英語で「ありがとう」と伝えよう。フォーマルからオシャレな表現まで一挙紹介!

・ついThank youだけで止まってしまう

・ビジネスできちんと感謝を伝えたい

・オシャレな言い方が知りたい

・SNSやチャットで使えるかっこいい言い方って?

英語で「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えたいとき、Thank youの一言しか出てこない。フォーマルな場ではどう言ったらいいの?もっとオシャレに言いたい!こんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。

英語で「ありがとう」を伝える表現は、「Thank you」以外にもたくさんあります。フォーマルな場で使える丁寧な表現からカジュアルな表現まで、状況によって言い方はさまざまです。

この記事では、基本の「Thank you」を使いこなすための表現方法と「Thank you」以外のさまざまな言い方を、フォーマルな場などの状況ごとに紹介します。

kaoru
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SNSやチャットで使えるちょっとかっこいい表現も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

この記事の著者

元英会話学校スタッフ・WEBライター

kaoru

大学では英文学を専攻。卒業後は英会話学校のスタッフとしてカウンセリング業務、大手旅行会社の海外部門勤務、塾講師、公文の先生等、子供教育関係勤務を経験。小学校英語準認定指導者資格を保有。現在はwebライターとして英語学習関連の記事を中心に活動中。自身の英語学習経験から、読者の悩みに寄りそった情報を伝えることを大切にしている。

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英語で「ありがとう」基本の「Thank you」を使いこなす

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まずは基本の「Thank you」に、情報を付け加えて使いこなせるようにしていきましょう。

「Thank you」の後に一言加えて感謝を伝える

  • Thank you very much.(本当にありがとうございます)
  • Thank you so much.(本当にありがとうございます)

「Thank you」のあとに「very much」「so much」をつけると、深い感謝の気持ちが伝えられます。一般的に「Thank you very much」の方が「so much」よりもややフォーマルな言い方とされています。

  • Thanks a lot.(本当にありがとう)

カジュアルな表現です。目上の方や上司に対して使うのには適していませんので、注意が必要です。

  • Thank you from the bottom of my heart.(心より御礼申し上げます)

丁寧で、深い感謝の気持ちを伝える言い方です。

「for〜」で「何に」感謝かを伝える

「Thank you」のあとに「for〜」をつけて、具体的に「何に感謝しているか」を伝えます。「for〜」をつけるだけで、表現のバリエーションはグッと広がります。

  • Thank you for your help.(手伝ってくれてありがとう)
  • Thank you for your support.(お力添えありがとうございます)

何かを手伝ってもらった時や、仕事でサポートしてもらった時に使える定番表現です。

  • Thank you for inviting me.(誘ってくれてありがとう)
  • Thank you for having me.(ご招待ありがとうございます)

パーティーや会議などに招かれた時に使うフレーズです。どちらも、フォーマルでもカジュアルでも使えます。

  • Thank you for your hard work today.(今日は仕事お疲れ様でした)

職場でよく使われるフレーズです。

注意!「for」は前置詞ですので、あとには名詞、もしくは動名詞(〜ing)が続きます。

「to〜」で「誰に」感謝かを伝える

特定の誰かに感謝を伝えるには「to〜」を使います。

  • Thank you to all of the staff for your efforts.(スタッフの皆さんのご尽力に感謝します)
  • I would like to extend a special thank you to all of you.(皆さまに厚く感謝の意を申し上げます)

注意!toを入れる場所は、Thank you + to〜(人) + for〜(何を)となります。

英語で「ありがとう」「Thank you」以外の表現

この章では「Thank you」以外の表現で感謝を伝えるフレーズを紹介します。

kaoru
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さまざまな表現がありますので、フォーマルやカジュアルなど状況によって上手に使い分けてください。

丁寧な「ありがとう」

感謝の気持ちを丁寧に伝えたいときは、次のような表現が使えます。

appreciate(動詞)~をありがたく思う・感謝する

「appreciate」はビジネスの場などでもっともよく使われる感謝の表現の一つです。日本語では「アプリシエイト」と発音します。

  • I appreciate it.(ありがとうございます)

