいな発音で英語を話す人の方が少数派かもしれないため、少しでも耳を慣らしておくことが大切です。また、フィリピン留学中に自分が学んだ英語のアクセントを意識しつつ、ネイティブスピーカーの動画やポッドキャストを活用することで、実際の発音や表現を身につけることができるでしょう。

留学生の国籍比率に偏りがある

フィリピンの語学学校には、多様な国からの留学生が集まりますが、特定の国籍の学生が多い場合があります。例えば、韓国や日本からの留学生が多い学校では、同国の学生同士で集まりやすく、英語を話す機会が限られてしまうことがあります。このような状況では、英語力の向上に繋がらず、卒業時に「あまり効果を実感できなかった」と後悔する可能性が高いです。また、同じ国籍の学生同士で会話することで、母国語を使ってしまう傾向が強くなり、英語を話す機会が減少します。

解決策

国籍に偏りの少ない学校を選ぶことが重要です。学校の国籍比率を調査し、多様な国籍の学生が在籍する学校を選ぶことで、異文化交流や英語を話す機会を増やすことができます。また、学校内外での留学生の交流会に積極的に参加し、異なる国籍の学生と交流することで、英語力を高めることに繋がります。

さらに、日本人が少ない時期を選ぶことも一つの手段です。基本的に日本人比率が高くなる春休み(3〜4月)や夏休み(7〜8月)を避けるようにしましょう。

ただし、一点注意してほしいことは、英語初心者の方は日本人比率が低いと友人を作りづらい可能性があります。「日本人比率が低い=英会話が上達する」と考えている人が多いせいか、英語初心者の人もいきなり多国籍な環境へ飛び込もうとしがちです。しかし、意思疎通がうまく行かなかったり、文化の違いで気持ちを理解してもらえなかったりする場合も。日本人比率の目安は25〜30%程度を基準に語学学校を探すと良いでしょう。また、日本人同士でも母国語を使わず英語で会話を心がけると、スピーキング力向上につながります。英語初心者の人は、無理せず少しずつ英語環境を作るように心がけましょう。

英語中上級者(TOEIC700点以上)には向かない

フィリピン留学は、初心者や英語を学び始めたばかりの学生にとっては効果的です。しかし、フィリピンの語学学校で人気のESL(英会話)コースは、基礎的な英語スキルを身につけることを重視しており、文法や単語の学習が中心となります。スピーキングが苦手な場合はちょうどいいかもしれませんが、ある程度の日常会話に支障がない人にとっては物足りなさを感じることが多いです。同じ内容の繰り返しになり、学習のモチベーションが下がる原因となることがあります。また、フィリピン人講師の経験や質によって、スピーキングやライティングの高度なスキルを磨く機会が限られること要因となります。

解決策

すでに中上級レベルの英語力を持つ学生は、コースを選ぶ際に自分のレベルに合ったカリキュラムを選択することが重要です。中上級者向けの特別なコースや、ビジネス英語、アカデミック英語を専門とするプログラムを探すことで、自分のニーズに合った学びを得ることができます。また、マンツーマン授業を受けることで、自分のペースで学びたい内容に特化した授業を受けることも効果的です。個別指導のため、すでに習得している範囲は直接講師に相談して、飛ばしながら進めることをおすすめします。TOEICやIELTS、TOEFLなど試験対策コースを受講することも、中上級者にとってスキルを磨く良い機会となります。

フィリピン留学を「生活環境」でおすすめしない理由

学校のルールがきつい

フィリピンの語学学校では、しばしば厳しいルールが設けられています。例えば、外出時間の制限や、外泊時は申請書やホテルの領収書などの提出が求められることが多いです。ルールは留学生活をより規律正しくする一方で、自由度が低く、ストレスを感じる原因となることがあります。特に、自立心の強い学生にとっては、制限が多い環境がフラストレーションの元となり、学習意欲に影響を及ぼすことがあります。更に、学校のルールに従わない場合には罰則があることも多く、気軽に楽しめない状況が続く可能性があります。

解決策

学校選びの段階でルールについてしっかり確認することが重要です。入学前に学校の方針や規則を事前に調べ、実際に在籍している学生からの口コミや評判を参考にするのが良いでしょう。

