オンライン英会話「学習ノート」の作り方!学習効果を高めるおすすめ方法

英会話のスキルを上げる学習ノートの作成法を知りたい。

オンライン英会話の復習では、ノートをどのように活用したらいいの?

オンライン英会話で伸び悩んでいる人の中には、オンライン英会話の効果的な活用方法や復習方法に疑問を感じている人もいるかと思います。

今回は、ノートを作ることでオンライン英会話を効果的に受講するコツを、以下の項目でご紹介します。

  • オンライン英会話でノートを作るメリット3つ
  • 【予習】オンライン英会話を充実させるためにノートに書くこと3つ
  • 【レッスン中】苦手を克服するためにメモすること3つ
  • 【復習】学習内容を定着させるノートの活用法3つ

本記事を最後まで読むと、面倒だと感じる復習を「楽しく」取り組めるコツがわかります。

無理なく継続して復習ができるようになるので、オンライン英会話の学習効率もアップしますよ。

この記事の監修者

英会話カウンセラー

Taka

大学では英語教育学を専攻。卒業後は英会話カウンセラーとして、これまでに1,000人以上の方に英会話学習のサポートを行っている。ひとりひとりの学習に寄り添い、英語を楽しく話せるようになってもらうこと、海外との新しい出会いを楽しんでもらうことを大切にしている。

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オンライン英会話でノートを作るメリット3つ

オンライン英会話での学習ではノートが学習効果を高める役割を果たします。「最近は、アプリや優秀な参考書なども多くあるのに、なぜノート?」と疑問に思われる方もいるかもしれませんが、自身でノートを作るからこそ得られるメリットがあります。それは以下の3つです。

  1. 学習の記録が「習慣化」につながる
  2. 自分専用の優秀な「学習教材」となる
  3. ノートを使い切った時に「達成感」が得られる

以下でそれぞれ詳しく見ていきましょう。

①学習の記録が「習慣化」につながる

ノートを作る1つめのメリットは、英語学習を「習慣化」できることです。英語学習を継続させるには、日常生活で「習慣化」させることが必要です。

学習ノートが習慣化につながるのは、以下の2つの理由があります。

  • 学習記録をつけることで、学んだことを言語化して学習効果を感じやすくなり、積極的に習慣化しようとする「セルフモニタリング効果」を得られるから。
  • どれだけ勉強したかが目に見えるため自信につながり、学習を継続できるから。

ノートを作ることをルーティンにしておくと、レッスン中の会話だけでなく「読み書き」でのインプットとアウトプットができます。

英語学習では、同じ内容に何度も繰り返し触れることで、定着させることができますよ。

②自分専用の優秀な「学習教材」となる

ノートを作る2つめのメリットは、自分の苦手を克服するために最適な「予習・復習ツール」になることです。

予習では学習ノートに「レッスンで達成したい目標」を書くことがおすすめです。そうすることで、目標を達成するために講師へ積極的に質問するなど、レッスンを充実させることができます。また復習では、自分のわからなかったところを中心に書き出しているので、「弱点克服の学習ツール」になります。

自分の苦手や新しい知識を集約したノートは、予習・復習の効果をグッと高めるので、大いに役立ちますよ。

③ノートを使い切った時に「達成感」を得られる

ノートを作る3つめのメリットは、ノートを使い切ったときに「これだけ勉強した」という達成感を得られることです。

オンライン英会話はモチベーションの維持が難しいので、継続しにくいといった特徴があります。ノートを使い切る「達成感」は英語学習のモチベーション維持に非常に有効となります。

B5の大学ノートを使った場合、毎日の予習・復習で使うと約2ヵ月で使いきれるでしょう。新しいノートの表紙に達成したい目標を書いて、毎日その目標を見てから勉強に励むと効果的です。何のためにオンライン英会話を頑張って続けているのかを常に意識できるので、モチベーションを保つことができます。

【予習】オンライン英会話を充実させるためにノートに書くこと3つ

ここでは、予習の段階でノートに書くべきことを3つ紹介します。

  1. 次回のレッスンのキーワード・目標
  2. 講師との会話で使ってみたいフレーズ
  3. 新出単語や文法

以上3つの内容を書き出して整理しておくと、目的意識をもってレッスンに臨めるので、オンライン英会話での講師とのやり取りを充実させることができます。

①次回のレッスンのキーワード・目標

予習で書くべきことの1つめは、「次回のレッスンのキーワードと達成したい目標」です。キーワードは、その単語を見てレッスンの内容を思い出せるようなものがいいでしょう。例えば、「相手に許可をもらうの表現」を学ぶレッスンの場合、

  • Can I ~
  • May I ~
  • Do you mind if~?

