【英会話おすすめ勉強法】初心者から上級者までの英語学習法をご紹介
目次
「英会話をできるようになりたいけれど、どのように独学したらよいか分からない」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。数多くの教材や学習法がありますが、手当たり次第に取り入れるのは効率的ではありません。英会話を上達させる近道は、現在の自分の英語レベルと目指すゴールまでの道のりを知り、自分に合った学習法でそのギャップを埋めていくことです。この記事では、英会話を学ぶ人を数多く支援してきたフライト英会話編集部が、英語レベルに合った最適な勉強方法を解説します。また、英会話学習で成果を出した受講生の学習法や工夫点をシェアしますので、ぜひ英語学習の参考にしてください。
1.現在の自分のレベルとゴールのレベルを知ることが上達の近道
まずは今の自分の英会話レベルがどのレベルなのか、そして目指すゴールはどのレベルなのかを、フライト英会話の11段階のレベル表から確認しましょう。TOEIC・TOEFL・英検を受験したことがある方は、そのスコアや級を参考にしましょう。
目安としては、日常生活や海外旅行先でコミュニケーションがとれる英語力はLevel4、留学やワーキングホリデーの生活で困らない英語力はLevel7、仕事の場面で英語を支障なく使える英語力はLevel8です。
この記事では以降、Level1~3を初心者、Level4~7を中級者、Level8以上を上級者としています。
例えば、現在の英語力がLevel3(初心者)で、留学を目指してLevel7(中級者)をゴールとする場合、4レベル分のギャップを埋めていく必要があります。
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2.学習期間と目標レベルを設定しよう
次に、学習期間とその期間で達成したい目標レベルを設定してみましょう。
例えば、学習期間は1年間、最初の4か月間で現在のLevel3をLevel4に、8か月までにLevel4をLevel5に、1年後までにLevel6になる、といった形です。 漠然と1年先の目標を決めてもモチベーションの維持が難しいので、とくに初心者はステップごとに分けて具体的な目標を設定するのがおすすめです。
直近の目標をクリアできたら次の目標に進む形の方が、達成感があって継続しやすいですし、途中で目標や勉強方法の軌道修正もしやすくなります。
3.学習を継続できる環境を整えよう
英会話を習得するためには、学習の継続が欠かせません。「毎日仕事が忙しい」「家のことに追われている」などの様々な事情があるかと思いますが、1日の生活のどこで学習時間を確保できるかを考えましょう。
例えば、在宅勤務の場合は仕事の開始前に30分リスニングの時間を作る、出社の場合は通勤時間にアプリを用いて英単語を覚える、寝る前の15分を使って英語で日記を書くといった形で、スキマ時間を活用して効率的に学習しましょう。学習の習慣がついてくれば、継続も楽になっていきます。
また学習時間も最初から飛ばしすぎないようにしましょう。始めは長時間勉強できたとしても、継続できないと英会話力の向上にはつながりません。例えば、平日は1~2時間、土曜日は3時間、日曜日は休むなど、無理のない範囲で続けられる学習時間を設定しましょう。
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4.モチベーションを維持する方法を考えよう
英会話の学習を決意した頃はモチベーションが高くても、教材を買って満足してしまったり、数日の学習で飽きてしまうことも。途中で挫折してしまわないように、特に初めの頃はモチベーションを維持できることを意識的に行いましょう。
例えば、○○ができたらご褒美に○○をする、実際に自分が旅行先や仕事で英語を使えている場面を想像する、家族や友人に学習を宣言して進捗を共有する、TOEICや英検等の資格試験のスコアや級に置き換えて目標を設定する、などの方法でもよいでしょう。
また、英会話の継続をモチベーションだけに頼ってしまうと、どうしても上がり下がりが出てきます。そのため、英会話を「習慣」にすることを強くおすすめします。
例えば、フライト英会話の受講生の中には、「コーヒー+英会話」をセットで習慣にされている方、「週3日は朝の始業前に9時から英会話」を習慣にされている方など、上手く習慣として取り入れている方が多いです。習慣は、何かとセットで作ると効果的と言われています。ぜひ、自分に合った方法で習慣を作りましょう。
ほとんど毎日通っていただいているY.I.さんからも、習慣化のアドバイスを伺ったので共有します。
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Y.I.さん:1年前から週4日〜5日程度、フライト英会話に通っています。仕事がある日は夜、休日は3時ごろに予約を入れることを習慣化しました。最初は通うのが義務でしたが、今は楽しくて。息抜きとして続けることができています。
新しい習慣なので慣れるまでは負担になりますが、今では逆にないと困るくらいなので、皆さんも必ずそうなると思います。ぜひ英会話を習慣にしましょう!
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なかなか習慣化が難しい方は、まず、「1秒でいいから毎日アクションする」ことをおすすめします。教科書を開く、単語のアプリを開く、レッスンノートを見る、何でも大丈夫です。
調子の良い日はそのまま取り組めば「気が付いたら10分以上勉強していた」という状態になります。また、調子の悪い日は「これだけ見てまた明日やろう」という状態になります。とにかく、毎日1秒でも良いからアクションを起こす。それさえしていれば、英語学習から遠ざかることはなくなります。
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5.英語学習の全体方針
さて、ここからは具体的な学習法をご紹介していきます。レベルごとに詳しくお伝えしますが、かなり細かくなるので、まずは全体像をお伝えします。
【英会話学習の基本ルール:初心者から中級者まで】
✓ 基本の英単語を覚える
✓ 中学文法=基本法則を使えるようにする(特に文構造は理解もする)
✓ 音を伴って学ぶ(発音の基礎も最初に学んでおく)
✓ スピーキングは英語力0からでも取り組む
✓ 英語初心者の場合はフォニックスや英単語の基礎から始める
単語や文法基礎力は、英会話においても重要となるので、身につけましょう。ただし、会話力を養う意味では、音を伴わないと効果が半減するので、正しく発音しながら覚えましょう。
ここで注意が必要なのは、日本語英語の発音で練習してはいけないということです。日本語英語の発音で練習すると、全く通じない発音を習得し、直すのがとても大変です。
フライト英会話には、中学の単語や文法も忘れてしまった、という方も多くいらっしゃいますが、レッスンをしながら基礎を固めることは十分に可能ですのでご安心ください。基本の単語・文法を覚えながら、パッと言えるようにするためのレッスンを行っていきます。
これに加えて、後で紹介する単語アプリや基本文法の教材にしっかりと取り組んでもらえれば、基本の英語力は必ず身に付きます。
非常にシンプルですが、基本の会話力であればこれで十分だと思います。自身で行う英会話トレーニングの方法については、音読・マンブリング・ディクテーション・シャドーイング・オーバーラッピング・コピーイング・ディクトグロス・サマライズなどがあります。
一人ひとりの状況によって最適なトレーニング方法は異なるので、学習カウンセラーに相談してみましょう。
【英会話学習の基本ルール:中級者から上級者まで】
✓ 意見や思いを伝える/ビジネスレベルの表現を覚える
✓ 長い英文を言えるようになる英文法を使えるようにする
✓ 文の発音(リンキングやイントネーションなどの)トレーニング
✓ 言いたいことを英語にするスピーキングトレーニング
✓ VlogやTEDの好きな英語スピーカーの再現を行う