フィリピンは日本人経営と韓国人経営の語学学校が大半を占めており、筆者は両方で勤務した経験がありますが、基本的に日本人経営はルールが緩く、韓国人経営は厳しいといった印象でした。自由な環境で過ごしたい人、仕事と両立したい社会人などは日本人経営がおすすめです。ただし、ルールの自由度と英語力の向上は比例しているようにも感じました。ルールが緩い分、講師のモチベーションが低かったり、遊びに流される雰囲気だったりする場合も。卒業後の目標が明確な人は、多少厳しくても韓国人経営の語学学校をおすすめします。また、セミスパルタ・スパルタコースかによっても学校の雰囲気が違います。申し込む前に「留学の理由や目標」を明確にしておくと、学校選びに悩まないでしょう。

学生寮に清潔さがない可能性がある

多くの語学学校では、学生寮が用意されていますが、清潔さに関してはバラつきがあります。学校によって、古い施設や十分な清掃が行われていない寮に入居することがあるため、快適に過ごせない可能性があります。虫が発生したり、カビが生えたりすることもあり、生活環境としては非常にストレスフルです。このような環境では、体調を崩すリスクも高まり「帰りたい」となる可能性も。

筆者も語学学校勤務時は、留学生と共に学生寮で生活を行っておりました。ルームメイトによって共用施設の清潔さも変わってくるため、慣れるまではストレスが大きかったです。

解決策

事前に学生寮について詳細な情報を確認することが重要です。学校のウェブサイトや口コミ・評判サイトで、宿泊施設の状態や清掃状況をチェックしましょう。また、在校生や卒業生からのフィードバックも参考にし、清潔で快適な寮を選ぶことが大切です。もし入寮後に問題が発生した場合には、すぐに学校側に報告し、適切な対応を求めることが重要です。また、選択肢として、外部の宿泊施設(コンドミニアム・ホテルなど)を利用することも考慮すると良いでしょう。ただし、学生寮に比べると費用が高かったり、友人が作りづらい、キャンパスまで距離があるといった場合があるため注意が必要です。

体調不良になりやすい

フィリピンに留学する際、気候や食事、生活環境の変化によって体調を崩しやすくなることがあります。特に日本と気候が違うフィリピンでは、日中の日差しがきつく、体が疲れやすくなることがあります。食事の違いや水質の変化により、お腹を壊したり、風邪を引いたりすることも多いです。特に初めての環境での生活は、ストレスを感じることも多く、精神的にも体調に影響が出ることがあります。また、セブ島の語学学校では、毎週のように新入生が体調不良になっていました。

解決策

フィリピン留学で体調不良にならないために、健康管理を徹底することが重要です。食事はできるだけバランスの取れたものを選び、体調に合ったものを摂取することが大切です。また、現地の飲料水はボトル水を選び、水道水を口につけることは避けるよう心掛けましょう。また、日本で食べていた感覚で生野菜をたくさん摂取すると、お腹を壊しやすい原因にも。少量食べる分には問題ありませんので、取り過ぎにはくれぐれも注意ください。

Yumi
Yumi

筆者は渡航してから1ヶ月〜3ヶ月の間に、高熱・頭痛・風邪・腹痛など、フィリピンでかかりそうな病気全てにかかりました。しかし、「大丈夫だろう」と甘い考えで、慣れないうちから水道水で口をゆすぐ、初日からナイトマーケットでご飯を食べるなど、水や食事に何も配慮をしていなかったことが原因のように感じます。心配な方は対処をしましょうね!