がキーワードとなります。そして目標は、「Can I~とMay I~の使い分けができる」とすると、何を学びたいのかが明確になり、集中してレッスンを受けられます。

②講師との会話で使ってみたいフレーズ

予習で書くべきことの2つめは、「講師との会話で使ってみたいフレーズ」です。講師との会話で新しい単語やフレーズに出会う機会はあるものの、相づちばかりであまり伝えたいことを伝えられなかったという経験はありませんか。

オンライン英会話は、普段の学習をアウトプットする場として捉えると、使える英語のフレーズを格段に増やせます。レッスンで思い出せない時のために、講師とのやりとりで使いたいフレーズをノートに書いておきましょう。

例えば、前回のレッスンで講師が使っていた”Something like that.”というフレーズを使いたいとメモしておきます。※何か例を出したあとで「そんなかんじ!」と付け加える時に使います。

実際にレッスンでフレーズを使うと、記憶への定着率が上がります。また、発音の修正ができ、フレーズの活用方法も講師が教えてくれるので、効率的に英語を習得できます。

③新出単語や文法

予習では「新たに習う単語や文法」を自分なりに調べてまとめておきましょう。テキストで予習をしていて知らない単語が出てきたら意味を調べておき、新しい文法の使い方の例などを整理しておくと、講師の説明を理解しやすくなります。

予習をするとレッスン中に以下のような気付きがあり、記憶に残りやすくなります。

  • 新しい単語の発音が、思っていた発音と違っていた
  • 新しい文法の使い方を勘違いしていた

レッスンはあくまでアウトプットの場!新しい単語や文法は、予習の段階でインプットしておくことで、レッスンを充実させることができますよ。

【レッスン中】苦手を克服するためにメモすること3つ

ここでは、レッスン中にノートへメモしておくべきことを3つ紹介します。

  1. 英語で何て言うのかわからなかった内容
  2. 間違いや指摘されたこと
  3. レッスン後の講師からのフィードバック

以上3つのことを意識してメモを残しておくと、何を復習したらよいのかが明確になります。講師との会話を最優先し、自分が読める字で良いのでなるべくメモを残しておきましょう。

①英語で何と言うのかわからなかった内容

講師との会話の中で、質問されて答えられなかったことや、伝えたくても英語で何と言ったらいいのかわからず伝えられなかった内容は、素早くメモを取っておきましょう。

レッスン後にそのメモを見ながら、まだ習得できていなかった単語やフレーズを確認します。そして、次回のレッスンで講師に確認してもらったり、講師との会話でそのフレーズを使ったりすると、使える英単語やフレーズを効率よく増やせます。

レッスン中に講師に教えてもらうのも良いですが、一度自分で調べる過程があると、記憶にも残りやすいのでおすすめです。

②間違いや指摘されたこと

レッスン中に講師から以下のような間違いや指摘があるかと思います。

  • 予習で文法をうまく理解できず、誤った使い方をしていた
  • 発音が間違っていた
  • 覚えたフレーズの使い方が間違っていた

間違いや発音などの指摘は、素早くメモをとっておくと復習で振り返りができます。発音を指摘された単語は、あとで音声付きの辞書やWeb上で復習し、繰り返し発音練習することで定着します。文法やフレーズの間違いがあったところは、改めて使い方を確認し、新しく自分で英作文をしてみることをおすすめします。

③レッスン後の講師からのフィードバック

レッスン後に講師から感想やフィードバックを受けることがあります。メッセージで確認もできますが、こちらもメモしておきましょう。

  • 次回のレッスンに向けての改善点
  • 成長したと褒められた点

講師からのコメントを簡単にメモしておくと、自分がどれくらいのペースで成長しているのかを可視化できます。良かった点や改善点を講師から聞いてメモを取り、繰り返し見返して身につけていきましょう。

