英語で自己紹介するには?基本の流れ、役立つ例文、成功のコツ徹底解説

・英語での自己紹介、何を話したらいいの?

・決まった言い方ってあるの?

・緊張して失敗したらどうしよう…

英語で自己紹介をするとき、何を話したらいいのかわからない、緊張してうまく話せない、そんな悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。自己紹介は自分を知ってもらう、コミュニケーションの大切な第一歩です。しっかり準備をしてのぞめば、あなたの第一印象は大きく変わります。

この記事では、英語で自己紹介するときの基本的な流れを、役立つ例文とともに詳しく解説します。自己紹介は、ビジネスなのかプライベートなのか、状況によって伝えるべき内容が違いますので、それぞれの場合の違いも見ていきます。英語での自己紹介を成功させるコツも紹介しますので、ぜひ役立ててください。 

この記事の著者

元英会話学校スタッフ・WEBライター

kaoru

大学では英文学を専攻。卒業後は英会話学校のスタッフとしてカウンセリング業務、大手旅行会社の海外部門勤務、塾講師、公文の先生等、子供教育関係勤務を経験。小学校英語準認定指導者資格を保有。現在はwebライターとして英語学習関連の記事を中心に活動中。自身の英語学習経験から、読者の悩みに寄りそった情報を伝えることを大切にしている。

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英語で自己紹介するときの基本の流れ

自己紹介は、相手に「自分を知ってもらうこと」が目的です。自分の基本的な情報を伝えましょう。以下の①〜⑤の流れで話すと、スムーズに自己紹介ができます

kaoru
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すぐに役立つ基本的な例文を紹介しますので、自分に合わせてアレンジしてみてください。

①あいさつをする

あいさつはコミュニケーションの基本です。明るく笑顔であいさつをすることで、第一印象がグッと良くなります。

  • Good morning./Good afternoon./Good evening.(おはようございます/こんにちは/こんばんは)

午前中、午後、夕方以降と、時間帯によって使い分けます。

  • Hello.(こんにちは)
  • Hi.(こんにちは)

全時間帯で使えます。

  • Nice to meet you.(はじめまして)

フォーマルでもカジュアルでも使える定番表現です。話の流れ次第では、自己紹介をした後に、これからよろしくお願いします。という意味で使用することもあります。

  • It’s nice to meet you.(はじめまして)

文頭に「It’s」を加えると丁寧な表現になります。ビジネスの場におすすめです。

  • I’m pleased to meet you.(お会いできてうれしいです)
  • It’s a pleasure to meet you.(お会いできてうれしいです)

会えて嬉しい(光栄に思う)ことを伝えます。

②名前を伝える

あいさつの後は、自分の名前を伝えましょう。

  • My name is Taro Yamada.(私の名前はヤマダタロウです)
  • I’m Taro Yamada.(私の名前はヤマダタロウです)

学校では「My name is 〜」を習った方も多いと思いますが、実際の英会話では「I’m 〜.」も非常によく使われます。どちらの表現も、ビジネスの場で使って構いません。名前を言うときは、ゆっくりはっきりと伝えましょう。日本人の名前は外国人にはなじみが薄く、聞き取りづらい場合があります。

  • Please call me 〜.(〜と呼んでください)
  • You can call me〜.(〜と呼んでください)

何と呼んで欲しいかを伝えます。ファーストネーム(下の名前)で呼んでもらうほうが親しみやすさが伝わります。簡単なニックネーム(ケンイチ→ケン、ショウイチロウ→ショウなど)があれば、ぜひ伝えましょう。日本人の名前は外国人には発音しづらいので、簡単なニックネームの方が覚えてもらえます。

③出身地、職業などを伝える

名前のあとは、自分の出身地、職業などを伝えます。

  • I’m from Osaka,Japan.(私は日本の大阪出身です)
  • I come from Japan.(私は日本から来ました)

相手が海外の人であれば、出身地はぜひ自己紹介に含めましょう。日本人同士でも、出身地が同じだったり近かったりすると、話が広がるきっかけになります。

  • I work at a hospital.(私は病院で働いています)
  • I ‘m working at the hospital as a nurse.(私は病院で看護師として働いています)

ビジネスの場であれば職業、業種などを伝えます。

④趣味や特技などを伝える

自己紹介では、自分の趣味や特技など、プライベートなことを加えると相手に自分を覚えてもらいやすくなります。共通の趣味があると話もはずみますので、ぜひ加えてみてください。