現地の食事が口に合わない場合がある

フィリピンの食文化は、日本とは大きく異なります。地元の料理は調味料や香辛料が強いものが多く、初めて口にする留学生にとっては、味の好みが合わない場合があります。特に、脂っこい料理や甘い料理が多いため、毎日の食事が苦痛に感じることもあります。さらに、日本人資本の語学学校では、比較的日本人向けの味付けで調理されていますが、韓国人資本の語学学校だと、「辛くて口に合わない」といった口コミも。また、ナイトマーケットやストリートフードは、食材の新鮮さや衛生状態も気になる点です。

解決策

最初から現地の食事に慣れようとするのではなく、口に合わない場合は、日本食を提供するレストランを利用することがおすすめです。フィリピンでは、日本食レストランや日本のフランチャイズを見つけることが難しくないため、心配不要です。また、自炊を行うことも一つの手です。スーパーマーケットや市場で新鮮な食材を購入し、自分の好みに合わせた料理を作ることで、食事の楽しみを広げることができます。ただし、学生寮にキッチンがない場合がほとんどなので、自炊をしたい人はコンドミニアム寮へ滞在するようにしましょう。

さらに、フィリピンではフードデリバリーの文化が浸透しています。日筆者のおすすめアプリ「Grab」や「Foodpanda」を利用すれば、現地へ行かなくても慣れた味を簡単に楽しめます。食事が口に合わないとストレスを感じやすいため、無理せず解決策を試しましょう。

物価の上昇

フィリピンは近年、経済成長を遂げていますが、その影響で物価が上昇しています。実際に、コロナ以前は2ペソ/ 円(2019年9月時点)程度だったのが、2.61ペソ/ 円(2024年9月時点)まで上がりました。特に、外国人観光客や留学生が集まる地域では、価格が急騰していることがあります。筆者も「フィリピン=安い」といったイメージを持っていたのですが、日本と変わらない物価に驚きました。これにより、生活費が予想以上にかかり、留学中の資金計画が崩れる可能性があります。

解決策

事前に物価についての情報を収集し、留学中の予算を見直すことが大切です。現地の生活費を計算し、生活スタイルに合わせた予算を設定することで、無駄な出費を抑えることができます。1ヶ月あたりの予算は5〜7万円を目安、休日にアクティビティやショッピング、旅行を満喫したい人は10万円程度用意しましょう。また、自炊をしたい人は、安い食材や店舗を見つけることで、食費を節約することができるでしょう。特に地元の市場やストリートフードは、安くて美味しい料理を提供していることが多いので、積極的に利用することをおすすめします。

水道水の安全性に不安がある

フィリピンでは、一般的に水道水は飲用に適していないとされています。多くの地域では、水道水の衛生状態に問題があり、特に発展途上の地域ではその傾向が顕著です。水道水を飲むことで、腹痛や下痢といった健康問題が発生する可能性があります。歯磨きや調理の際に水道水を使用することも、体に負担をかける要因となります。

また、日本とどれくらい水質が違うのかを知るために、シャワーフィルターを設置したことがあります。地方のホテルやコンドミニアムで試したところ、初日にフィルターが茶色く濁っていました。石灰が多く含まれているせいか、シャワーヘッドに石が詰まることもあります。

解決策

飲料水はボトル入りの水を選ぶことが最も効果的です。また、料理や歯磨きの際も、ボトル水を使用することで健康リスクを回避できます。フィリピンでは、ボトル水は比較的安価で入手可能なので、費用を抑えることができるでしょう。筆者と同様にシャワーフィルターを利用して、水を浄化する方法も検討してみると良いでしょう。また、学校によっては初めからシャワーフィルターが設置されているところもあります。しかし、学校によって設置物の変更が禁止の場合もあるため、事前にルールをチェックするようにしましょう。

インターネット環境が不安定

フィリピンのインターネット環境は、特に地方や小規模な町では非常に不安定です。多くの語学学校では、Wi-Fiが提供されていますが、接続速度が遅かったり、途切れたりすることがあります。このため、オンライン学習やリモートでの仕事、友人や家族との連絡がスムーズに行えない場合があります。特に学習の一環として、単語や発音などを調べたりとインターネットを利用することがあるため、大きなストレスとなることが多いです。

解決策

インターネット環境が整っている学校や地域を選ぶことが大切です。事前に口コミや評判を調べ、インターネットの安定性について確認することが必要です。また、フィリピンでは多くのカフェでWi-Fi環境が整っているため、外出時は活用することも考慮すると良いでしょう。