基本的なコミュニケーションだけでなく、自分の考えや思いを詳しく正確に伝えたい、ビジネスでもやり取りができるようになりたい、という場合は、ここまで進められればOKです。
考えや思いを伝えるには、伝えたいニュアンスに応じて表現を選ぶことが必要です。表現力が豊かになると、自分の言いたかったことはそれ!という言葉選びや、英文の組み立てができるようになります。
「そんな言い回しがあるのか!」という学びは、どこまで行っても尽きません。これはスピーキング(レッスン)でアウトプットをする→リキャストでのフィードバックをもらうこと、そしてVlogやTEDで好きな英語スピーカーの言い回しをインプットしていく方法がおすすめです。
ではここから先は、レベル別に詳しくご紹介していきます。
6.初心者向け学習法とおすすめ教材(Starter, Level1~3)
【学習法①】基礎文法と語彙力を身につける
まずは英会話において欠かせない、基礎文法と単語をインプットしていきましょう。手順としては、例文が掲載されている英単語帳を用意します。その例文で使われている英文法を確認し、音読します。自然とその英文が口に出てくるぐらいまで何度も繰り返しましょう。音読に慣れてきたら、文章を見ずに暗唱すると効果的です。文章を見ずに会話している状態に近い状況で英語を口に出す練習の積み重ねが、後のスピーキング力につながります。
なお、音読する際は、必ずお手本となる音声を聞いて、その音をなるべく真似るようにしてください。日本語英語で練習してしまうと、後から矯正するのが大変になってしまいます。
また、日本語の音と英語の音は根本的に異なります。日本語が必ず「子音+母音」なのに対して、英語は子音だけの発音がある言語です。いわゆる「カタカナ英語」は英語のリスニング力、スピーキング力に悪影響となるので注意しましょう。
例えば、「group」の「g」「p」は子音だけなのに、日本人の発音では、母音のついた「グ」「プ」になってしまいます。これでは、相手には何を言っているか伝わらないですし、あなたも相手の英語を聞き取ることができません。
このような理由から、正しい発音で基礎文法と単語をインプットしていくことが大切です。
<おすすめ教材>
Duolingoは、初級者の方の語彙・表現力を高めるのに一押しのアプリです。自然と記憶に残るように、出題の仕方や例文を変えて繰り返し出題してくれます。iOS, Androidに対応しています。
- Duolingo(アプリ)
- 『起きてから寝るまで口慣らし練習帳』(アルク)
- 『英語のハノン フレーズ編』(筑摩書房)
【学習法②】オリジナルの例文を作り発話する
学習法①の基礎文法と語彙の学習に慣れてきたら、次は学んだ単語やフレーズを使って例文を作りましょう。自分の状況に置き換えて、自分が実際の会話で使いそうな例文にすることがポイントです。
例えば、「department(部署)」の単語を使って、自分の状況に合った例文を作ってみましょう。
I am now working in the accounting department. 「私は今、経理部で働いています」
I am a member of the human resources department of this company. 「私はこの会社の人事部にいます」
I moved to the sales department last year. 「私は昨年営業部に異動しました」
このようなイメージです。
次に、作成したオリジナルの例文を音読しましょう。すらすらとリズムよく読めるようになるまで繰り返します。発音の仕方が分からない語があれば、辞書を使って発音記号やアクセントの位置を確認しましょう。
最後に、文章を見ずに暗唱しましょう。暗唱できるようになれば学んだ表現が定着しますし、この工程を続けていくことによって実際の会話の表現の幅が広がります。ただ暗唱するだけでは時間が経つと忘れてしまうので、実際の会話でも積極的に使っていきましょう。
<おすすめ教材>
どちらの教材でも構いませんので、ご自身で合いそうだと感じたものを1つ選び、英文がパッと出るようになるまでトレーニングすることをお勧めします。
- 『起きてから寝るまで口慣らし練習帳』(アルク)
- 『瞬間英作文トレーニング』(ベレ出版)
- 『英会話ペラペラビジネス100』(アルク)
【学習法③】英語に触れる機会を増やす
英会話を学ぶにあたり、英語の聞き取りや会話への抵抗をなくすことが重要です。そのためには、楽しみながら英語に触れる機会を増やしていきましょう。
英語に触れる機会を増やすには、
・海外ドラマや映画、動画などを鑑賞する
・英語のニュースを読む
・ポッドキャストを使って英語を聞く
・アプリを使って英語のクイズに答える
これらの活動がおすすめです。どれもまずは自分の興味のあるトピックのものを選びましょう。映画の場合は、吹き替えを一度見てから字幕で見る流れでも構いません。気になったフレーズ、知らなかったフレーズが出てきたらメモをして、後で意味を確認しましょう。さらにディクテーションやコピーイングを行うと効果的です。
また、1日の生活の一部に組み込んで習慣化させるのがおすすめです。通勤時間にポッドキャストで英語のトーク番組を聞く、始業前にコーヒーを飲みながら10分英語のニュースを読む、休日の午後にゆっくりと海外の映画を観る、なども良いかもしれません。楽しみながら英語に触れる時間を増やしましょう。
<おすすめ教材>
映画シナリオで学ぶ英語表現365(IBCパブリッシング)
洋画によく出てくる慣用表現365個と、関連する単語を学ぶことができます。その表現の使い方を、実際の映画の名シーンを見ながら楽しく学ぶことができます。映画好きの方、これから海外映画を観ようと思っている方におすすめです。
Cake (アプリ)
ドラマ、映画、バラエティ、映像授業などの豊富な動画を見ながら英会話で役立つフレーズを学べるアプリ。自分のレベルに合わせて学習できます。発音をAIが評価してくれるので、スピーキングの練習としても役立ちます。iOS, Androidに対応しています。
台本なし英会話レッスン(ポッドキャスト)
英語のそーたさんがネイティブ講師とお題に対して即興でディスカッションやレッスンを行う番組。日本とアメリカの分化の違いや、社会的な問題について等、230本以上の豊富なコンテンツがあります。楽しみながらリスニング対策をしたい人におすすめです。お手持ちのポッドキャストを再生できるアプリから検索してみてください。
【学習法④】リスニング力を強化しながら、会話に使える単語や英文を覚える
相手が話す内容をしっかりと理解するには、英語を聞いて素早く処理する力が大切になります。リスニング対策には、ディクテーションがおすすめです。
手順としては、スクリプトのある音声素材と紙とペンを用意して、聞こえてくる英文を書き取ります。一度で聞き取れなかった場合は、何回でも音声を流して構いません。慣れてきたら、音声を流す回数を決めて取り組みましょう。最初は短い英文から始め、慣れてきたらまとまった長さの英文で行ってみてください。
書き終えたら、スクリプトを見る前に、自分の書いた英文を見直して文法的な誤りがないかを確認しましょう。スペルは間違っていないか、三単現のsが抜けていないか、冠詞が不自然でないか等を確認してみてください。
最後に、スクリプトと見比べて答え合わせをします。聞き取れなかったり、書き間違えた単語やフレーズは、その場で見直して覚えると効果的です。
また、英語には単語と単語がつながって音が連結するリンキングサウンドがあります。例えば、give upが「ギヴァップ」、keep inが「キーピン」に聞こえるものです。このような音が出てくると、シャドーイングでは難く感じるかもしれません。音声を真似して繰り返し発音すると徐々に慣れ、リスニング力の向上につながります。
<おすすめ教材>
Voice Tubeというサイトでは、英語力のレベル別に短い動画が多数掲載されています。初級の動画を選択し、予め掲載されている単語やフレーズを学んでから、ディクテーションに挑戦してみてください。初級者の方の中でも、英会話レベルSTARTER~2の方は基本の発音をトレーニングしていただきたいので、こちらはレベル3以上の方にお勧めします。