  • I like reading books.(本を読むのが好きです)
  • I often go shopping on my days off.(休みの日はよく買い物に行きます)

好きなことやよくすることを伝えるときは、「I like〜.」や「I often〜.」が便利です。学校で習った「My hobby is〜(私の趣味は〜です)」は英語ではあまり使いません。英語の「hobby」は軽い趣味というより、コレクションや技術習得のための活動といった意味が強いので、使う際には注意が必要です。

  • I’m good at cooking.(料理が得意です)
  • I’m a good cook.(料理が得意です)

日本人は自分から「〜が得意です」とはなかなか言わない傾向にありますが、英語では自信を持ってどんどんアピールしましょう。特技をアピールすることで、前向きで活動的な印象を与えられます。 

⑤締めの一言を伝える

締めくくりが必要な場面にいる場合は、自己紹介の最後に、締めの一言を加えましょう。

  • That’s all from me. Thank you.(以上です。ありがとうございました)
  • Thank you for listening.(ご清聴ありがとうございました)

どちらも自己紹介の締めの定番表現です。「Thank you」だけでも大丈夫ですが、もう一言付け加えるとより印象付けられますので、覚えてしまいましょう。

  • I’d like to have a good time with you.(これから一緒に楽しい時間を過ごしたいと思います)
  • I look forward to working with you.(これから一緒に働けるのを楽しみにしています)

聞いてもらった感謝のほかに、今後もお付き合いしたいなど、前向きな気持ちを伝えると相手により良い印象が残ります。 

自己紹介の例

自己紹介の流れはいかがでしたでしょうか。最後に、実際の自己紹介の例をご紹介します。

Hello.(こんにちは)

My name is Taro Yamada.(山田太郎です)

Please call me Taro.(太郎と呼んでください)

I come from Tokyo, Japan.(日本の東京から来ました)

It’s nice to meet you.(はじめまして、これからよろしくお願いします)

英語で自己紹介ビジネスとプライベートの場合の違い 

自己紹介をする場合、ビジネスなのかプライベートなのか。シチュエーションや相手によって、伝えるべき内容は変わってきます。ここではビジネスとプライベート、それぞれの場合に伝えるべき内容と代表的なフレーズを紹介します。

kaoru
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前章で紹介した基本の流れ①〜⑤をおさえつつ、必要な情報を適宜付け加えながら自己紹介してみましょう。

ビジネスの場合

ビジネスの場では、自分がどんな仕事をしているかに重点をおいて伝えましょう。

具体的な業界や職種を伝える

英語で職業を伝える場合は、具体的な業界や職種まで言うのが自然です。

「I’m an office worker.(私は会社員です)」だけでも間違いではありませんが、英語では具体的に伝える方が好まれます。次の例文のように、業界や職種を伝えて自分をアピールしましょう。

  • I’m working at a travel agency.(私は旅行会社で働いています)
  • I’m working at the hospital as a nurse.(私は病院で看護師として働いています)

特に専門分野がなく一般事務職の場合は、「clerical job(事務職)」と言う単語が使えます。

  • I’m in a clerical job.(私は事務職です)

clericalは、「L」と「R」の音が交互に入っていて、少し発音が難しいかもしれません。使う方は、発音を聞いて練習するようにしましょう。

ポジションや担当を伝える

会社名を伝えるときには、ポジションや担当も伝えましょう。

  • I’m the Sales Manager at ABC. (私はABC社の営業部長です)

日本人は「〜に勤めています」と会社名を言いますが、よほどの大企業でないと、会社名を言ってもわからないかもしれません。また、「どこの会社に勤めているか」よりも「何をしているか」という内容の方が重視されます。ポジションを伝えるには以下の単語が使えます。

  • 部長職:director / division manager / department manager
  • 課長職:manager / section manager
  • 課長補佐:assistant manager
  • 係長職:section chief / team leader
  • 係長補佐:assistant chief / sub-leader

会社によって英語でのタイトルのつけ方は異なりますので、自己紹介する際には会社に確認しておきましょう。

  • I’m in charge of accounting.(私は経理担当です)

担当業務を伝えるときは「I’m in charge of 〜.(〜の担当です)」という表現が便利です。

プライベートの場合

プライベートで自己紹介するときは、興味のあることなど「自分がどういう人間なのか」を話すと覚えてもらいやすくなります。オンライン英会話や英会話教室、同じ趣味のコミュニティなどでぜひ役立ててください。