現地でSIMカードを購入することも手段の一つです。日本と違い、空港やショッピングモールで簡単に購入することができます。学校によっては、入学初日に学校で販売しているところも。ただし、スマートフォンがSIMフリーになっていないと使用できない可能性があるので、出国前に確認するようにしましょう。さらに、可能であれば、モバイルルーターをレンタルすることで、いつでもどこでもインターネットを利用できる環境を整えることができます。

治安の悪さ

フィリピンの一部地域では、治安が悪化していることがあります。特に都市部では、犯罪の発生率が高く、特に夜間は外出を控えることが推奨されます。観光地や人気のエリアでは、スリや詐欺の被害に遭うことも少なくなく、注意が必要です。実際に留学生から「スマホを盗まれた」といった相談を受けたケースも少なくありません。明るくフレンドリーなフィリピン人に話しかけられているうちに、スボンのポケットから取られていることも。

解決策

治安に関する情報を常に把握することが重要です。留学先の地域についてリサーチし、危険なエリアや時間帯を避けるように心掛けましょう。また、外出時には常に周囲に気を配り、貴重品は手に持たずカバンの中へしまうか、スマートフォンは携帯ストラップをつけて首から下げておくことが大切です。さらに、一人で出歩くのではなく、友人と一緒に行動することで、より安全に過ごすことができます。地域の治安情報を学校から聞くことも、安心して生活するための一つの手段です。

フィリピン留学を「医療体制」でおすすめしない理由

病院の数が少ない

フィリピンの特に地方や田舎地域では、病院の数が限られています。都市部にはいくつかの病院がありますが、地方では日本のように基本的な医療サービスすら提供されていないことが多く、急病や怪我をした際にすぐに適切な医療を受けられない場合があります。緊急時にどこに行けばよいか分からないことが多く、特に初めての環境である留学生にとっては大きな不安要素となります。また、病院が遠い場合、交通の便も悪く、受診するまでに時間がかかることもあります。

解決策

留学先を選ぶ際に、近くに医療機関があるかどうかを確認することが大切です。主要な都市や観光地では、一般的に医療機関が充実していますので、事前に調査しておくと良いでしょう。また、留学先の学校に相談し、周辺の医療機関についての情報を入手することも有効です。さらに、万が一のために、近隣の病院の場所や連絡先をメモしておくことをおすすめします。健康保険に加入している場合、その保険が利用できる病院も確認しておくと安心です。

語学学校が多いセブ島では、「セブドクターズ病院(Cebu Doctors’ University Hospital)」が有名です。日本人スタッフが常駐しているジャパニーズヘルプデスクがあるため、言語の心配も不要です。

薬が強く日本人に合わないことがある

フィリピンでは、一般的に処方される薬が日本の基準とは異なる場合があります。特に、フィリピンで処方される薬は、効果が強力なものが多く、日本人の体質には合わないことがあるため注意が必要です。たとえば、抗生物質や鎮痛剤は強めのものが多く、アレルギー反応や副作用が出る可能性もあります。また、薬の種類や効能が日本とは異なるため、留学生が自分に合った適切な薬を見つけるのが難しいこともあります。

解決策

事前に自分が普段服用している薬を日本から持参することが重要です。処方薬については、事前に医師と相談し、必要な分を持っていくと安心です。また、現地の薬局で薬を購入する場合は、必ず薬剤師に相談し、自分の症状や体質に合ったものを選ぶようにしましょう。必要に応じて、留学先の学校の医療サービスを利用することも良い選択です。また、医療に関するアドバイスを提供できるスタッフがいる場合がありますので、信頼できる情報を得ることができるでしょう。ただし、学校によって特定の日だけ受診できる可能性があるため、事前の情報収集が必須です。

フィリピン留学を「インフラ面」でおすすめしない理由

交通渋滞がきつい

フィリピンの特にマニラなどの都市部では、交通渋滞が非常に深刻な問題となっています。昼間や夕方のピーク時には、道路が混雑し、目的地に到達するまでに長時間を要することがあります。このような渋滞は、留学生の外出に大きなストレスを与え、計画したスケジュールが崩れる原因となります。