- Voice Tube(WEBサイト)
- 『究極の英語ディクテーション Vol. 1』(アルク)
【学習法⑤】英語の名スピーチを再現する
続いて、英語のスピーチを用いた学習法をご紹介します。英語のスピーチは難しいイメージがあるかもしれませんが、聞き手に向けてはっきりと話されているので、意外と聞き取りやすいものが多いです。そこで世界的に有名な名スピーチをコピーするように再現することで、リスニングの練習だけでなく、生きた英語表現、伝わりやすい話し方を学ぶことができます。
おすすめの教材がYouTubeのGariben TVというチャンネルです。世界各国の有名人のスピーチの切り抜き動画で、英語と日本語の両方の字幕を見ながらスピーチを聞くことができます。数多くのスピーチ動画がありますので、興味のある人やトピックを探してみましょう。
参考までに、初心者には以下の3つのスピーチがおすすめです。
①彼を20秒以上考えさせた学生の質問 スティーブ・ジョブズ
MIT大学から招待され講義した際に、学生からの質問に答えているスティーブ・ジョブズの映像です。比較的ゆっくりとした話し方で、聞き取りやすい英語です。
②ロバートデニーロ演説 2015 TISCH graduation speech
ニューヨーク大学芸術学部卒業講演の切り抜きで、スピーチらしい間の取り方、言葉の強調の仕方、聞き手を惹き付ける話し方を学べます。皮肉を交えた温かいメッセージにも注目です。
③私の人生で守ろうとする7つのこと エマ・ワトソン
力強い話し方、間の取り方、アイコンタクトの仕方などが参考になります。
いきなりスピーチを再現するのは難しいので、まずは動画を何度か視聴し、英語の字幕を見ながら音声に合わせて音読しましょう。慣れてきたらスピーカーの動作に注目し、ジェスチャーやアイコンタクトの仕方を確認して、真似てみましょう。
【学習法⑥】英会話レッスンで基本単語・文法をパッと言えるようにする
最後に、スピーキングの対策として英会話レッスンを活用した学習法を紹介します。学習法①~⑤で覚えても、実際に話すトレーニングで「使う」ことをしていかないと、話せるようにはなりません。インプットとアウトプットはセットですので、必ずスピーキングの練習も行いましょう。
英会話レッスンでは、とくに初級者の方は発音に気を付けることをおすすめします。最初から完璧な発音でなくて全く問題ありません。講師がお手本の発音をしてくれるので、その発音・スピードを真似るように何度もリピートしましょう。最初は単語単位での練習を行い、慣れてきたらフレーズ、文単位と徐々に発話量を増やしていきます。間違えても講師が後から訂正してくれるので、間違えることを恐れずに声に出しましょう。
講師の上手な発音を聞く上で、とくに注目してもらいたいのが、
(1) アクセント (2) イントネーション (3) リズム の3つです。
(1) アクセント
アクセントは「単語が持つ音の強弱」のことですが、相手に通じる英語を話すためには、アクセントも大切です。日本語でも、例えば「雨」と「飴」、「橋」と「箸」のように、どこを強調して発音するかによって意味が変わりますよね。英語のアクセントを誤っても相手が推測してくれて伝わることもありますが、正しく発音するに越したことはありません。レッスンでは、講師が強く発音する部分に注目してリピートしましょう。また単語の中には、例えばrecordのような、名詞(記録)と動詞(…を記録する)でアクセントの位置が違う紛らわしい単語もあります。そういった単語が出てきた時は、講師が教えてくれますので、注意して練習していきましょう。
(2) イントネーション
イントネーションは「話す時の声の高低」のことです。イントネーションと聞くと、例えば「肯定文の文末は下げて読む」「Yes/Noで答える疑問文は上げて読むが、疑問詞で始まる疑問文は上げて読む」など、学生時代にイントネーションのルールを学んだ方も多いかと思います。もちろんその知識はとても大切で英会話でも活かされますが、さらに会話の場合は、カジュアルな短い表現もイントネーションによって意味が変わることがあります。例えば、
(文末を下げて読む)Excuse me.(⤵)は「すみません」と謝るニュアンス
(文末を上げて読む)Excuse me.(⤴)は「もう一度言ってください」と聞き直すニュアンス
になります。レッスンでは、講師とのやり取りの中でこのような表現を学べる機会がたくさん出てきます。相手と誤解のないコミュニケーションをとるためにも、講師のお手本に倣って、イントネーションを意識して発音しましょう。
(3) リズム
英語には特有のリズムがあり、リズムを身に付けられると通じる英語にぐっと近づきます。例えば、相手と趣味の話をしていて、I like traveling,(/) so I visit new places every year.と発話した時、意味を強調したい太字の部分を強めに読み、意味の固まりとなるスラッシュ(/)の部分で一息つくと、リズムのある読み方になります。レッスンでは、講師がメリハリのある話し方をしてくれますので、そのリズム真似をしながら発話してみましょう。
そしてレッスン中に、「自分の発音が正しいか確認したい」「もう一度発音を聞きたい」と思った時には、遠慮なく講師に確認することも大切です。レッスンの途中で講師の方から質問がないかを聞かれたときでも構いませんが、知りたいと思ったときに確認しましょう。
Can I check the pronunciation of this word? 「この単語の発音を確認してもよいですか?」
Could you pronounce the word again? 「その単語をもう一度発音してもらえませんか?」
といった表現が役に立ちます。
その他の初級者向けおすすめ教材
職場ですぐに使える!基本のビジネス英会話(Udemy講座 フライト英会話)
職場でのコミュニケーションに欠かせない、ビジネスの英語表現を身につけられる約4時間の講座です。自己紹介・電話対応・会議・プレゼンテーション等の場面における英語のニュアンスや、丁寧な表現を使えるようになります。時間をかけてしっかりビジネス英会話を学びたい人におすすめです。
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7.中級者向け学習法とおすすめ教材(Level4~7)
【学習法①】語彙とフレーズの幅を広げる
円滑に英会話をするためには、中級者も語彙とフレーズのインプットが大切です。手順としては、例文が掲載されている英単語帳を用意し、例文を音読します。自然とその英文が口に出てくるぐらいまで何度も繰り返して音読し、慣れてきたら暗唱しましょう。
また、仕事で英語を使えるようになりたい方は、ビジネスの場面で使えるフレーズが掲載されている教材を用意して、その例文を見ながら自分の状況に置き換えたオリジナルの例文を作成し、読み上げる練習をしましょう。例えば、
The main purpose of this meeting is to decide on the event slogan.
「この会議の主な目的はイベントのスローガンを決めることです」
という一文から<The main purpose of this meeting is to ~>の表現を学んだ場合、この表現を使って、以下のような自分の状況に合う例文を作成します。スラッシュ部分で一息つき、リズムよく音読しましょう。
The main purpose of this meeting is (/) to discuss new project activities.
「この会議の主な目的は新しいプロジェクトの活動内容を話し合うことです」
The main purpose of this meeting is (/) to review how we will use the budget for the upcoming year.
「この会議の主な目的は次年度の予算の用途を確認することです」
The main purpose of this meeting is (/) to review the recent event.
