【嶋津幸樹グローバルコミュニケーション論②】英会話の基本!グローバルコミュニケーションのルール10選

海外でのコミュニケーションで気をつけることはありますか?

文化が違うので、気づかないうちに失礼がないかなどが不安です…

嶋津先生
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ハーバードやオックスフォードなどを卒業したグローバルエリートと対話をしてきて、彼らに共通するグローバルコミュニケーションのルールがわかりました。自信をもってコミュニケーションができるように、基本のルールをご紹介しますね!

この連載記事では、嶋津幸樹先生の著書『世界中で使える 超英会話コミュ力』をもとに、実際に嶋津先生に監修いただいて、世界で通用するコミュニケーションの方法についてご紹介をしていきます。

前回の記事では、そもそも世界中で使える「超」英会話コミュニケーション力とは何か?について、嶋津先生の実際の体験談も交えながらご紹介しました。

今回の記事では、自信をもって海外でコミュニケーションができるように、グローバルコミュニケーションにおける10のルールについてご紹介していきます。なお、ここでのグローバルコミュニケーションとは、世界中のあらゆる人種や文化を持つ人々と対等に対話し議論し、協働する能力のことを指します。

この記事の監修者

英語教育起業家

嶋津幸樹

1989年山梨県生まれ。17歳の時に海外進学塾を創業。青山学院大学文学部英米文学科卒。ロンドン大学教育研究所応用言語学修士課程修了。ケンブリッジ大学認定英語教授資格CELTA取得、IELTS 8.0取得。Pearson ELT Teacher Award 2017受賞。大学講師やIELTS講師として活動中。英字新聞ジャパン・タイムズAlpha連載、ブリティッシュ・カウンシル公認IELTSエキスパートとして記事の執筆。著書は15冊以上。

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グローバルコミュニケーションのルール10選

①自分から挨拶する Greeting

自分から元気よく挨拶をしてみましょう。長期的な付き合いになるかどうかがココで決まります。第一印象は最初の一歩を踏み出す勇気を見せることで初頭効果(initial effect)を高めることができます。

嶋津先生
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初頭効果は、物事や人に対して最初に示された情報が、もっとも記憶や印象に定着しやすいとされる心理効果のことです。第一印象はなかなか変えられない、と言われる理由はこの初頭効果があるためだと言われています。

②相手の名前を呼ぶ Calling by Name

出会った相手の名前を呼びましょう。相手の下の名前やあだ名で呼ぶこと親近感が湧き、相手への好感度や信頼度が高まる効果があります。同時に自分の名前を呼んでもらうように努めることも重要です。

嶋津先生
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日本人同士ではまずファミリーネーム(姓)を伝えますが、英語話者同士では目上の人に対してもファーストネーム(下の名前)で呼び合うのが基本です。

③質問する Questioning

相手の感情に寄り添った質問をして1 つの話題を深掘りしましょう。自分の話をするためにも、まずは相手の情報を引き出し、話を盛り上げるために自分がリアクションできる話題に持っていくことが重要です。

嶋津先生
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会話のテンポを意識してYES/NOで回答できるクローズドクエスチョン(closed question)と話題を膨らませるためのオープンクエッション(open question)を使い分けましょう。

④傾聴する Attentive Listening

出会って最初の1 分間は質問を通して相手の話を傾聴しましょう。グローバルコミュ力において最も重要なことは相手の話を正確に聞き取ることです。傾聴は自分と相性が良い仲間を見つけるための第一歩です。

嶋津先生
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相手の話を聞くだけでなく、どのような特性を持った人なのか、どのようなコミュニケーションスタイルがあるのかなどの非言語要素も意識してみましょう。

⑤相手の目を見る Eye Contact

相手の目を見て話を聞き自分の想いや考えを伝えましょう。人間に白目があるのは目を通して感情を伝える動物であるからと言われています。姿勢を整えて相手の目を見て頷く、反応する、目を見てつながるのが基本です。