解決策

到着時間を考慮して早めに出発地を出ることが大切です。また、時間に余裕を持ったスケジュールを組むことで、ストレスを軽減することができます。また、タクシー配車アプリの「Grab」を使用すれば、交通状況が把握できるのでおすすめです。さらに、渋滞を避けるために、バイクタクシーでの移動を検討するのも一つの手です。ただし、タクシーに比べると危険な運転をするドライバーも少なくないため、利用時は十分に気をつけるようにしましょう。

Yumi
Yumi

フィリピン滞在時は基本的にバイクタクシーで移動していました。歩道や車の隙間を通り抜けていくので、タクシーより早く辿り着けます。しかし、利用した友人が怪我をしていたりと、100%安全とは言えないので、利用の際は自己責任でお願いします。

公共交通機関の不便さ

フィリピンの公共交通機関は、利便性に欠けることが多いです。特に地方や郊外では、バスやジプニー(乗り合いタクシー)の本数が限られており、思ったように移動できない場合があります。また、時刻表が厳密に守られていないことも多く、計画通りに移動するのが難しいことが多いです。特に、初めての地域では、どの公共交通機関を利用すればよいか分からず、ストレスを感じることが多いです。

解決策

事前に公共交通機関のルートや料金について調査しておくことが重要です。また、地元の人に相談することで、最適な移動手段を教えてもらえる場合もあります。筆者もどのバスやジプニーを利用していいか分からず、近くにいたフィリピン人に尋ねたところ丁寧に教えてくれました。また、タクシーを利用することも一つの選択肢です。タクシー配車アプリを使用すれば、何分後に到着するか明確にわかるので便利です。

Yumi
Yumi

バスやジプニーを利用した時に、料金の支払い方もよく分からず困っていたところ、隣の席の人が助けてくれたりと温かい国でした。

歩道が未整備

フィリピンの多くの地域では、歩道が未整備であるため、歩行者が安全に移動するのが難しい状況があります。特に都市部では、車道に近いところを歩かざるを得ない場合があり、交通事故のリスクが高まります。また、歩道が狭かったり、段差や障害物が多かったりするため、移動が困難なこともあります。これにより、特に雨季にはぬかるんだ道や水たまりを避けるのが難しくなり、外出が不便に感じることがあります。

解決策

安全な歩行ルートを事前に把握することが大切です。徒歩で移動する際は、できるだけ整備された歩道を選び、車道から離れた場所を選んで移動するよう心掛けましょう。また、特に夜間や悪天候時には、一人での外出を避け、信頼できる友人と一緒に行動することをおすすめします。さらに、公共交通機関を利用して目的地にアクセスし、歩く距離を最小限に抑えることも一つの方法です。

タクシーの料金トラブル

フィリピンでは、タクシーの料金トラブルが頻繁に発生します。特に、観光客や留学生をターゲットにしたぼったくりがあるため、タクシーを利用する際には注意が必要です。運転手がメーターを使わずに高額な料金を請求する場合や、運賃を不正に上乗せすることがあります。これにより、予算がオーバーしたり、トラブルに巻き込まれたりする可能性があります。

解決策

乗車前に料金を確認し、メーターを使っているかどうか確認することが必要です。使っていない場合は、「Can you use the meter, please?」と一声かけるようにしましょう。ただし、特に地方のタクシードライバーは伝えたとしても耳を持たない可能性があるので、タクシーの利用は中心部だけにすることをおすすめします。また、料金のぼったくりについては、バスやジプニーなど公共交通機関の方が少ないため、状況に応じて移動手段を変えるようにしましょう。

アプリを利用したタクシー配車サービス(例:Grab)を利用することで、事前に料金を把握することができ、トラブルを避けることもできます。さらに、友人や知人と一緒にタクシーを利用することで、一人で乗車するよりもトラブル防止に繋がるでしょう。

フィリピン留学をおすすめする人の特徴5選

  • 英語初心者の人
  • 短期間で英語を話せるようになりたい人
  • 費用を抑えたい人
  • リゾートを満喫したい人
  • 2カ国留学を検討している人

フィリピン留学をおすすめする人も知りたいです!

英語初心者でも大丈夫ですか?