「この会議の主な目的は先日のイベントの振り返りを行うことです」
このようなオリジナルの例文作りを積み重ねていくことで、実際の会話で使える表現の引き出しが増えていきます。会議の場面以外にも、メール・電話・プレゼンテーション・ディスカッションなど、様々な場面での文章を作って練習しましょう。
<おすすめ教材>
初級者向けにご紹介している教材をマスターできたら、それ以降は「リーディング」「リスニング(ディクテーションやシャドーイング含む)」「英会話教材(スピーキング)」などで出てくる新出語を覚えていく方法をおすすめします。新出語を見返せるよう、専用ノートをつくる、記録アプリに登録するなど、覚えるための工夫を取り入れましょう。
【学習法②】リーディング力を強化する
文法と語彙力の向上のために、リーディング力を鍛えましょう。文章を読む力の質を上げるのに効果的な「精読」と、文章を読むスピードを早めるのに効果的な「多読」を組み合わせるのがおすすめです。
精読の手順
自分が理解できるレベルより、少し難易度の高い英文素材を用意します。自分の興味のあるテーマや、背景知識のある素材を選びましょう。知らない単語やフレーズが出てきたら印をつけて意味を確認し、文の意味を取りづらい時は文の構造を確認しながら読み進めます。精読の目的は各文章の構造や文法・単語を細かいところまで理解し、自分の弱点に気付くことなので、速く読もうとせずに時間をかけて取り組んでください。
多読の手順
辞書を引かなくてもだいたいの内容が理解できる、少し難易度の低い英文素材を用意します。多読の場合も自分の興味のあるテーマや、背景知識のある素材を選んでください。その素材を、文章の概要や要点を掴むことを意識して読み進めていきましょう。分からない単語や表現が出てきても、その場では辞書を引かずに印だけ付けて、意味を推測して先に進みます。意味のまとまりごとに英文を前から理解し、英語の語順のまま読み進めるチャンクリーディングもおすすめです。全体を読み終えたら、分からない単語や表現の意味を確認して覚えるようにしましょう。慣れてきたら時間を測りながら読むと、読むスピードの向上につながります。
<おすすめ教材>
Pearson English Readersは英語学習者向けの洋書で、有名な小説や有名人の伝記など、豊富な種類が用意されています。レベルがEasy StartsからLevel6まで分けられており、難易度の調整もしやすいので、リーディングの精読・多読教材としても適しています。自分に合うレベルの好きな1冊を見つけてみてください。
- Prism READINGシリーズ(CAMBRIDGE)
- ラダーシリーズ (IBCパブリッシング)
- Pearson English Readers(通称Penguin Readers)(洋書 Pearson Education)
【学習法③】シャドーイングを行う
シャドーイングは音声を流し、聞いた内容を追いかけるように復唱するトレーニングです。シャドーイングは様々な単語のアクセントや英語のリズムに触れることができるので、英文を聞いて意味を理解する力の向上や、発音の改善が期待できます。
シャドーイングの手順としては、難しすぎないレベルでスクリプトのある音声素材を用意します。話すスピードが速すぎる素材も避けましょう。音声を流し、聞こえてくる音声のすぐ後を追いながら、発音を真似して復唱していきます。
また、初めて行う場合は、練習段階を設けて
STEP 1:スクリプトを見て、英文の内容を確認する
STEP 2:スクリプトを見ながら音読して、発音やアクセントを確認する
STEP 3:スクリプトを見ながらシャドーイングを行う
STEP 4:スクリプトを見ないでシャドーイングを行う
このような形でも構いません。慣れてきたら、英語のリズムやチャンク(意味の固まり)を意識して発音しましょう。
<おすすめ教材>
英語シャドーイング超入門(参考書 コスモピア)
聞き取りやすいスピードの音声でシャドーイングの練習ができる一冊。短い会話から長いインタビューやニュースまで幅広い素材が用意されており、段階を踏んだトレーニングができます。シャドーイング初心者におすすめです。CD付き。
VOA Learning English(WEBサイト)
VOAのニュースを聞けるウェブサイト。ゆっくりとした、聞き取りやすい速さで話されており、スクリプトも用意されているのでシャドーイングに適しています。様々なジャンルのニュースの中から、自分の興味に合ったニュースを探してみてください。
Gariben TV(YouTube)
有名人のスピーチを活用した英語教材。英語と日本語の字幕が両方用意されています。また、どれも10分以下の動画のためスキマ時間に気軽に聞けるのも嬉しいポイント。シャドーイングの練習用に最適で、中級者には中級レベルのコンテンツがおすすめです。
【学習法④】英語の名スピーチを再現する
続いて、学習法③のシャドーイングを発展させた、英語のスピーチを用いた学習法をご紹介します。英語のスピーチを学ぶメリットは、
・聞き手に向けたシンプルで分かりやすい表現
・論理的な構成(Introduction(序論)→Body(本論)→Conclusion(結論))
・伝わりやすい話し方(リズム・間を取り方・聞き取りやすいスピード)
・身体を使った表現(ジェスチャー・アイコンタクト)
これらを学べることです。上手なスピーチを再現することで、これらを自然と身に付けることができます。さらに自分が実際にスピーチやプレゼンを行う際にも役に立ちます。
おすすめの教材がYouTubeのGariben TVというチャンネルです。世界各国の有名人のスピーチやプレゼンテーションの切り抜き動画で、英語と日本語の両方の字幕を見ながらスピーチを聞くことができます。数多くのスピーチ動画がありますので、興味のある人やトピックを探してみましょう。
参考までに、中級者には以下の3つのスピーチがおすすめです。
①やる気が起きる10代の学生に聞かせたい話 Barack Obama
バラク・オバマ氏が学生に向けて話すスピーチです。所々スピードが速い部分がありますが、英語のリズムやジェスチャーが勉強になります。
②22 NYU卒業演説 何かを失う時何かを得る Taylor Swift
テイラー・スウィフト氏がニューヨーク大学で名誉博士学位を取得して卒業演説をする映像です。英語のリズム、間の取り方、自信を持った話し方が勉強になります。
③iphoneが世界に初めて紹介された日 Steve Jobs presentation
スティーブ・ジョブズ氏が2007年に初めてiPhoneを紹介する際のプレゼンテーションです。ユーモアを交えた紹介の仕方で多くの聞き手を盛り上げ、惹き付けています。
スピーチを再現する手順としては、まず動画を何度か視聴して内容を理解しましょう。次に英語の字幕を見ながら音声に合わせて音読しましょう。慣れてきたらスピーカーの動作に注目し、ジェスチャーやアイコンタクトの仕方を確認して、真似てみましょう。スラスラと言えるようになるまで繰り返してみてください。
【学習法⑤】英語で独り言
スピーキング対策として、英語で独り言を言うアウトプット活動がおすすめです。頭の中で即興で文章を考えて発話する実践練習ができます。何を話したらよいか分からないという方は、
(1) 自分の動作を描写する
(2) 1日の予定を話す
(3) 昨日の出来事を話す
(4) 友だちとの会話や仕事など、場面を設定して自由に話す
(5) 視界に入った人々を描写する
といった身近なことを話してみましょう。具体的に話す内容を見ていくと、
(1) 自分の動作を描写する例
I woke up at seven this morning, then I washed my face. Now I’m eating breakfast. Today’s menu is toast, fried egg, and yogurt. I drink coffee every day because it keeps me awake. My work starts at 9:00, so I must leave home by 8:30. According to the weather forecast, it is supposed to rain this afternoon. So, I will bring a folding umbrella. …
(5) 視界に入った人々を描写する例
I’m in a café near my house. I like this café because it is very spacious and the food is delicious. Today it is crowded with many people. At the table across from me, two women are sitting and talking pleasantly. They are probably in their 20s and look like college students. At the table next to me, a man is sitting and drinking a cup of coffee. He is using a computer, so he might be working. …
このような形です。取り組みやすいトピックで試してみてください。
また、英語の独り言が習慣になるまでは、いつ行うかも決めておきましょう。朝起きた時、お風呂に入りながら、家事をしながら、移動中、寝る前など、取り組みやすいタイミングを探してみてください。
初めは短文で構いませんが、慣れてきたら長文で話すことを意識しましょう。分からない単語や表現などが出きたら、まずは自分の知っている単語で表現できないかを考え、次に単語や表現を調べてもう一度発話してみるとよいでしょう。学習法①で学んだ単語やフレーズ、オリジナルの例文を用いることができると、より効果的です。慣れてくると、ストーリーを円滑に話すことができるようになります。
<おすすめ教材>
ご自身で取り組んで頂く課題のため、特に教材の指定はありませんが、独り言の学習には先に紹介したが『起きてから寝るまで口慣らし練習帳』(アルク)などが参考になります。
また、『リアルな英語の9割は海外ドラマで学べる』(池田書店)なども、日常シーンの会話をリアルなシチュエーションとともに学べますので、独り言で使いたくなる表現が豊富です。もし、何かしらの教材を元に取り組みたい場合はご利用ください。
【学習法⑥】英会話レッスンで講師と実践練習
最後に、スピーキングの対策として英会話レッスンを活用した学習法を紹介します。中級者の方は英会話レッスンでパターンプラクティスとロールプレイを積極的に講師と一緒に行いましょう。
(1) パターンプラクティスのメリット
パターンプラクティスは1つの学習項目を複数のパターンで繰り返し練習する手法で、学習項目を運用できるようになり、定着しやすくなります。また文章を組み立てるスピードが上がるので、テンポの良い会話ができるようになります。例えば、
It’s not easy for him to get up early every morning.