オンライン英会話、英会話教室なら英語を学ぶ目的を話す

  • I want to be able to speak casual English.(日常会話が話せるようになりたいです)

英語の「日常会話」は「casual English」「daily conversation」などで表現できます。相手が講師の場合は、英語を学ぶ目的をぜひ伝えましょう。

  • I’m studying English because I want to travel abroad.(海外旅行に行きたいので英語を勉強しています)
  • I need to use English at work.(仕事で英語が必要なんです)

英会話教室のように、何人かの前で話すときも「英語を学ぶ目的」は共通の話題です。共感しあえることも多いので、自分の目的を伝えられるよう準備しましょう。

サークルやコミュニティなら共通の話題を話す

  • I like watching movies very much.(映画を見るのが大好きです)
  • I often go see movies  on my days off.(休みの日はよく映画を見に行きます)

共通の趣味を持つサークルやコミュニティなら、共通の話題について話せば盛り上がります。

英語の自己紹介を成功させる3つのコツ

自己紹介は自分を知ってもらう第一歩です。ここでは自己紹介を成功させる3つのコツを紹介します。

①話す内容をまとめておく

まずは、話す内容を日本語でまとめましょう。そして、基本の流れ①〜⑤を参考に、英語の表現にしていきます。

次に、実際に口に出して練習しましょう。スムーズに言えるまで、何回も練習することが大切です。家族など聞いてもらえる人がいたら、実際に聞いてもらうのもおすすめの方法です。

自己紹介は、毎回考えるのでは大変なので、自分の自己紹介の雛形を一つ作っておくのがおすすめです。暗記してスラスラ言えるのが理想ですが、覚えられなければメモを持参しても構いません。メモを見ながらでも、笑顔で丁寧に話す方が好印象です。 

②相手を見ながらゆっくりと話す

英語での会話は、相手の目を見ながら話すのがマナーとされています。相手を見ながら、笑顔で話しましょう。大勢の前で話すときは、全体をゆっくり見まわしながら話します。

また、自分では普通のスピードで話しているつもりでも、相手から聞くとかなり早口に聞こえる、というのはよくあることです。人前で緊張するとどうしても早口になるので、意識してゆっくりと話しましょう。自分ではゆっくりすぎて不自然かな?というくらいがちょうどいいと言われています。 

③ジェスチャーを入れる

自己紹介をするときは、ぜひジェスチャーを入れてみてください。この「ジェスチャーを入れる」というのは、筆者が英会話教室での自己紹介の際に、外国人講師に教えられて実際にやってみた方法です。

  • 「I’m〜、I like〜」など、「私は〜」と言う時は手を胸にあてる
  • 話しながら両手を広げる(広げたあとは手を前で組む)

両手を広げて話すと、自信にあふれて活動的に見えます。手を広げる、手を前で組む、また広げる、これを一定の間隔でゆっくりと繰り返します。一定の動作をつけることでペースを保てるので、落ち着いて話すことができます。英語で話すときは、堂々と自信のあるそぶりの方が好まれます。

日本語で話す場合も同じですが、動作をつけることで相手の印象に残りやすくなります。実際に、筆者の自己紹介も「とてもわかりやすくて好感が持てた」と褒めてもらえました。間違えても問題はありません。メモを見ても構いません。ジェスチャーをつけながらゆっくりと笑顔で話せば、きっと相手の記憶にも良い印象が残るでしょう。 

英語で自己紹介まとめ

この記事では英語で自己紹介をするときの基本的な流れと、役立つ例文を解説しました。

  1. あいさつをする
  2. 名前を伝える
  3. 出身地、職業などを伝える
  4. 趣味や特技などを伝える
  5. 締めの一言を伝える

基本的な流れを参考に、自分なりの自己紹介を作ってみましょう。シチュエーションによっても伝えるべき内容に違いがあります。ビジネスの場合は仕事の話に重点をおき、プライベートの場合は共通の趣味などに重点をおくとよいでしょう。

成功させる3つのコツも意識して実践してみてください。

  1. 話す内容をまとめておく
  2. 相手を見ながらゆっくりと話す
  3. ジェスチャーを入れる

英語での自己紹介は、しっかり準備をしてのぞめば、落ち着いて話すことができます。

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ぜひこの記事を参考にして、あなたなりの自己紹介を成功させてください。