Yumi
Yumi

英語初心者こそフィリピン留学をおすすめします!費用が安く、マンツーマン授業が充実しているため、効果的に学べます。また、リゾート地での生活を楽しみたい方にも最適です。さらに、2カ国留学を考えている方には、英語の基礎をフィリピンで学び、その後英語圏での応用力を伸ばしたり、ワーキングホリデーにも役立ちます!

英語初心者の人

フィリピン留学は、英語初心者に特におすすめの選択肢です。フィリピンでは英語が公用語の一つであり、日常生活のあらゆる場面で英語を使用する機会が豊富です。多くの語学学校では、英語を初めて学ぶ人向けのコースが充実しており、クラスはマンツーマンがメインで、講師に分からないところを質問しやすい環境です。初心者でも自分のペースで学習を進めることができ、しっかりとした基礎を築くことが可能です。

また、フィリピン人の講師は、英語を外国語として学んだ経験があるため、英語が母国語でない生徒が抱える学習上の課題や不安を理解しています。発音や文法、リスニングなど、細かい点に丁寧に対応してくれるので、安心して学ぶことができます。フィリピンの英語は、アメリカ英語に基づいているため、日本人がイメージするきれいな英語を学びたい初心者にとって、フィリピン留学は理想的な環境です。さらに、授業外でも現地の人々とコミュニケーションを取る機会が多いため、実践的な英語力を自然に身につけることができます。

短期間で英語を話せるようになりたい人

短期間で英語力を飛躍的に向上させたい人にもフィリピン留学はおすすめです。フィリピンの語学学校は、集中コースを多く提供しており、1日あたりの授業時間が非常に長いのが特徴です。例えば、1日8時間以上の授業が組まれていることもあり、英語漬けの環境で過ごすことができます。このような集中した学習環境では、短期間でも確実に英語力を伸ばすことが可能です。

さらに、フィリピンではマンツーマンレッスンが一般的で、個別に指導を受けられるため、個人の弱点に合わせたカスタマイズされた指導が行われます。グループ授業では得られない細かなサポートを受けることができ、英語の上達がよりスムーズになります。特に、日常会話やビジネス英語など、即戦力として使えるスキルを短期間で習得したい人にとっても最適な環境です。また、フィリピンは温暖な気候とリゾート地が多いため、リフレッシュしながら学習に集中できるのも魅力の一つです。

費用を抑えたい人

フィリピン留学は、費用を抑えたい人にとって非常に魅力的です。一般的に、英語圏の国々(アメリカ、イギリス、オーストラリアなど)と比べて、フィリピンの留学費用は格段に安く抑えることができます。学費が安いだけでなく、生活費(食費、交通費、宿泊費)も非常にリーズナブルです。例えば、タクシーをマクタン・セブ国際空港からセブシティの中心部まで30分ほど乗車しても1,000〜1,500円ほどで利用可能です(時間帯や利用方法による)。また、日用品やバス・ジプニーなど交通機関の利用も非常に安価です。

また、多くの語学学校では、宿泊と食事がセットになったパッケージを提供しており、さらなるコスト削減が可能です。学校のキャンパス内にある寮で生活する場合、セキュリティが確保されており、生活費も抑えられるため安心して過ごすことができます。コスト面のメリットから、学生や社会人、さらには長期での休暇を取ることが難しい人にも、経済的な負担を軽減しながら英語を学ぶことができるフィリピン留学は非常におすすめです。

費用比較

授業料渡航費(往復)
フィリピン15万円〜4万円〜
オーストラリア30万円〜16万円〜
イギリス42万円〜30万円〜
※時期によって金額が変わる可能性があります。

リゾートを満喫したい人

フィリピンは、美しいビーチや豊かな自然が広がるリゾート地としても有名です。英語を学びながらリゾートライフを楽しみたい人には最適な留学先と言えます。フィリピンには、セブ島やボラカイ島など、世界的にも有名なリゾート地が数多く存在しており、語学学習の合間に観光やアクティビティを楽しむことができます。シュノーケリング、ダイビング、ハイキングなど、様々なアクティビティが楽しめるため、リフレッシュしながら学習に励むことができます。