フォーマルな場面だけでなく、カジュアルな場面でも使える定番表現です。「Thank you」よりも丁寧で礼儀正しく聞こえます。

  • I appreciate your help.(あなたの助けに感謝しています)
  • I really appreciate your kindness. (ご親切にどうもありがとうございます)
  • I appreciate that you contacted me.(連絡してくれてありがとうございます)

「appreciate」のあとに、感謝している対象を目的語として続けます。対象は行為や事柄となり、「you」のように人を目的語にすることはできません。

人を続ける場合は、次のようにappreciate +人+ ~ing という形で「誰の何(行動)に感謝する」と表現することができます。

  • I appreciate you telling me that.(そう言っていただいて感謝しております)

注意!「appreciate」は「〜に感謝する」という意味の他動詞ですので、前置詞の「for」や「to」は必要ありません。

grateful(形容詞)感謝している・ありがたく思う・恩に感じる・恐縮する

「grateful」は形容詞で、何か人からしてもらった恩恵について感謝する表現です。「appreciate」と同じように、フォーマルな場で大変よく使われます。

  • I am grateful for this experience. (とてもいい経験をさせてもらい感謝しています)
  • I am grateful for your understanding.(ご理解に感謝致します)

「grateful for〜」で「〜に感謝しています」と言う意味になります。

  • I’m grateful to everyone here.(ここにいらっしゃる皆さまに感謝します)

人に感謝するときは「grateful to〜」で「〜(誰)に感謝しています」となります。

thankful(形容詞)感謝している・ありがたく思う

「thankful」は形容詞で、感謝の気持ちとともに「嬉しい」などの感情を表すときに使います。恵まれた環境や幸運に感謝するといったニュアンスです。

  • I’m thankful to you for your support.(あなたのサポートに感謝します)
  • I’m always thankful to my family and friends.(家族と友人にいつも感謝しています)
  • I’m thankful to you for accepting my invitation to my birthday party.(私の誕生パーティーへの招待を受けてくださって、ありがとうございます)

 thankful +to(人)+ for〜(何を)の形を取り、「誰に、何を、感謝している」という意味になります。

  • I’m thankful that I didn’t miss the bus. (バスに乗り遅れなくてよかった)

このように、「(神様に)幸運を感謝する」と言う使い方も一般的です。 

カジュアルな「ありがとう」

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この章ではカジュアルな場面で使える「ありがとう」の表現を紹介します。映画やドラマでも使われるかっこいいフレーズやオシャレなフレーズですので、ぜひ覚えて使ってみてください。

短い一言でかっこよく伝えたいなら

  • Thanks.(ありがとう)

親しい間柄で使える、カジュアルな定番表現です。「ありがと!」といった軽いニュアンスです。

  • Thanks a lot. (どうもありがとう)
  • Many thanks.(どうもありがとう)

カジュアルな表現で、大きな感謝を伝えるときに使えます。

  • Thanks a million.(本当にありがとう)

「million」は「100万」ですので、「100万回のありがとう」というくらいの強い感謝を表す表現です。

  • Cheers!(ありがと!)

「cheers」は乾杯するときによく使われるフレーズですが、軽いニュアンスで「ありがと!」や「またね」という意味にも使われます。

いずれのフレーズも、友人や家族など親しい間柄で使われるカジュアルな表現です。ビジネスの場や、目上の方には使わないほうがよいので、注意が必要です。

オシャレに伝えたいなら

  • You’re the best!(あなた最高!)