嶋津先生
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特に会った瞬間の挨拶のタイミングでは、しっかりと相手の目を見てポジティブな第一印象を作りましょう。初対面でモジモジしていると距離を置かれてしまいます。

⑥共通点を見つける Common Grounds

出会って最初の3 分間で多くの共通点を見つけましょう。ここで共通点を見つけられないと多くの場合、長期的な付き合いには発展しません。相手の出身国の話や共通の趣味などで話を盛り上げて深い関係を築きましょう。

嶋津先生
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時には相手に関する事前リサーチも有効です。共通の趣味や誕生日、生まれや育ちなど最初の会話で話題に出してみましょう。

⑦感謝する Appreciation

相手との出会いと対話に感謝しましょう。1 日の終わりに出会った相手に感謝の気持ちを持つことで次回出会った時の態度に現れ、より良い関係性が築けます。返報性の法則を理解し、感謝することのできるペイフォーワードの精神を心掛けましょう。

嶋津先生
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ペイフォワード(pay it forward)とは、直訳すると「先に払う」ですが、そこから転じて、恩送りをする、自分が受けた善意を他の誰かに渡すことを意味します。

⑧志を語る Storytelling

自分の人生ストーリーを語りましょう。自分の関心や原体験などのプライベートな情報をシェアすること(Self-Disclosure)で一気に距離が縮まります。間接的な比喩や物語を用いることで相手の記憶に残り、魅了することができます。

嶋津先生
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自分の人生ストーリーを手短に語る練習は必須です。相手が共感できるストーリーを提供できると、どんどん質問してもらえるようになります。

⑨多様性を受け入れる Embrace Diversity

多様な考えや価値観を受け入れましょう。相手を否定しない、存在を認める、話から外れている人を仲間にいれるのは世界共通のルールです。相手の文化やタブー、エチケット、暗黙知を認識し、理解することも重要です。

嶋津先生
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誰とでも仲良くなる必要はありませんが、初対面の段階では偏見に左右されず、多様な価値観に触れてみることをお勧めします。意外な発見があるかもしれません。

⑩チームを作る Team Building

相性が良い仲間と共に社会貢献度の高い活動を行いましょう。志を持って多様な仲間に出会い、共感できるポイントを洗い出し言語化することができれば、自然とグローバルなチームに囲まれるはずです。

嶋津先生
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多国籍集団に囲まれてプロジェクトを成し遂げる達成感は英語学習の醍醐味と言えるでしょう。

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フライト英会話では、ひとりひとりの会話に寄り添い、意味のある深いコミュニケーションを通して、あなたの英語を暗示的に正しい英語に直していく「リキャスト」を行います。また、講師たちはチーム担任制のため、顔なじみになって会話を深めていくことで、自分軸の理解を深めたり、他者軸、社会軸で会話をすることができるでしょう。

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グローバルコミュニケーションのルール10選まとめ

今回の記事では、グローバルコミュニケーションにおける10のルールについてご紹介をしました。

  1. 自分から挨拶する Greeting
  2. 相手の名前を呼ぶ Calling by Name
  3. 質問する Questioning
  4. 傾聴する Attentive Listening
  5. 相手の目を見る Eye Contact
  6. 通点を見つける Common Grounds
  7. 感謝する Appreciation
  8. 志を語る Storytelling
  9. 多様性を受け入れる Embrace Diversity
  10. チームを作る Team Building

次回の記事からは、グローバルコミュニケーションの10の基本ルールに沿って、「グローカル3 技能」(自分軸・他社軸・社会軸)ごとに、コミュニケーション力を引き上げる視点を細かく分解してご説明していきます。

嶋津先生
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今回は、多くの日本人が知らないグローバルコミュニケーションの常識をお伝えしました。みなさまに知識を共有することで、国籍を問わず、言語を問わず、人との会話が楽になって今まで以上に良好な人間関係が生まれることを願っています!

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