特に、海が好きな人や自然の中で過ごすことを楽しむ人にとって、フィリピン留学は日常生活に刺激を与えながら勉強に集中できる理想的な環境です。さらに、授業の合間や週末を利用して観光地を巡ることができ、英語の学習だけでなく、異文化体験も充実したものとなるでしょう。リゾートライフを満喫しながら、効率的に英語を学びたい人には、フィリピン留学はぴったりの選択肢です。

2カ国留学を検討している人

フィリピン留学は、2カ国留学を検討している人にとっても非常に魅力的です。多くの留学生が、まずフィリピンで基礎的な英語力を短期間で身に付け、その後、カナダ、オーストラリアなどの英語圏の国へ移る「2カ国留学」を選択しています。

フィリピンでは、授業料が安く、マンツーマンレッスンが豊富で、短期間でも確実に英語力を伸ばすことができるため、基礎力を固めるのに最適です。フィリピンでしっかりと英語の基礎を学んだ後、次のステップとして英語圏の国でさらに高度な英語力を磨くことができます。

また、ワーキングホリデーで仕事を探すときにも、スムーズに会話できるかどうかで見つけやすさが段違いです。ワーキングホリデーで「帰りたい」「仕事が見つからない」と後悔する前に、フィリピン留学でスピーキングを向上させましょう。

Yumi
Yumi

安くスピーキング力向上したい人は、断然フィリピン留学がおすすめです!

「帰りたい」と後悔しないために!フィリピン留学おすすめの語学学校30選

おすすめの語学学校を知りたいです!

渡航後に「帰りたい」と後悔したくありません…

フィリピン留学やセブ島留学を検討している方にとって、語学学校選びは非常に重要なステップです。特にセブ島は美しいリゾート地としても知られており、英語を学びながら南国のビーチを楽しむことができるため、世界中から多くの留学生が集まる人気の留学先です。しかし、セブ島には数多くの語学学校があり、どの学校が自分に最適なのかを選ぶのは簡単ではありません。学校ごとにカリキュラムや教育方針、講師の質、設備の充実度、そして費用に大きな違いがあるため、慎重に選ぶことが留学の成果を大きく左右します。

フィリピン留学・セブ島留学のおすすめ語学学校30選を知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。フィリピン語学学校のマネージャー経験を持つ筆者が、それぞれの学校の特徴や魅力を詳しく解説しているため、初心者でも安心して最適な学校を選ぶことができるでしょう。

Yumi
Yumi

せっかくのフィリピン留学、学校選びに失敗して辛い思いをしたくありませんよね。後悔しないために1番大切なのは、語学学校選びです!「留学目的に合っているのか」「学生寮は?食事は?」など、まずは自分の目的を明確にしてください。そして、ぴったりな語学学校を選び、楽しい留学ライフを送りましょう!

フィリピン留学をおすすめしない理由まとめ

本記事では、フィリピン留学をおすすめしない理由と解決策20選を詳しく解説しました。

フィリピン留学には費用の安さやマンツーマン授業、リゾート環境など、多くの魅力がありますが、留学を決める前に慎重に考慮すべき課題も少なくありません。生活環境の不便さや清潔さの問題、医療体制の不十分さ、学習環境のばらつき、交通インフラの不安定さといった現実的な課題は、留学中にストレスを感じる要因となることが多いです。

しかし、おすすめしない理由を正しく認識し、事前に適切な対策を練ることで、フィリピン留学をより快適で充実したものにすることが可能です。たとえば、体調管理のために水道水は口に含まない、インターネット環境の整った学校を選ぶ、学習目的に合った学校を慎重に選定するなど、計画的な準備が成功の鍵となります。また、文化や生活の違いを理解し、柔軟に対応する姿勢も重要です。

フィリピン留学を検討する際には、リスクだけに焦点を当てるのではなく、解決策を知るで自分の学びの目標に合った留学を実現できるかどうかを見極めることが大切です。しっかりと情報収集を行い、自分の留学に対する期待と現実を理解した上で、留学生活を成功させるための準備を進めてください。

Yumi
Yumi

留学生から「楽しかった」「また来たい!」といった声もたくさん耳にしたので、自分に合った環境を選べば楽しい留学生活が待っています!事前の準備と的確な語学学校選びをして、フィリピン留学で最高の思い出をつくりましょうね!