「彼にとって毎朝早起きするのは簡単ではない」
という一文から赤字の表現を学んだ場合、この表現を使った他の文章もあわせて練習します。以下は一例で、自分の身の回りの状況で例文を作成すると実際の会話でも使いやすくなります。
It is not easy for me to pass the time without my smartphone.
「私にとってスマホから離れて過ごすのは簡単ではない」
It is not easy for my friend to jog every day.
「私の友だちにとって毎日ジョギングするのは簡単ではない」
It is not easy for my father to quit drinking alcohol.
「私の父にとってお酒を断つのは簡単ではない」
このような他の文を作って繰り返し練習することで、学んだ文法内容が定着し、その表現を用いた文を組み立てるのに慣れることができます。また、英語でどう表現したらよいか分からない時は、知っている単語やフレーズで表現できないかを考えてみましょう。講師も言いたいことを汲み取ってサポートしてくれますよ。
(2) ロールプレイのメリット
ロールプレイは与えられた場面において、その役になりきって会話をする手法です。ロールプレイを行うことで、会話の流れとその場で使える表現を把握することができます。また、事前に練習を積んでおくことで、実際にその場面になったときに落ち着いて会話ができるようになります。
例として、ホテルのチェックインの場合のやりとりを見てみましょう。
Guest:Hello, I’d like to check in. 「こんにちは、チェックインをしたいのですが」
Staff:Welcome to ABC hotel. May I have your name? 「ABCホテルへようこそ。お名前をお願いします」
Guest:My name is Yuki Sato. 「サトウユウキです」
Staff:OK. May I see your booking confirmation and your passport, please? We will need your credit card, too.
「承知しました。予約画面とパスポートを見せてください。クレジットカードも必要です」
Guest:Here you are. I reserved a non-smoking single room.「どうぞ。禁煙のシングルルームを予約しました」
Staff:Thank you very much. Please wait a moment while I check it. 「ありがとうございます。確認しますので少々お待ちください。」
…
初めは講師がStaff、あなたがGuestの役割でセリフを読み、次は役を入れ替えて読みます。続いて会話に出てきた重要な表現(太字)を確認し、スラスラと言えるようになるまで練習していきます。また、(1)でご紹介したパターンプラクティスを行うと効果的です。
もし英語を学習する目的が海外旅行であれば、レッスンの中で入国審査・ホテルのチェックイン・レストランでの注文・タクシーで行先を伝える等の場面でのロールプレイをしておくと、実際に旅行をした際に役に立ちます。また、学習の目的がビジネスの方は、同僚との会話・会議での発言や進行・プレゼンテーション・上司への報告等の場面でのロールプレイがおすすめです。
フライト英会話では学習目的とレベルに沿った教材をご提案し、講師がパターンプラクティスやロールプレイを取り入れた指導を行いますので、効果的なスピーキングの練習を積むことができます。
その他の中級者向けおすすめ教材
レシピ―(POLYGLOTS)(アプリ)
日常会話・ビジネス・資格対策の目的別に、4技能(聞く・読む・話す・書く)を学習できるアプリ。自分の情報を入力すると、AIが適したカリキュラムを提案してくれます。短時間でも利用できるので、移動中や寝る前などのスキマ時間にもおすすめです。iOS, Androidに対応。
All Ears English Podcast(ポッドキャスト)
ネイティブ同士の会話を聞きながらリアルな表現を学ぶことができるポッドキャスト。発音対策・ビジネス・IELTSの目的別に、豊富なコンテンツが用意されています。お手持ちのポッドキャストを再生できるアプリから検索してみてください。
<あわせて読みたい>
英語学習におすすめのトレーニング法9選!レベルに合わせて解説
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8.上級者向け学習法とおすすめ教材(Level8~9)
【学習法①】自分の発話を録音(録画)して確認する
自分が伝えたいことを的確に表現するためには、文法の正確性や単語選びに気を配りながら話す練習をしましょう。そこで自分の発話を録音(録画)して確認することがおすすめです。
手順としては、英語で独り言(中級者向けの【学習法④】参照)、リーディング(中級者向けの【学習法②】参照)した内容を要約する、その他の教材で扱ったトピックについて自分の意見を述べる、などの即興で発話をする場を作り、パソコンやスマホで自分の音声を録音します。動画で撮ると表情や動作も確認できるので、できれば動画がおすすめです。
次に発話が終わったら、録音(録画)した音声や動画を見て、名詞の単複が誤っていないか、三単現のsが抜けていないか、時制が正しいか、などの基本的な文法の観点や、より適した表現がないかを時間をかけて丁寧に確認していきましょう。それが終わったら、次は区切りやイントネーション、間の取り方、動画の場合は表情や目線にも注目して、聞き手にとって分かりやすい話し方ができているかを確認します。
最後に、気付いた点を改善することを意識して、もう一度同じ内容を発話して録音(録画)していきましょう。自分の発話を客観的に見ることで得られた気付きは、実際の英会話の場面でも活かされていきます。
<おすすめ教材>
英語を話す力が飛躍的にアップする新メソッド(参考書 三修社)
与えられたテーマに関する短い英文を読み、自分の意見を話すトレーニングができる一冊。いきなり話すのではなく、手順が示されているので無理なく進められます。時事問題や社会問題など60テーマが収録されており、独学でのスピーキング練習に最適です。
【学習法②】リアルな素材にたくさん触れる
市販の教材や資格対策用の音声素材は、学習者が聞き取りやすい配慮がされているので、英語の上級者にとってはだんだんと役不足になっていきます。ネイティブのリアルな発話を聞いて理解できるようになるには、海外のニュースやプレゼンテーション、インタビュー、ドラマなどのリアルな素材にたくさん触れて、語彙やフレーズをインプットしていきましょう。
慣れてきたらジャンルを狭めず、あまり興味がわかない話題にもチャレンジしていくと、語彙の領域が増え、会話の引き出しも増えていきます。分からない単語やフレーズが出てきたら、英英辞典を使って意味と例文を確認しましょう。以下のオンラインの英英辞書が便利ですので、活用してみてください。
<おすすめ教材>
BBC Learning English(YouTube、ポッドキャスト BBC)
イギリスの公共放送が提供するチャンネルで、発音のポイント、ライティングのコツ、聞き流しができる素材など英語学習に役立つ様々なコンテンツが掲載されています。シャドーイング・コピーイング・ディクトグロスなどの学習の際にもおすすめです。
NHK World Japan(アプリ)
19か国の言語に対応しているNHKの国際放送です。英語に設定すれば、最新のニュース・動画・ドラマ・アニメなどのコンテンツを見ることができます。動画とスクリプトのシンプルな構成で、上級者にとっては使いやすいアプリかと思います。iOS, Androidに対応。
【学習法③】ディクトグロス
ディクトグロスは、ディクテーションを発展させたトレーニングで、これまで取り組んできた単語や文法、リスニング力を総動員させて行う上級者向けのトレーニングです。手順としては、まずスクリプト付きの音声素材を用意して、メモを取りながら音声を聞きます。1度で聞き取るのが難しければ、2~3回音声を繰り返して聞きましょう。次に聞き取ったメモを参考に、もとの英文を復元していきます。全く同じ文章でなくても、内容が合っていれば大丈夫です。作業が終わったらもとの英文と比較し、書けなかった単語や表現、文法の誤りなどを確認して正しい内容に修正します。慣れるまでは短めの英文で行い、徐々に素材の難易度を上げていきましょう。
では実際に、ディクトグロスに取り組んだ例を見てみましょう。
<聞き取る音声の例>