【復習】学習内容を定着させるノートの活用法3つ

ここでは、復習で学習ノートを活用する方法を3つ紹介します。

  1. 伝えられなかった内容を調べて書く
  2. 新しく学んだ内容で英作文をする
  3. 復習で生まれた疑問をメモする

以上3つの内容を復習としてノートに書いておくと、オンライン英会話のレッスンで学んだ内容を効果的に定着させることができます。

①伝えられなかった内容を調べて書く

レッスン中に「日本語では答えが浮かんでいるのに、英語でどうやって伝えたらいいのかわからない」といった内容をメモしておき、復習でじっくりとその表現方法を調べて英作文しましょう。

作った英文は、次回のレッスンで使ってみるのも良いですし、使うタイミングがなかったとしても講師に添削を頼んでチェックしてもらいましょう。また別の機会にそのフレーズを使えば、その英語は自分のものとして定着します

レッスンを積み重ねるたびに使える表現が増えていくと、講師との会話が楽しくなり、英語を習得するスピードが上がりますよ。

②新しく学んだフレーズで英作文をする

講師とのやりとりで新しいフレーズや知らない単語が出てきたら、その実用例を調べたり、英作文をしてみましょう。

例えば、講師が「mature」という単語を使ったとします。matureの意味を調べると「大人っぽい」と出てきます。大人って「adult」を使うんじゃないの?と疑問が生まれ、調べていくと「adult-like」といったフレーズでも「大人っぽい」と伝えられることがわかります。

どう使い分けるのか調べると、外見や服装が大人びて見える時は「adult-like」や「look like a grown‐up」を使い、性格などがしっかりとしていて大人っぽいと伝えたい時は「mature」を使うことがわかります。

  • Your kids are so mature for their age.(きみの子どもたちは年齢の割に大人っぽいね、しっかりしてるね)
  • I am wondering what to wear and how to look like a grown up.(何を着て大人っぽく見せるか迷っているの。)
  • I want to be more adult-like.(もっと大人っぽくなりたいな。)

以上のような英作文をし、使い分け方を自分なりにメモしておくことで、新しい単語やフレーズを定着しやすくなります。

「大人っぽい」の反対の「子どもっぽい」は英語で何て言うんだろう?と疑問を派生させて調べていくと、学びが深まりますね!

③復習で生まれた疑問をメモする

学習内容を復習していると、疑問が出てくるときがあるのでメモをしておきましょう。自分でその疑問に対する答えを調べて解決できればよいですが、理解が不十分であったり、解釈が間違っている可能性もあります。

オンライン英会話でプロの講師と話す機会を有効に使うためにも、その疑問をメモして次回のレッスンで質問できるようにしておきましょう。疑問に対して自分なりに調べたことを講師と答え合わせすることで、しっかり理解ができていれば自信につながりますし、間違っていれば講師に訂正してもらい、自然と記憶に定着させることができます。

わからないことをそのまま講師に投げかけるのではなく、自分なりに調べる過程をはさむことで、より記憶に残るので定着しやすいです。

まとめ:ノートを活用して英語習得の効率をアップさせよう

ここまで、オンライン英会話でノートを活用するメリットと、予習・レッスン中・復習で書くべきポイントを解説しました。

  • ノート作りは英語学習の習慣化・モチベーション維持につながる
  • 予習で目標を書き出すと、目的意識をもってレッスンに臨める
  • レッスン中の気付きをメモすると、苦手克服につなげられる
  • 復習で講師に伝えたかった内容を調べて書くと、学習効率を高められる

ノート作りを工夫して活用すると、オンライン英会話での学習効果を高められます。また、英語学習では難しい「習慣化」や「継続」の仕組みを作れるので、一石二鳥です。

ノートを活用すると成功体験を積みやすくなるので、達成感が得られて英会話が楽しくなります

ここまでできれば、あとはご自身に合うオンライン英会話を比較検討し、体験を行って使用するサービスを決定することがおすすめです。ぜひ、学習ノートを活用して、オンライン英会話の学びを深めてください。

英語学習に行き詰ったり、ノートの活用法が分からなかった方は、この記事を参考にしてノート作りをしてみてください。