相手をほめるフレーズで、英語では日常的に使われます。日本人は面と向かって相手をほめることに照れてしまいがちですが、英語ではストレートに表現するのが一般的です。どんどん使って相手をほめましょう。

  • I owe you one.(あなたのおかげです)

英語の「owe」は「〜のおかげ、〜を借りている」という意味で、直訳だと「あなたに借りがある」ですが、「あなたのおかげです」という感謝の表現として使われます。相手のおかげで助かったときなどによく使います。

  • You shouldn’t have done for me.(そんな、わざわざありがとうございます)

直訳すると「あなたはそんなことしなくてよかった」ですが、悪い意味ではなく、「そんなに気をつかっていただいて、わざわざありがとうございます」といった意味で使われます。短いバージョンの「You shouldn’t have.」も定番の表現です。

  • I have no words to thank you.(お礼の言葉もありません)

直訳すると「お礼をするための言葉を持っていない」つまり「言葉で表せないほど深く感謝しています」という意味になります。

  • I can’t thank you enough.(感謝してもしきれません)

直訳すると「あなたには十分に感謝することができない」つまり「いくら感謝してもしきれない」という意味になります。非常に深い感謝の気持ちを伝える表現です。

紹介したオシャレなフレーズは、フォーマルな場でも使えます。知的でウィットに富んだ大人の表現ですので、ぜひマスターしてスマートに使いこなしてください。もし、オンライン英会話を受講している場合は、先生に感謝の気持ちを詳細に伝えることもおすすめです。

英語で「ありがとう」役立つ表現をシーン別に紹介

英語で「ありがとう」を伝える場面は、直接話す以外にもメールや手紙、最近ではSNSやチャットなどさまざまです。

kaoru
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この章ではシーン別に役立つ表現を紹介します。

メール・手紙

  • Much obliged.(厚く御礼申し上げます)

「oblige」は「〜せざるを得ない、義務付ける」という意味の動詞ですが、「much obliged」で「深く感謝する」という意味になります。正しくは「I’m much obliged to you.」ですが、「much obliged」だけでもフォーマルな表現として使えます。かしこまった表現ですので、主に手紙やメールで使われます。

  • Thank you in advance.(あらかじめ御礼申し上げます)

何かを依頼するときのメールや手紙で、結びに使う定番表現です。継続している仕事や、相手が了承している事案のやり取りで使います。「in advance(前もって)」お礼を言うので、相手がまだ了承していない事案には使わないようにしましょう。

SNS・チャット

  • Thank you for your “like”!(「いいね!」をくれてありがとう!)
  • Thanks for your nice comment!(すてきなコメントをありがとう!)
  • Thank you for following me.(フォローありがとう)

SNSで「いいね」をもらったりフォローされたりしたときに使える、感謝の表現です。

  • Thx「Thanks」
  • Ty「Thank you」
  • TYVM「Thank you very much」

チャットなどで使われる省略された表現です。レスポンスを早くするために使われ出したと言われています。X(旧ツイッター)など文字制限のあるSNSにも対応できるので、若い世代を中心によく使われています。

  • Thx for following me.(フォローありがとう)
  • TYVM for sharing my post.(投稿をシェアしてくれてありがとう)

友人や家族など、親しい間柄で気軽に使える便利な表現ですが、あくまで略語ですのでフォーマルな手紙やメールでは使わないよう、注意が必要です。

メッセージカード

  • Thank you as always.(いつもありがとう)

メッセージカードや、贈り物になにか一言そえるときに使える定番表現です。

  • Special Thanks to you.(心より感謝いたします)
  • Thanks a bunch.(本当にありがとう)

いずれも「心から、たくさん感謝している」という深い感謝の表現です。面と向かって伝えるのが少し恥ずかしい時には、こんなメッセージカードで伝えてみてはいかがでしょうか。 

英語で「ありがとう」まとめ

この記事では、英語で「ありがとう」と伝えるときのさまざまな表現を紹介しました。

  • 基本の「Thank you」を使いこなす
  • 「Thank you」の後に一言加えて感謝を伝える
  • 「for〜」で「何に」感謝かを伝える
  • 「to〜」で「誰に」感謝かを伝える
  • 丁寧な「ありがとう」は「appreciate」「grateful」「thankful」を使って表現する

カジュアルな表現やオシャレな表現、短いかっこいい一言など、「Thank you」以外の表現はたくさんあります。

kaoru
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ぜひこの記事で覚えたフレーズを使って、大切な人に感謝を伝えてください。