JOHANNESBURG — Meat may be meeting its match, as more and more South Africans are experimenting with vegetarian and vegan lifestyles. Veganism — which entails cutting out all meat and animal-derived products, such as dairy, eggs and honey — is slowly growing globally. A Google Trends report puts South Africa at 14th globally in searches for “vegan,” the only African nation to rank so high. While there is no official count of how many vegans there are in South Africa, the interest has led a sprouting of vegetarian and vegan restaurants in Johannesburg, the nation’s economic hub. And this year, Africa’s first large-scale vegan and plant-based exposition will land in Cape Town. (VOAより引用)
<復元した英文と修正例(取り消し線と太字)>
More and more South Africans are experimenting with vegetarian and vegan lifestyles. Meat may be meeting its match. Veganism is entails cutting out all meat and animal-derived products, such as dairy, eggs and honey, which is slowly growing globally. A Google Trends report says South Africa ranks 14th in the world for “vegan” searches., the only African nation to rank so high. While there is no official report count of how many vegans there are in South Africa, this interest makes more vegetarian and vegan restaurants in Yohannesburg Johannesburg, the nation’s economic hub. This year, Africa’s first large-scale vegan and plant-based exhibition exposition will land in Cape Town.
聞き取った音声のスクリプトと見比べて、スペルミスや前置詞の抜けなどの文法の誤り、聞き取れなかった部分などを修正します。このようにディクトグロスはリスニング力だけでなく、語彙力や文法力も必要な活動ですので、正確にアウトプットする力を鍛えるのに役立ちます。
<おすすめ教材>
VOA Learning English
VOAのニュースを聞けるウェブサイト。中級者のシャドーイングの教材としてもご紹介しましたが、ディクトグロスにも適しています。聞き取りやすいスピードで話されているので、ディクトグロスの初心者におすすめです。
TEDICT(アプリ)
TEDの動画を使ってディクテーションができるアプリ。ディクトグロスにも使えます。再生速度を変えられますし、スクリプトや単語もまとまっているので効率よく学習できる、便利なアプリです。通常のディクテーションだけでなく、TEDICTisyという単語を選択する形式の機能もあります。iOS, Androidに対応しています。
【学習法④】コピーイング
コピーイングは、ネイティブスピーカーのスピードや発音、息継ぎを細部まで真似て発話するトレーニングです。手順としては、音声とスクリプトのある素材を用意します。音声を聞いて、単語の個々の発音・アクセント・イントネーション・ポーズを意識して、ナレーターの発音を真似します。フレーズごとに音声を止めて、発音できたら次に進んでいきます。カラオケをイメージすると分かりやすいかもしれません。コピーイングのトレーニングを続けていくと、発音・抑揚・リズム・イントネーションなどが自然と上達していきます。
例として、音声は用意できませんが、以下の英文をコピーイングする場合、
Around the world (/), food prices are persistently (/), painfully high. Puzzlingly, too. On global markets (/), the prices of grains, vegetable oil, dairy and other agricultural commodities have fallen steadily from record highs. But the relief hasn’t made it to the real world of shopkeepers (/), street vendors and families trying to make ends meet. (VOAより引用)
太字はつながって読まれる語、persistently, Puzzlingly, agricultural, shopkeepersはアクセントの位置に注意する語、dairy, vendorsは発音に注意する語、(/)は一息ついて読むとよい箇所です。コピーイングをする際は、これらの点を意識して音声を真似てみましょう。
<おすすめ教材>
LearnEnglish Videos(アプリ)
British Councilが提供するアプリで、短い動画が数多く用意されています。スクリプトが音声の進みに合わせて動くので使いやすく、コピーイングの素材としてもおすすめです。iOS, Androidに対応しています。
【学習法⑤】英語の名スピーチを再現する
続いて、学習法④のコピーイングを発展させた、英語のスピーチを用いた学習法をご紹介します。英語のスピーチを学ぶメリットは、
・聞き手に向けたシンプルで分かりやすい表現
・論理的な構成(Introduction(序論)→Body(本論)→Conclusion(結論))
・伝わりやすい話し方(リズム・間を取り方・聞き取りやすいスピード)
・身体を使った表現(ジェスチャー・アイコンタクト)
これらを学べることです。上手なスピーチを再現することで、これらを自然と身に付けることができます。さらに自分が実際にスピーチやプレゼンを行う際にも役に立ちます。
おすすめの教材がYouTubeのGariben TVというチャンネルです。世界各国の有名人のスピーチやプレゼンテーションの切り抜き動画で、英語と日本語の両方の字幕を見ながらスピーチを聞くことができます。数多くのスピーチ動画がありますので、興味のある人やトピックを探してみましょう。
参考までに、上級者には以下の3つのスピーチがおすすめです。
①アン・ハサウェイスピーチ 2022年国際女性デー演説
アン・ハサウェイ氏が2022年11月にG20ビジネスサミットで行ったスピーチ映像。クリアな発音ですが、話すスピードが速いので上級者向けです。速度を調整して、何度も聞いてみてください。
②Metaの時代アバターの驚くべき進化 Mark Zuckerberg
Meta社の創業者のマーク・ザッカーバーグ氏がアバター技術について語るスピーチです。聞き取りやすい発音で、語の強調の仕方やジェスチャーが参考になります。
③面接する時に彼が必ず言う同じ質問 Elon Musk
イーロン・マスク氏が人を採用する際に問う質問について語ったインタビュー映像です。穏やかで淡々とした口調なので聞き取りづらいかもしれませんが、英語字幕と合わせて聞いてみてください。
スピーチを再現する手順としては、まず動画を何度か視聴して内容を理解しましょう。次に英語の字幕を見ながら音声に合わせて音読しましょう。慣れてきたらスピーカーの動作に注目し、ジェスチャーやアイコンタクトの仕方を確認して、真似てみましょう。スラスラと言えるようになるまで繰り返してみてください。
【学習法⑥】英会話レッスンで実務を想定した練習を積む
最後に、スピーキングの対策として英会話レッスンを活用した学習法を紹介します。上級者の方は現在仕事で英語を使っていてさらにレベルアップしたい方、TOEFLやIELTS、英検の高いスコアや級を目指している方も多いかと思います。そのような方には、レッスンでは教材を使わずに、仕事の実際の場面での想定練習や資格試験のスピーキングテストの想定練習がおすすめです。
(1) 仕事の実務に合った練習のメリット
ビジネス向けの教材では仕事で使える表現を学ぶことができますが、出てくる専門用語は業界や職種が限られていますし、自分の実務にフィットさせるには限界があります。フライト英会話では、教材を使わないレッスンにも対応しているので、同僚との会話・会議の進行・プレゼンテーションの練習をすることができます。実際に、仕事でプレゼンを控えていて、レッスンの場で練習される受講生もいらっしゃいます。
レッスンの場で練習をするメリットは、講師から客観的なフィードバックをもらえることです。文法の誤りだけでなく、聞き手として分かりにくい表現があった場合は指摘をもらえますし、より良い表現があれば提案してくれます。また内容面だけでなく、間の取り方やリズムなど、流ちょうに話せているかの観点でもアドバイスをもらえます。既に仕事で英語を使っている方は、ぜひレッスンの時間を活用してみてください。
(2) 資格試験のスピーキングテストの練習のメリット
TOEFLは画面に向かっての録音形式、IELTSと英検では試験官とのインタビュー形式でテストが行われます。試験によって出題形式は様々ですが、限られた時間で回答すること、即興で自分の考えを表現する力が求められます。独学でも対策はできますが、一人で面接の練習は難しいと感じることも。
レッスンを試験対策に活用することで、試験問題に回答する状況に慣れることができるので、本番でも落ち着いて対応しやすくなります。フライト英会話では過去問の対策ができるので、本格的な練習をすることができます。時間を測りながら回答し、その内容や話し方に対してフィードバックをもらえるので、自分の弱点に気付くことができます。試験を控えている方は、ぜひレッスンを活用してみてください。
その他の上級者向けおすすめ教材
異文化理解で変わるビジネス英会話・チャット 状況・場面115(参考書 Z会)
ビジネスの場面における、チャット・オフィストーク・会議・スモールトークなど 115の会話例が収録されています。役立つ表現だけでなく、ビジネスにおけるコミュニケーションの秘訣も学ぶことができるので、仕事で使える英語を学びたい方におすすめです。
ELSA Speak(アプリ)
発音矯正ができるアプリです。AIがネイティブの発音と比較する形で発音を評価し、弱点や正しい発音を指導してくれます。またアセスメントが用意されているので、効果を実感しやすいのも嬉しいポイント。発音に自信がない人、スピーキングを強化したい人におすすめのアプリです。iOS, Androidに対応しています。
バイリンガルニュース(ポッドキャスト)
世界の様々なニュースを日本語と英語の両言語で提供しているポッドキャストです。英語と日本が混ざったバイリンガル形式の会話が新鮮で、リアルな会話を聞くことができます。お手持ちのポッドキャストを再生できるアプリから検索してみてください。
再現トレーニング用のおすすめ教材
最後に、英語スピーカーの再現トレーニングを行うときに便利なコンテンツを紹介します。どの英語レベルの方にも使えるので、初級者・中級者の方も活用してみてください。
フレンズ英会話カフェ
海外ドラマのフレンズを用いてフレーズを学べるYouTubeチャンネルです。各シーンに対して字幕が用意されています。シャドーイング向けにも加工されているので、シャドーイングの練習用にもおすすめです。
Eigo Life
有名人のインタビューやスピーチを、英語と日本語の両方の字幕を見ながら聞くことができるチャンネルです。2分の短いものから10分以上の長いものもあります。興味のある動画を見つけてみてください。
Yopi’s English School
ネイティブのスピーチ・インタビュー・対話などの様々なコンテンツを、英語と日本語の両方の字幕を見ながら聞くことができるチャンネルです。出てきた重要なフレーズを分かりやすく解説してくれているので、楽しく学ぶことができます。
9.スピーキングをどう練習する?英会話スクールを活用するメリットを知ろう
スピーキングの練習を独学で行っていると、相手に伝わる発音で話せているのか分からなかったり、文法が正しいのか自信がなかったり、一方的な発話だけでなく返答がほしいと思うことも。AIと会話ができる英会話アプリや気軽に複数人で話せる英会話カフェに行く方法もありますが、効率的に実践練習を積むには英会話スクールが役立ちます。
英会話スクールに通うメリットは、アウトプットの機会を格段に増やせること、講師に気軽に質問できること、講師が発話の誤りだけでなく、より良い表現を教えてくれるので表現の幅が広がること、カウンセラーのサポートによってモチベーションを維持しやすいことがあります。
数ある英会話スクールの中でもフライト英会話では、自分に合ったオーダーメイドカリキュラムに沿って、フィリピン人講師とマンツーマンのレッスンを受けられます。自分の発話に対してもその場でフィードバックをもらえますし、レッスン外の勉強もフォローアップしてもらえる点も魅力的です。また、通学型の対面レッスンと、オンラインでのレッスンを選べます。
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10.フライト英会話で学ぶ受講生のインタビュー
フライト英会話に通い、実際に英語力をアップされた2人の受講生にお話を聞きました。
【受講生①】Aさん(初心者)
3か月半でLevel 2→Level 3を達成されたAさん。「通学プラン」に通われている20代会社員の女性です。
学習開始時と3ヶ月半後のアセスメントの結果はこちらです。
【Before(開始時)】
【After(3か月半後)】
①学習を始めたきっかけは何ですか?
感染症もだいぶ落ち着いてきたので、約3年ぶりに海外旅行を計画しました。行き先はアメリカのロサンゼルスとシアトルです。現地で好きなアーティストのイベントにも参加できることになりました。海外旅行を最大限楽しみたいですし、現地のファンの方々とも話す機会があると思い、英会話の力をつけたくてフライト英会話に通うことにしました。旅行先では実際に対面で話すことになるので、「通学プラン」を選択しました。今はレッスンの前後に恵比寿のカフェやお店に寄るのが楽しみなので、通学プランにして良かったなと思います。
②通い始めた当初、不安だったことはありましたか?
英語は学校で習ったきりで、文法も単語も忘れてしまっていたことです。自分がレッスンを続けられるかも不安でした。
③英語学習で大変なことはありましたか?
レッスン中、言いたいことがあるのに文章を組み立てられないもどかしさがありました。英語で表現できないと無意識に日本語が出てきてしまうことも。言葉を発することに精一杯で、文法に気を配る余裕もありませんでした。
④3か月半でLevel 2→3を達成されましたね。その過程について教えてください。
単語と文法の基礎を学び直しながらレッスンの回数を重ねるうちに、講師からの質問に対して徐々に文章で答えられるようになっていきました。今は話しながら自分の発話の誤りにも気付けるようになっています。レッスン中は分からない単語や表現を講師が分かりやすく教えてくれ、間違えても優しく訂正してくれるので、楽しく英語を学ぶことができました。
教材には日常会話で使える内容が多く含まれていたので、海外旅行に特化した英語というよりも、日常会話を幅広く学ぶことができています。
また、もともと話すことが好きなので、旅行の計画や好きなグループの話、昨日の出来事などを聞いてもらったりと、講師と雑談の時間が楽しくてモチベーションになっていました。講師には日本語を使えないことが、自分にとってはプラスでした。せっかく継続できているので、海外旅行の後も続けたいと思っています。
⑤この記事を読んでいる方に向けて、学習法や自分なりの工夫点を教えてください。
やはり最初は単語・フレーズと文法を重視して覚えました。覚えたものをレッスンの中で使うことを繰り返す中で、徐々に話せる量が増えたと思います。
私は海外旅行で英語を話すことが目的なので、教材に出てきた旅行先で使えそうな単語や表現を、シーン別にノートにまとめています。自分が実際に使いそうな内容に変えた英文を作っておいて、旅行先でそのまま使うつもりです。旅行までに暗記しておくのがベストだと思っています。
また、リスニングも苦手なので、Duolingoのアプリを使って短い英文のリスニングから始めました。Duolingoはリスニング以外にも単語の確認や和訳、文の組み立てなどの練習もできて便利です。これは主に電車での移動中に使っています。
習慣の面で言えば、通う曜日を水曜日と土曜日と定めて、土曜日はなるべく午前中にレッスンを受けて、その後に近くのカフェで復習してから帰宅するのをルーティンにしています。お気に入りのカフェを探したり、美味しい飲み物を飲む時間がレッスン後の楽しみになっています。
⑥最後にメッセージをお願いします!
私にとっては海外旅行でしたが、英語を学ぶ目的をはっきりと持つとモチベーションを保ちやすいと思います。そして楽しくないと続けるのは難しいので、頑張った先の楽しみを作りながらやっていくのも大事かと思います。フライト英会話の講師の方々は優しくてフレンドリーなので、英会話が初心者の方にもおすすめです!
【受講生②】Bさん(中級者)
受講前から独学でビジネス英語を学んでいた、30代女性の会社員のBさん。フライト英会話の「オンラインプラン」に通われて、約4か月で「語彙」と「発音」の項目のレベルを1つ上げています。
学習開始時と4ヶ月後のアセスメントの結果はこちらです。
【Before(開始時)】
【After(4か月後)】
①学習を始めたきっかけは何ですか?
会社で海外に向けて商品を展開する仕事を担当することになり、社内のネイティブやバイリンガルの社員と一緒に仕事をしたり、海外の取引先と英語で会議をする機会が増えました。会議で自分の意見を述べたり進行役を務められる英語力と、同僚と英語でコミュニケーションをとる力がすぐに必要になりました。これまで独学でビジネス英語を学んできましたが、もっとスピードを上げて英語力を引き上げたかったので、受講を決めました。
②通い始めた当初、不安だったことはありましたか?
仕事が忙しい中、レッスンの時間を捻出できるかが一番不安でした。また、通うことで英語力がついたと実感できるのかも不安で。レッスンの時間に関しては、移動時間が不要で自宅から参加できる「オンラインプラン」を選択しました。英語力に関しては、初回にアセスメントを受けたことで自分の英語力を可視化でき、自分のレベルと目的に沿ったパーソナルプランを作ってもらったことで、少し不安が減りました。また、定期的に自分のレベルを確認できると知り、目標に向けて頑張ろうと思い受講を決めました。
③英語学習で大変なことはありましたか?
やはり仕事をしながらの両立が大変でした。仕事では時期によって繁忙期がありますし、平日は帰宅時間が遅くなることもあります。在宅勤務を月に数回できる環境なので、レッスンは特にその日を狙って受講しました。平日は疲れてどうにも勉強する気が起きないときがあり、そのようなときは土日にまとめて学習時間を確保するようにしました。週単位で勉強時間を確保できればよいというスタンスです。
また、仕事でも英語を使うので、日中は会議の準備や資料を作り、プライベートではレッスンの復習をしていると、英語のことで頭がパンクしそうになりました。
④約4か月でVocabulary(語彙)とPronunciation(発音)のレベルが上がりましたね。もともと中級レベルの力をお持ちで、そこからの短期間での向上は素晴らしいです。その過程について教えてください。
レッスンを通じて、自分にはビジネス英語のフォーマルな言い回しの知識が不足していることを実感しました。教材に出てきた表現は必ず覚えるようにしたのですが、教材の内容は架空の場面設定でそのままでは自分の仕事では使えないので、自分の仕事で使える表現にカスタマイズしてから覚えるようにしました。実際に仕事の場でその表現を使えた時は、心の中で嬉しかったです。
発音については、レッスン中に講師が自分では気付かない誤りや癖を教えてくれて、とても参考になりました。仕事で英語を使う時も相手にきちんと伝わっているのか、自分の発音はこれで良いのか不安に思うことがよくあったので、講師から「ちゃんと通じているよ」と言ってもらったことが自信になりました。現在はアセスメントで全部の項目が目標レベルに達するのを目指して頑張っています。
⑤この記事を読んでいる方に向けて、学習法や自分なりの工夫点を教えてください。
フライト英会話では教材を使わないレッスンにも対応してくれるので、翌日に仕事で進行役を務める会議を控えた日のレッスンでは、会議進行に必要な表現を練習したり、また別の日にはプレゼンの練習を聞いてもらってアドバイスをもらったりと、レッスンを活用しています。レッスンで学んだことを仕事場で実践し、上手くいかなかったことは改善することの繰り返しが大事だと感じています。
⑥最後にメッセージをお願いします!
仕事とレッスンの両立は確かに大変に感じることもありますが、自分の発音の弱点や話し方の癖など、レッスンに通わなければ気付けなかったことがあったので、私は通って良かったと思っています。英会話の上達のためには、学んだことを実際に使う場が必要だと思うので、自分にあった方法を探してみてください!
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11.学習に必要な費用の目安
①オンライン英会話を活用して、独学で英会話を勉強する場合
②英会話スクールと独学を組み合わせて、英会話を勉強する場合
の2パタンで1年間学習する場合、以下の料金がかかります。学習期間やスピーキングの勉強方法によって金額が変わってきますので、自分にはどの形が最適かを検討してみてください。
①オンライン英会話を活用して、独学で英会話を勉強する場合
単語・フレーズ | 単語帳 1冊 | ¥1,500 |
文法 | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
リスニング | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
リーディング | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
ライティング | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
スピーキング | オンラインプラン* (1レッスン25分の場合) | ¥78,000~¥138,000 |
アプリ | 1年間利用 (¥1000/月の場合) | ¥12,000 |
合計 | ¥99,500~¥159,500 |
②英会話スクールと独学を組み合わせて、英会話を勉強する場合
単語・フレーズ | 単語帳 1冊 | ¥1,500 |
文法 | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
リスニング | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
リーディング | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
ライティング | 参考書 1冊 | ¥2,000 |
スピーキング | 通学プラン* (1レッスン25分の場合) | ¥156,000~¥285,600 |
アプリ | 1年間利用 (¥1000/月の場合) | ¥12,000 |
合計 | ¥177,500~¥307,100 |
補足:
・上記の①②は学習期間が1年間の場合の税抜の金額です。購入する参考書や通うスクールによって金額は異なります。
・フライト英会話を利用する場合で計算しています。別途、入会金と教材費がかかります。
12.まとめ
冒頭でもお伝えした通り、現在の自分の英語レベルと目指すゴールまでの道のりを知り、自分に合った学習法で学習することが英会話の上達の近道です。どのレベルにおいても知識のインプットと、学んだ知識を実際に使うアウトプットの両方を行うことが重要になります。とくに独学しづらいスピーキングの対策には様々な選択肢があるので、自分に合ったやり方を探してみてください。
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英語学習に取り組む大人の皆さんに向けて、英語学習ノウハウ、お役立ち英語表現、講師インタビュー、お知らせなどを配信しています。編集部は海外留学経験があるメンバーや、これまでに数多くの英会話サービスに携わったメンバーで構成されており、英語学習に関する良質なコンテンツの作成・提供を心掛けています。
英語を話せるようになりたくて勉強しているのに、間違った情報、膨大な情報に振り回されて諦めかけている方々に。絶対に話せるようになる正しい学習法があると気付いてもらい、効率的に、楽しく続けられる具体的なメソッドを、どのサイトよりも分かりやすく伝えていきます。
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